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カテゴリ:ayuCafe Music Bar( 39 )

そこから想像できる音楽だけで。

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「無人島に持っていくレコードを
一枚選ぶ、って話がよく出るけど、
僕は素晴らしいジャケット
さえあればいいかも(笑)
そこから想像できる音楽だけで
十分かな。」

小西康陽さん
by ayu_cafe | 2015-05-26 07:15 | ayuCafe Music Bar | Trackback | Comments(0)

呼吸を整えるためのタイム感。 ローリングストーンズ。大森靖子。立川談志。村上春樹。

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浪人してたころ、偶然テレビでやってた

「Let's spend the night together」

というストーンズのライブ映画を

VHSビデオに録って毎朝見ていた。



朝、それを見て、

ストーンズをぎっしり入れた

120分テープをウォークマンで聞きながら

自転車で図書館へ勉強しに出かけた。



大雪の降った入試の日も、

映画を見てから出かけ、

ストーンズを聞きながら

試験会場へ向い、

試験が終わると

また、ストーンズを聞きながら

帰ってきて、また映画を見た。



不思議と曲を覚えなかった。

コピーしてみようとも思わなかった。

グループについて知ろうとも思わなかった。



ただ中毒のように

毎日身体に摂取していた。





いまは、それがどうゆうことか、

よくわかる。





聞いていたのは、

メロディやリフや歌詞ではなく

ストーンズのタイム感だった。



そしてそのタイム感によって

思春期と受験の混沌の中で

呼吸を整え、

正気を保とうとしていた。





若い自分が、表現や芸術から

無意識に求め、無意識に摂取していたのは、



オリジナリティや天才性や

否定やショックや墜落ではなく、

この正気を保つためのタイム感だった。





※いまでもそうだけど。







タイム感。



リズム感だけじゃない。

そのひとなりの呼吸感でもあり、

ペース感でもあり、

価値感でもある。





それに触れると乱れていた呼吸が整う。

地に足がつく。気が紛れる。

冷静になり、いちからやるか、という気になる。





表現のタイム感とは呼吸の安定装置。







昔の本で



70年代にニューヨークの

マジソンスクエアガーデンで

ストーンズがコンサートをした時の話を

読んだことがある。



本の中には、コンサートに来た

ひとりの男性のコメントが載っていた。



うろ覚えだけどこんな内容だった。



「戦争でベトナムに行かされたとき、

ずっとサティスファクションを

頭の中で鳴らしてた。

おかげで正気を保てた。

今日は、彼等に感謝したくて

長距離バスを乗り継いで

ニューヨークまで来たんだよ。」







ストーンズから、ロックから

学んだのは、



人間として駄目でも、下手でも、

自分のタイム感を見つけて、

信じれば、生き抜いていける、



ということ。





ここまで個の時代になり、

まったりマイペースな時代になったのに

自分のタイム感や、自分を語っている

表現っておどろくほど少ない。



自分のペースを表現しているのではなくて、

まったり、いやし、という

型としてのペースを上手に具現化している。





先日、新聞に載っていた

アサコー(朝日広告賞)の作品応募のコピーは

「自分を語れ」だった。





つまりは、そういうことなんだよな、と思う。















大森靖子さんの音楽を聴くと、

他のひとのやっていることが、

趣味に見える。



と以前書いた。







大森靖子さんの音楽は、

混沌に対して抜群の殺傷力がある。



必ず効くクスリ。





歌詞のせいもあるが、

効いているのは、

呼吸感、存在感。

タイム感。

ライブのときのあれ。





大森さんのライブは

いっとき週三回くらい見てたけど

ほぼ同じメニューでも

まったく飽きなかった。

むしろ中毒になる。

そしていまのところ

ライブのあれはCDの中には

すべて捕まえられていない。







ライブの間、大森さんは

ピッチも強弱も自在だ。

多分同じ演奏は存在しない。



ストーンズの

キースリチャーズは



いままで一度も同じ

サティスファクションなんて

弾いたことないよ

毎回新鮮なんだよ



みたいなことを言っていた。





ピッチや強弱を変えることが目的ではない。

その日、その空間のタイム感、世界感を

捕まえること。



曲を、客と一緒に

その場に一瞬だけ「出現」させる。





そんなもん見たら

中毒にならざる負えない。



大森さんが、ライブの時、

