状況にからだを慣らす。
リバティプリントのカード。
ある本に、こんなようなことが
書いてあった。
つらい失恋にも慣れてくる。
怖い映画を何度も観ると
怖くなくなるように。
足のこんもり感がやばいマグネット。
肉体的にハードな状況は別だけど、
精神的に、滅入る状況、憤る状況、には、
からだを慣らしていく。
近所のフランスのひとがやってる
パン屋さんで買ったテーブルクロス。
談志さんが言うように、
現実は、いつも、事実。
やることは、落ち込んだり
憤ったり、ではなく、
からだを慣らし、分析し、
処理する、だけ。
ひなたぼっこ。
世の中に、
環境に、
相手に、
求めるものは、
なぜか、いつも理想的で
高いものになってしまう。
理想は大事だけど
そこまでの距離を
認識しないと空回りする。
ディックブルーナ、カップセット。
いまいるところは、
はなから、
わかりあえて、
いたわりあえて、
なにもせずに幸せとやすらぎが、
続く場所ではなく、
はなから戦場だ、
ということに
からだを慣らさないといけない。
京都 恵文社オリジナルトートバック。
両親の庭づくりを
まのあたりにして思うのは、
花や樹々は、
確実に枯れる、ということ。
しかも、とても短いあいだに。
そして、また、土をつくり、
花を植え、球根を忍ばせる。
それはもう、獰猛ともおもえるほど。
開くの待ち。
ここは、たしかに、
あらかじめ戦場だとしても、
花を植えれば、花が開く戦場なんだ、
と思う。
メロディネルソン。
メモリや、視点を
冷静に、この戦場という場所に
合わせる。
戦場に、からだを慣らす。
そうすれば、必ず慣れてくる。
人間の慣れの能力はあなどれない。
おそく帰った日のよるご飯。
花の開く戦場で
花の美しさを糧にしながら、
なにか美しいもので、深呼吸しながら、
冷静に獰猛に挑む。
戦場で不安や憤りを感じる
兵士はいない。
ただ戦うだけなので。