ハリーポッターはイギリスの冬を閉じ込めた映画。
ハリーポッターの最新作を観てきました。
結婚する前から、妻とワーナーマイカルで
毎回観てるんですけど、
何作目だったか、観終わった後の妻との会話は、
「スリザリンの談話室、見れたね」でした。
ハリーポッターの私的な魅力は、
とにかく美しいイギリスの風景。
重厚なホグワーツのお城の陰影。
お城のアーチの造形。
回廊の奥まで届かない光。
雪の積もった中庭。
ダークなブルーとグレーの色彩設計。
イギリスの伝統に根ざした重厚な美術。
北ヨーロッパの伝統に根ざした深遠な物語の世界観。
深遠な世界観を誘発する語感。
(ホグワーツ、ダンブルドア、グリフィンドール、
スリザリン、ハッフルパフ、レイブンクロー、トロール
ゴブリン、ダイアゴン横町、アズカバン。。。)
そして、あのテーマの音楽。
(今回のエンドロールの2曲目に流れる
歌もすごくよかった。。)
シリーズでいちばん好きなシーンは、
「アズカバンの囚人」の中の、バックビークで飛ぶシーン。
馬と鳥のあわさったようなバックビークにハリーが乗って、
湖と低い山並が連なるそれはそれは美しい風景を優雅に飛ぶ。
しばらくあたりを旋回した後、バックビークは、
湖の湖面すれすれに、低空飛行しながら、
曲げた足の甲(?)の部分を、水面にサーッとつける。
水面にきもちのいいラインがひかれる。
このシーンは最高。
なぜバックビークが水面に足をつけるのかわからないけど、
説明がつかないから、余計素晴らしい。
あとホグワーツ魔法学校へ行くまでの
列車を空撮で撮るときの絵もきれいだし、
駅からホグワーツの城に行くまでの馬車のシーンで、
遠く向こうにお城が見えているシーンも
いつも素晴らしい。
雪の時がいちばんよかった。
大きなクリスマスツリーに、
オーナメントを魔法の杖で持ち上げて、
飾るところも好き。
ツリーごと、魔法で出せるはずなのに。。笑
そう、冬のシーンは、どれも好き。
ハリーポッターはイギリスの冬を閉じ込めた映画かもしれない。
今回も、お城の美しい窓の造形や光、
新しい先生やダンブルドア校長の重厚な部屋が見れて
うれしかった。
ラテン語みたいな文字が書いてあるアーチも美しかった。
フィレンチェのサンタマリアノベッラという
香水のお店を思い出した。
あ〜、ハリーポッターの人物に焦点をあてすぎない、
世界観の写真集だして欲しい。。
てなことを思いながら、今出てるフィガロジャポンの
「イギリス湖水地方」特集を穴のあくほど見てしまう。
日本にきてから、息子がハリーポッターに興味を持ったので、私も一緒に初めのお話から見ています。
私の中でタイムリーな記事でして・・嬉しい(^^)
この映画のイギリスの風景や建物、素晴らしいですよね。大好きです。
まだ見たばっかりですが、最終話まで見たいな。。この夏で一気に見るなんて贅沢かな(^^;)
いいなあ。海、きれいなんでしょうね。。
ハリー、一気見も贅沢ですね。。
一気に見て、うとうとしてしまうのも
これまた贅沢かも。。笑
真夏に冷房のきいた涼しい部屋で、
湖水地方やスコットランドの風景の映画を
見るのもいいかもしれませんね。。