曲間を、

はい、どうも、みたいな

MCで切らないで

音をジャカジャカ鳴らしながら

続けるのも、あの空間に生まれた

あれを生かし続けたいからじゃないのかな。









立川談志さんの高座には

とくに、後期、ムラがあった。



でも、客は通い続けた。



何回かに一度、いや、数年に一度でも

神がとりついたような高座があるから。





落語というのは、

ロックにとても似ている。



落語の魅力の核は、

演目でも、まくらでも、さげでもない。

テンポとメロディだ。



それをタイム感と言ってもいいのかもしれない。





談志さんの弟子

談春さんと志らくさんは



弟子になった直後の以下のようなできごとを

同じように語っている。



弟子になってすぐ、

師匠の家で

師匠がまあ聞いてみろ、と言って

演目をはじめる。

ぼそぼそと小さな声で。

大きな抑揚もなく。



でも、めっぽう面白い。

と二人は驚く。



二人は、この瞬間に

落語のタイム感の真髄と出会う。





仕掛けや激しい抑揚がなくても

生きたタイム感があれば

妖艶な生命がそこにあらわれる。





談志師匠の神がかりな高座というのは

そのタイム感がグルーブしきった時のことなのかも

しれない。



それを、演者も客も忘れられなくて

ライブは、続く。



ひょっとすると次回はすごいものが

手に入るかもしれない、という誘惑で

ストーンズも大森さんもライブを続け、

談志師匠は、高座を続けた。





タイム感は、普通のひとのしゃべりにもあるし、

人自体にもある。



書く文章にもある。











優れた作家の文章には

気持ちのいいタイム感がある。



よしもとばななさんは小説を書く際、

リズムのことしか考えていない、

と言っていた。



村上春樹さんの文章が

紙を食べたくなるくらい好きなのは、

技法やストーリーではなく

タイム感を摂取したいから。



読んでいると雑念が鎮まってゆくような

あの感覚。





ダンス・ダンス・ダンスという作品の中で



主人公が、ユキという女の子と

ストーンズのテープを買い込んで

ホノルルの太陽の下、ずっと聞きながら、

ビーチでのんびり寝っ転がる、



というシーンが出てくる。



あのシーンというか

あのシーンの時間は最高だった。









ストーンズのライブに行くたび

泣きそうなる。

このタイム感が、

この価値観が、あったから

生き抜いてこれた、と思い出して。



あのベトナム帰還兵のように。





スタジアムの1階、2階席が、

悪魔を憐れむ歌のサンバのリズムで

胎児のように胎動するのを

ぐるっと見渡しながら、



いつも、長い暗闇の中の

自分だけの太陽を感じる。










by ayu_cafe | 2014-03-02 19:28 | ayuCafe Music Bar | Trackback | Comments(2)

深夜作業がてら、フェニックスの新作をおとす。

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終電すぎに会社でぱたぱた
企画書を書いていたら

おっ、0時。

フェニックスの新作がおとせる。

と、さっそくダウンロード。


世界中で、今日、みんな、おとしてるんだろうな。
by ayu_cafe | 2013-04-24 03:12 | ayuCafe Music Bar | Trackback | Comments(0)

最近買ったCD。2011年12月

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serphの新作。


冬の寒い雨の日の景色が
変わる一枚。





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店頭に、

serphさんから、冬の贈りモノ、届きました。

と書いてあって、


えーっ、serphから、冬の贈り物が⁈


と思い即購入。



なんといってもトナカイとステンドグラスの
ジャケットが素晴らしい。

サントシャペルみたい。


ポストカードもくれた。


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serphは、インタビューで
飢餓感から曲をつくっている、
って言ってたけど、
創作とは、埋め合わせなんだろうな。

だから、無理になにかつくる
必要はないし、
つくりたいひとは、
たたかれてもつくるんだろう。


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serphの別名の新作。
これも冬ジャケ。

エイフェックスツインみたいな
ビート強め。







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待ちに待った、
ルルゲンズブールのデビュー作が
やっとでた。

