運命とか、状況とか、そんなもので、美しい生の創造を止めるわけにはいかない。
8月5日 のROCK IN JAPAN FES WING TENTに
矢野顕子さんが、ひとりで出演することが決まった。
当初、yanokamiというユニットで出演する予定だった。
相方のレイ・ハラカミさんは、先日急逝した。
ユニットでもバンドでも、一緒に名前をつけて
なにかつくるのは、特殊なくらい近いなにかが生まれていたはず。
そういうひとを失う、ということ。
でも、ひとりでの出演を決めたのは、
とっても矢野さんらしい、と思う。
たったひとりでもうたうよ、というのが、
そもそも矢野さんの音楽だから。
息の苦しい真夜中、仕事でどうしてもクリアしなければ、
ならないことがあるとき、
あるいは、本当に感動するものと出会った時、
そのとき、たとえ近くに家族や恋人、親友がいても、
ひとは孤独だと思う。
そして、その孤独こそがそのひとを育てる。
なにかを嘆く、非難する、というのは、
その対象に依存しているから。
気温が、がくんとさがったひんやりとした朝、
霧の中に凛と咲く、大きな百合と出会ってしまったような
矢野さんの音楽。
依存から最も遠い美しい生の創造。
美しさは、いつも、孤独と強い意志でできている。
だから、あえて書くけど、
運命とか、状況とか、そんなもので、美しい生の創造を
止めるわけにはいかないんだ。
だから矢野さんは、ひとりでうたいにいく。
8月5日 のROCK IN JAPAN FES WING TENT
予定通り17:00に。
ふふっ わたしも起きてるの。
家の人たちも寝静まり
犬も
足元で丸くなっているというのにね。。
うん、いろいろありますね、生きてると。
孤独について。。上手く言えるかわからないけど。
たとえば、映画を観る、音楽を聞く、小説を読む、
感動する。
そういうとき、誰かと共感、共鳴しあうことは
できるけれど、ほんとうの細部まで、根源まで
共感することはできない。
あるいは、したくない。
そもそも感動とは、とても極私的なものではないか。
そもそも仕事する、成長する、生きるとは、
極私的なものではないか。
そこに価値がある、悦楽がある気がします。
ふさわしい相手、あるいは、友人というのは、
きちんと自分が孤独になれるひと、かもしれません。
そういう意味では、孤独というのは、
断絶という意味ではなく、
そこからでしか、本当の関係性がはじまらない
という、はじまりの言葉なのでは、
と思います。
きちんと孤独でないと、きちんとひとに
出会うことすらできない。
そんなことを、わたしは、
のだめカンタービレから学びました。。☆
のだめにはたびたび教えられます。。