馬をかついで帰る
私の両親は、東京に勤めに行っていて、
私は、ひとりっ子だったので、
小さな頃、いつも、のんびり、ひとりで
本を読んだり、絵をかいたり、TVを見たりしながら、
両親の帰りを待っていました。
ある晩、私の母は、駅から家に歩いて帰る途中、
粗大ゴミがたくさん出ているところで足を止めました。
そこには、いつも出ているものとは
明らかに違う、アンティークっと言ってもいい
家具なんかがたくさん出ていました。
「後にも先にもあんなものたちが
置いてあったのはあの時だけ」だったそうです。
その中で、母は、可愛い目をした大きな馬を
かついで、私が待つ家に帰ってきました。
それから、その馬は、うちの家族になりました。
それからざっと、30年くらい。
今日、母が馬を庭に出して、水をかけ、
軽く洗剤で洗って、干していました。
馬は相変わらず、可愛い目をして、
気持ち良さそうに秋の庭にたたずんでいました。
偉い地位も、評価も、
自分に似合わない誰かのサイズの幸せもいりません。
願わくば、
大事なひとのところへ、
「可愛い目をした馬」をかついで帰る、
そんな人間にいつかなりたい、
それが、私の当面の野望です☆
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ちなみに、もみ、
庭に、馬がいるので、
驚いています。
↓
私もこんなにも可愛いお馬さんが道にいたら、迷わず抱えて帰るかも(笑)
ちなみに我が家では、天気の良い秋の日になると『あらいぐま』と『テディベア』が洗われて干されています(*v*)
いいお話ですねぇ。。。♪
ほっこり、あったか~い気持ちで満たされました^^
そう、ヒトって、「自分にとってかけがえのな大切な人たち」にとっての
特別な、大切な存在になれるかどうか・・・
これが、何よりも重大なことなんじゃないかな、と
思うこのごろの私です。。
世間からみた地位や名誉じゃないんですよね。。
世間から、どれだけ称賛されようと、
自分の大切な人からの評価が全然だったら
そんなに空しいものはないと思うんです。
世界中のみんなが知らなくっても
傍にいてくれる自分の大切な人が、
いつまでも心の中で宝物のように大切にしてくれる・・・
そんな存在になりたいです^^
馬をかかえて帰るひとを見かけるのって、
ちょっといいですよね。。笑
あらぐまとテディベアが干されてる光景、いいですね。
天気の良い秋の日には、
どこの家でも、「わが子」たちを干してる、っていう
世の中だといいんだけど。。笑
そうなんですよ。評価ってなんなんだろうか、
と思いますね。。わりとわたしは、
社会的、一般的な評価に見とれて、
見失いがちになりますが、
結局自分と近くのひとと一緒に、
なにかをこつこつ積み上げていくことが
大事かと、そうのように思います。。
いつか特大の「馬」をかかえて、
待っていてくれるひとを驚かせたいです。。笑
私の母は、「臼」を拾って帰ってきましたよ。自転車の後ろにのっけて...。
その後、たくさんのパンジーを植えていました^^
これ、わが家の身の丈にあった幸せかも♪
母にかわってお礼を言わせてください。
しかしながら、のん母も、あっぱれ!!
「臼」は、もしかして、自転車にのっけても
重いのでは。。。
そこにパンジーを植えるのも素敵ですね。。
ちなみにのんさんのこれからの生活、
至上の贅沢です。。