ルルは、ゲンズブールと
最後の奥さんのバンブーとの子。


ジョニーディップとヴァネッサパラディが
参加したメロディネルソンもいいけど、

なにしろ、イギーポップ参加の
イニシャルBBが凄まじくいい。


ああ、この世界って
イギーポップが生きてる世界なんだ、
と、ほっとする。





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ジェーンバーキンのこのジャケットの
破壊力はすごい。

もってなかったので買った。

魔除けになるくらいの
強い美しいさ。






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Perfume2年半ぶりくらいの新作。

奇跡の名曲、voiceが入ってる。


点と点を繋いでこ

という歌詞が、

手と手とをつないでこ

というふうに聞こえていて、
いまでもそう聞いている。



このシングルと同時期の暑い夏、
コクーンという漫画が出た。


沖縄の防空壕に、女学生たちが隠れている。

敵兵はまじかにせまり、
いよいよ、この防空壕を出て、
とにかくどこかへ逃げる、という
決定がなされる。

明日、火炎放射器と銃弾の中を
散り散りに逃げる、という夜、
女学生たちは、手をつないで
うたをうたう。


このシーンと、

voiceで聞こえていた、

手と手をつないでこ

というフレーズがシンクロする。



曲調も、アジア風だからなのか、
宿命的にコクーンとこの曲は
結びついてしまっている。

悲しさと躍動と純真がまざった
独特な、なにか異様な
生命感がこの曲にはある。







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あと、ブルースが好きな妻に
ブルースガイド本をプレゼント。

本として、版型とデザインが
かっこいい。本フェチ心をつかまれる。

洋書で、こういうサイズで、黒い表紙の
写真集のシリーズがあった。
by ayu_cafe | 2011-12-09 09:22 | ayuCafe Music Bar | Trackback | Comments(0)

一度だけ魔法が使えるとしたら、何に使う?

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浅井健一さんへの
100の質問から、抜粋。





Q19 10年前の自分にアドバイスするとすれば?

10年前…バンド解散したときか。
そうだね…「そのままでいいよ、
やりたいようにやりなよ」って。



Q36 好きな季節は? 
また、春夏秋冬、それぞれのイメージは?

変化する、季節の変わりめが好き。
ずっと冬だったら暖かくなると嬉しいし、
ずっと暑かったら涼しくなると嬉しいし。
イメージは、春と言えばひな祭り、
夏と言えば海水浴、秋と言えば金木犀、
冬と言えば雪だるま、って感じかな。



Q53 浅井さんにとって、中村達也とは?

すごいいいヤツで、すごい大好き。
いつまでも好きだし、
今はあんまり会ってないけど親友だよ。
あんまり会わない親友。



Q99 「友達」とは?

一緒に雪だるま作ったり、
雪合戦したりする相手のこと。








*一番好きな質問と答えは、これ*








Q83 一度だけ魔法が使えるとしたら、
何に使いますか?


使いたくない。
by ayu_cafe | 2010-12-22 07:01 | ayuCafe Music Bar | Trackback | Comments(2)

perfume new single PV終盤の高速ステップがめちゃカッコイイ。





このyoutubeのPVは、途中でフェイドアウトしてしまうけど、

この後にでてくる、シルエットになって、

3人がコートに手をつっこんだまま、

高速ステップを踏むシーンが、めちゃカッコイイ。




アップされてないかとしばし探したけど、

↓これしかいまのところないのかな。。

へんな映像もまじってるけど。。。。

0:15からと、0:45からがperfume。
(↑言わなくてもわかる)








このひとがカバーしていて、

↓このひともすごいと思うけど、

かえってperfumeのキレの凄さがわかる。










ちなみに、カップリングのfake itって曲は、

すごくいい曲。この冬のプレゼント。
by ayu_cafe | 2010-11-12 00:48 | ayuCafe Music Bar | Trackback | Comments(0)

あたらしい景色がからだに入り込んで、それ以前のことが、とても遠くに感じられる。*tacaさんのlive*

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パリ在住のcoCoさんが、帰ってきていて、
お誘いを受け、

