ローマと仕事。
夕べ、須賀さんのイタリアの番組をBSでやっていて
やはり、イタリアは、デザインの極度の集中だな、
と思った。
特にローマ、市街の路地みたいなところがでてきたけど、
アーチ、窓枠、ランプ、なんかの造形がとても豊か。
こういうのを見てしまうと、
すべての道が続いたローマが中心で、
外周にいくにしたがい、詰めがあまくなるようにも感じる。
あと、番組で出て来た南イタリアの料理も
豊かで美味しそうで圧巻だった。
ピッツア、モッツアレラとトマト、生ハムといちじく、
魚介フリットミスト、ドルチェ、レモンチェッロ。。
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金曜日、夜、ある広告代理店さんに打ち合わせに行った。
うちの会社は、直クライアントが多くて、
代理店さんとからむことは、珍しく、
その広告代理店さんに行ったのは、はじめてだった。
むかし、就職活動をしていたころ、
広告をめざすものにとっては、憧れの代理店さん。。
今回は、その代理店さんと一緒に競合プレに参加する。
わりと雲をつかむような感じで、
なかなかやるべきことが見つけづらかった。
いろいろ会社のチームのみんなで
さぐっているうちに、
この考え方で、ひっぱって、
要素をぐさりとくしざそう、という戦略ワードと
企画ストーリーを思いついた。
それを代理店さんに行って、
プレしたら、リーダーのこだわりのある部長さんが、
うん、いいですね。
と言ってくれた。
すごくうれしかった。
こういうときのうれしさって
日々の憂鬱とかを一瞬で飛び越える。
ローマやイタリアのなにかの
豊かさのようなものが、一瞬もたらされる。
最近、新人中間管理職の悲哀をうんと味わっていたので、
評価してくれるひともいるんだ、と思う。
まだなにも結果になってないし、
まだまだつめなければならないし、
途中でこねくりすぎて意味のないものに
なることも多々あるけど、
こういう一個一個の、通じた、という
うれしさを味わうと、
ついついこの仕事を続けてしまう。