同じくパリ在住で、アコーディオンを弾いてる
tacaさんのliveに行ってきた。


すんごいよかった。


アコーディオンのあの高音のキーンと澄んだ響きって
なんて純粋なんだろう。


それから、tacaさんの音楽をつくってらっしゃる
立ち位置もすごく、なんというか、
しっくりくるというか、肌にあった。


アーコディオン、ジャズクラブ、
ブラジル、タンゴ、といったカテゴリーの枠内での
かたくるしさや、趣味的な感じや、お約束的な
感じがまったくなかった。


いろいろな風景が見えて、すごくどきどきした。


スペイン語のタイトルの曲では、
スペインの喧騒とか静寂とかを感じたし、

アラブ音階の曲では、行ったことのない、
モロッコとかを、歩いているみたいだったし、

お世話になっている方の難病の娘さんと、ご家族に
書かれた和風の曲では、
日本の豊かな樹々の間を、かきわけてくる
気持ちのいい夜の風を感じた。

パリらしいミュゼットの曲では、
パリの地下鉄のタイヤのこげる匂いを感じたし、

最終的には、こんな素晴らしいアコーディオンという
楽器の音を聞くためだけに、
いますぐ、ブエノスアイレスに行きたくなった☆




2枚のCDを買って、サインしてもらった。


一枚目のCDには、曲目ごとに、ご本人の解説が書かれていた。

「両親と一緒にイタリアを旅した思い出」

「漫画に感銘を受けて作った曲」

「パンダの陶器をプレゼントしてくれたお返しに作った曲」

「姪っ子に捧げた曲」


ほんとんど全部、個人の事情によって曲がつくられていて、

そういう、個人の事情、個人の風景、個人の願いが、

音楽のカテゴリーより、まず、先に感じられたので、

素晴らしかった。





もう一枚のCDには、解説がついていて

tacaさんが、ジャズアコーディオニストの
リシャール・ガリアーノ氏のもとに通いつめて、
教えを乞う場面が書かれている。

リシャール・ガリアーノさんは、tacaさんにこんな風に言う。



「まず練習。次に練習。その後また練習だよ。

それから、自分のルーツを探しなさい。」




tacaさんの音楽がしっくりきたのは、
tacaさんが日本やアジアというルーツを見つめてるからかな。

乾いていすぎず、でしゃばりすぎず、かたよっていすぎず、
饒舌でいすぎず、とても、しっくりくる。



パリと言う街の文化と人種のハイブリッド感と、
日本との距離感によって、

日本的な、雑食で、しなやかな音楽が生まれたのかな。


そういう意味では、これは、とても、パリで生まれた音楽っぽい。


移民の芸術家が集まるパリっぽい。


個人の事情、個人の憧れ、個人のルーツ、
その豊かな表現。


う〜ん、パリってやっぱりいいなあ、なんて思う。






tacaさんのアコーディオンをはじめて聞いたのは、

パリのムフタールの坂道の途中にある

リシャールさんのサバンナというお店。



そのとき、tacaさんが、9.11のことについて

ちらっとふれていて、やっぱり、ちょうど、同じ、9月だった。


ゲンズブールのジャバネーゼをやってくれて、

すごくうれしかった。





東京でのライブが終わって、帰り道、
すごく涼しくなって風が気持ちよくて、

あのサバンナの帰り、9月のムフタールの坂道をくだって
モンベートルミチュアリテまで、帰るときの感じを思い出した。



気持ちが涼しくなって、かるくなって、

あたらしい景色がからだに入り込んで、

それ以前のことが、とても遠くに感じられて、

充実した旅行中みたいな感じがした。






最後の曲は、おばあちゃんも歌ってたのを覚えてるけど、

これからは、あの幸せなスローファンクバージョンも

おばあちゃんの歌声と一緒に、思い出せる。









ゲストのzabadakの小峰さんのボーカルの高音も
とても艶っぽくて、素敵だった。

バイオリンのれいなさんの最後のスローファンクの曲で、
リズムの合間に入れる、フレーズがかっこよかった。

隣で見ていた、ぽこさんが、
あ、れいなちゃんだ、ともだちだよ、

って言っててうらやましかった。。笑



会場のお店の雰囲気もひともとてもよかった。



また、行きたい。





tacaさんのブログ→
by ayu_cafe | 2010-09-10 06:24 | ayuCafe Music Bar | Trackback | Comments(0)

この夏、買って、聴いているCD。

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この夏、買って、聞いているCD。




まずは、↑一枚目。



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THIS HEART OF MINE/carlton and the shoes

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ロックステディの超名盤、奇跡の紙ジャケ再発。


こんなものが、気軽に手に入るようになるなんて。。

2曲目の「GIVE ME LITTLE MORE」は、ほんとに名曲。



youtubeにあるかな。。。



あった。







しかし、このジャケット、黄色の色合いもふくめ素晴らしい。

黒人のひとがアコギもってると、なんでかっこいいんだろ。




2枚目


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The elegant sound of The Royalettes/The Royalettes

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これも、以前は、あまりみかけなかった名盤の再発。


山下達郎さんが、家で、のんびり、ギターをひきながら、
鼻歌を歌っていて、

家事をしていた竹内まりあさんが、

その鼻歌を聞いて、あ、ロイアレッツだって、

うれしくなって、聞き耳をたてると、

達郎さんがすぐに鼻歌をやめてしまって、残念って思った、


という、ささやかなトリビアを知ってる。。


タイトルのThe elegant sound ofというのが、素晴らしい。

バートバカラック的ホーンやハープやストリングスも
すごく丁寧に気がきいていて、リズムも豊かに躍動していて
音楽の幸福が凝縮されてる。

これをかけていると世界って素晴らしいんじゃないかと
信じてしまいそうになる、危険なCD。

最後の「When Summer's Gone」を聞くと
夏が終わってしまうのも、さみしくなくなる。





3枚目



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vent/Serph

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これは、素晴らしい。エレクトロニカといってしまうともったいない。

ジャケットも内ジャケットもこんな感じで、

そこに、きちんと王国があり、世界があり、物語がある。

安心して、そこに旅にでかけられる。

森はふかく、見上げる空は遠く、海は、こわくうねっている。


同僚が、好きな本をおしえてくれて、

さっそく買って読んでいたら、このCDは、まるで、
この本のサントラみたいだ、と思った。

3曲目「feather」という曲がとにかく素晴らしい。





4枚目






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revisited/DONAVON FRANKENREITER

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ハワイ、カウワイ島に住んでるドノバン・フランケンレイターが、

自身の1stアルバムをハワイ風にセルフカバーしたもの。



こういう音楽がでてきてくれてほんとに救われる。

こういうのなら、何歳でも音楽やっていいんじゃないかと思える。


あと、ジャックジョンソンや、彼なんかのおかげで、
だいぶ、生身のハワイに対するドアが開いた。



夏の朝早く、まだ、せみが鳴きはじめる前、
まだ、夜の虫が草影でないているけど、あたりは明るくなってきている。

なんとなく目が覚めて、小さな声で、なにかひとこと、ふたこと、話す。

今日も暑くなりそうで、近くの海には、気持ちのいい倍音があふれている。


そんな海辺の未明のつぶやきのような音楽。






5枚目。


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Note of Seconds/Schole Compilation vol.2

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これは、エレクトロニカ、ではないけど、
そういう叙情的な音像があふれているコンピレーション。


ただ、いやしとか、音響、というだけでない、

きりりとしたみずみずしい意志が、すごく感じられる。


これをヘッドフォンで聞きながら、

風の谷のナウシカを読み返していたら、すごく合って、

そして、ナウシカの印象がだいぶ変った。


あの本は、かなり重苦しく、悲しくて、強い本、と思っていたけど、

このCDを聞きながら読んだら、みずみずしくて強い本なんだ、と思った。



ナウシカを読み終えたあと、もういちど、1曲目の

「revive」を聞くと、

しかたない、生きるか、と思う。







6枚目


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OPEN THE DOOR/SIM REDMOND BAND

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これは、一曲目の「BREAKDOWN」って曲がとにかく最高。

泣く子もにっこりする音楽。

ギラギラとした夏の中をずんずん歩きたくなる。

ずんずん掃除するときにもかけてる。


このギターのフレーズや、音色、素晴らしい。
なにより、ジャケットがイカしてる。


裏ジャケも、すましてて最高。

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7枚目


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OOH LA LA/FACES

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これが、紙ジャケ再発で手に入る日がくるなんて。。



ずっと中古レコード価格では、5万円とか、してたんじゃないかな。。



フェイセズや、ロニーレーンのソロは、

こころも、身体もくたくたにつかれたとき、聴くと、


そういうこともあるよ、と言われてるような気がしてくる。


まあ、もともとたいしたものでもないし、

気長にやろうぜ、といわれてる気がしてくる。


とはいえ、このバンドの生命体みたいなアンサンブルは、
奇跡という言葉を使ってしまっていいくらい。

つくづくバンドやってなくてよかった。
こんなの聞いたら、絶望するし。。



でも、その作品がよすぎて、自分に絶望するときって、
世界には希望がもてる。



フェイセスは、くたくたにつかれた時の希望だな。。






最後、8枚目


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VOICE/Perfume

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発売日に買ったんだけど、


これは、パフュームが、ネクストステージに進んだことを
宣言する傑作ではないのか、


とひとりでドキドキしている。



思うところ、たくさんのあるので、
別の記事にするとして、



このシングルと今日マチ子さんのcocoonと
ともにこの夏はあった気がする。



つきぬける純真。


カップリングのラップも素晴らしい。




以上、おつきあいいただきありがとうございました。
by ayu_cafe | 2010-08-29 07:56 | ayuCafe Music Bar | Trackback | Comments(2)

あまりにもな、つきぬけた確信のみが、その風景を一変させることができる。

ジョンレノンのお父さんは、船乗りで、
ほとんど家にいなかった。

お母さんは、ジョンが一歳の時に、
姉のミミにジョンを預けて、家を出て、再婚した。

ジョンは、ミミおばさんの家で、
ミミおばさんと暮らした。

ジョンが、17歳の時に、お母さんは、
交通事故でなくなった。


ジョンレノンの「ジョンの魂」というアルバムは、
「mother」という曲ではじまる。


重たい鐘の音がゴーンゴーンと鳴って、
ジョンが、あの絶叫で、「マザー」と歌いだす。

歌詞は、こんな歌詞。


「お母さん、ぼくは、あなたのものだったけど、
あなたは、ぼくのものじゃなかった。」


(このCDを悩める10代のころに買って、
この出だしを聴いて、

ああ、奇跡って、お金で買えるんだな、

と思った。)


ジョンレノンは、子供のショーンが5歳の時に、
NYで撃たれて亡くなった。


ジョンが亡くなった直後、ヨーコオノは、
そのことをまず、3人に電話で、伝えた。


ジョンの前妻との子、ジュリアンと
ポールマッカートニーと
そして、育ての親のミミおばさんに。




ジョンレノンの音楽は、
世界を挑発し、世界を癒し、世界を鼓舞した。
世界は、彼の音楽に魅了された。
そして、あまりに悲しい結末をたどった。

世界は夢からさめてしまった。
そこには、殺伐とした虚無だけがあった。












10数年後、マンチェスターで、セメントを運んでいた
口の悪い兄弟が、

まるで、神様の使いか、救世主のように、シーンにあわられた。


バンドは、3枚目のシングルを発表した。


ジャケットに、タイトルはなくて、
一軒の家が映っていて、バンド名だけが入っている。


それは、ジョンレノンが育ったミミ伯母さんの家だった。


お父さんに会ったこともなく、
お母さんにおいていかれ、おかあさんの訃報を聞き、
そして、自分の訃報が届いた家。
すべての悲しみの象徴のような場所。



口の悪い兄弟は、
この家について、
ジョンレノンについて、
あらゆる悲しみに満ちて、
殺伐とした、希望の困難なこの世界について、



端的に、確信をもって、タイトルをつけた。



「live forever」





あまりにもな、あたまの悪いくらいの楽観、



でも、ロジカルな分析のみとか、
感心する技巧とか、皮肉とか、内輪受けでは、

結局、なにも突き抜けられない。



あまりにもな、つきぬけた確信のみが、
その風景を一変させることができる。




「live forever」のあのイントロ。

生命の巨大な雨粒のような、あのフロアタム。

そして、リアムギャラガーが、

「めいべえ〜」と歌い出す。






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by ayu_cafe | 2010-06-26 11:01 | ayuCafe Music Bar | Trackback | Comments(2)

日暮愛葉。

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愛葉(あいは)さんのかっこいい発音と発声を聞くと、
英語をしゃべってみたくなる。


肘の曲げ方がかっこいいギタリストを見て、
ギターをひいてみたくなるみたいに。



この曲の「ベイベー」って発声、かっこいい。。








アクシデンタリーの発声、と、クリップもかっこいい。







タラタターラタターって、ところがいい。







愛葉さんが、前にやってたバンド、
シーガルスクリーミングキスハーキスハー。

ジェンスペンサーと一緒に、ツアーまわって、
コートニーラブがMMEで推薦した、
ってそんなかっこいい経歴、ありえない。。


このギターリフとメロディーのアップダウンと声、最高。


by ayu_cafe | 2010-06-17 21:50 | ayuCafe Music Bar | Trackback | Comments(0)