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カテゴリ:ayuCafe 映画 Bar( 39 )

「あん」を観たあと、誰が自分の中に移り住んだか。

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「あん」観た。
帰って、花の苗植えた。
疲れてたけど、
自分の中に永瀬さんと樹木さんの
演じたひとがいたから、
たんたんとやった。
いや、むしろ丁寧にやった。
桜の葉と紫陽花が風に吹かれて
なにかしゃべっていた。
映画は背筋になる。












by ayu_cafe | 2015-06-07 23:12 | ayuCafe 映画 Bar | Trackback | Comments(0)

「それぞれの不自由さ、生きにくさにめげないでもらいたいな」樹木希林さんが語る映画「あん」と河瀬監督。

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樹木:河瀬さんという人はね、ぐっと押し出す強さを持ってて、何者が来ても引き受けるみたいな女の人なのに、作家としては慎み深さがあると思う。
実際にハンセン病の人たちが集まって、三々五々しゃべってるシーンがありますけども、そういうときもさりげない。日差しの中でね。そこに
河瀬さんの美意識、あるいは優しさみたいなものを感じます。だから、私はこの時期に河瀬さんと出会って良かった。もう、ちょっと遅いけどね。これからの役者さんには、河瀬さんとの仕事があったら、どんな役でもいいから、どうぞって言うの。過酷な現場を見ることをできるから。


──河瀬監督の現場はかなり厳しいとうわさに聞きます。

樹木:自分の役を生きてくれって言われる厳しさなんです。怒鳴ったりもしないし、どこからスタートなんだか分からいような、優しい雰囲気の撮影現場です。通りがかりの人が「どら焼き売のお店できたの?」「買えるんですか?」なんて、芝居している最中に声かけてくるくらい自然に、記録映画のように撮っていくから。いい物を作らないといけない。数少ないチャンスを生かさないといけないなと思います。




樹木:全部、もう大胆にカットですよ。それは、(徳江の友人・佳子役の)市原悦子さんも、人によっては出演したのに全面カットもありますからね。だから、出てただけでも良かったじゃないって(笑)。だけど、カットされた間からこぼれるものは、やっぱり長いこと、いろんな人生を生きてきた人の持っている存在感だと思いましてね、すごく安心でしたね。たくさんの監督と出会って、たくさんの役を生きてきて、この歳になって、ああいう監督に出会わせてもらって、役者の原点に戻していただいたっていう、そこは一致しましたね、市原さんと。



──千太郎を演じた永瀬正敏さんも素晴らしかったですね。

樹木:私も、そう思う。今回顔を見てて、ああ、いい男だな、と思えるのね。いろんな体験もして、華やかなものも、苦しみも体験したことがすごく素直に出ている。一番永瀬さんが心の中で文句言わなかったんじゃないかしら。私は表には言わないけど、心の中でいろいろ言ってました。「またやるの?」「そんなに朝早く?」とかね(笑)。でも、永瀬さんは本当に謙虚。見ていて、役者はそうあるべきだなって。72になっても自分中心で、みんな悪いのはそっちっていうような生き方してると、反省しましたね。



私は60になって目が見えなくなったり、肺炎起こしたり、がんになったり、いろんなものが重なってくると、ああ、そういうもんだなって。だから、元気でぱたっと死ぬのは、ちょっとかわいそうな気がする。だんだん弱って、いろいろ不自由になって、あれもできなくなる、これもできなくなる。そうするうちに、だんだんあきらめがついてくるのね、自分の生というものに。そうすると、楽よ。生きるということも、死ぬことも面白がって、それもそれっていうふうにいると、案外気楽。いろんな人に出会って、いろんな喧嘩もして、裁判もしたり、いろいろあったけど、今はそういう節目節目のいろんな出来事が、みんな面白かったね、となるから、面白いわね。

http://www.moviecollection.jp/interview_new/detail.html?id=453




たたずまいがしなやかで威圧感がなくて、でも粘り強くて。これで監督をやるんだっていう感じでしたね。あの時は自分でカメラも回していたんですよ。だから、すごい重労働だと思うんですよね。それで子供を育てていて。いろんな意味でへえ~っていう感じ。それが映画祭に出ると監督というより女優になるわけ。華やかさと主張みたいなものが。それで面白いなあと思いましたね

http://eiga.com/movie/81499/interview/



あれも、台本にあるセリフの部分は終わっちゃって、「まだ回ってるみたいだから、何か話さないと」と思って会話してるのが使われてるんです。台本にある部分は、全部カット。監督は、セリフが撮りたいんじゃなくて、そこで醸し出される雰囲気が撮りたいんだと、終わってからわかりました。


本来、自由であるはずの男の人、女の人が、世間から囲いを付けられて、はたまた自分で囲いを作って、不自由な中で生活している。その対比で、自由を描いている作品です。みんな、多かれ少なかれ不自由さの中にいるんじゃないかと思うんです。そこから、うれしさや喜びを見つけていくのが人間だと思うので、それぞれの不自由さ、生きにくさにめげないでもらいたいな、という感じ

http://www.movie-highway.com/news/201505/20150529-01.php






by ayu_cafe | 2015-06-03 08:52 | ayuCafe 映画 Bar | Trackback | Comments(0)

ベルイマン、夏の遊び。

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ベルイマンの夏の遊びを観た。


フェリーニや
ヴィスコンティと並ぶ巨匠らしいけど

フェリーニや
ヴィスコンティが濃厚なワイン
だとすれば、

ベルイマンは、
喉の渇いた明け方に飲む
冷たい水のよう。

それほどリアルで
静かにじっくりしみこむ。


ウッディアレンが引き継いだ
人生に意味などない、
というテーマが後半
謳われるけれど
それをふまえてのラストの
あのカメラアングルは
なにかのサプライズプレゼント
みたいだった。



ちなみに
この台詞、良かった。


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by ayu_cafe | 2015-05-31 22:07 | ayuCafe 映画 Bar | Trackback | Comments(0)

ハンナとその姉妹。

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明け方、ハンナとその姉妹を観て号泣。
その後、ねこのお腹の調子が
良くないらしく、
トイレをきれいに掃除。
掃除しながら映画のこと思い出して、
また号泣。
最近はわりて声を出して泣く。
猫に怪訝な顔をされる。
by ayu_cafe | 2015-05-27 10:31 | ayuCafe 映画 Bar | Trackback | Comments(0)

観た映画。

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借りて観た映画。

先々週、

野いちご、
私の男、
ボーイズオンザラン。


先週、

夏の遊び、
ほとりの朔子、
橋の上の娘。


今週、

都会のアリス、
左利きの女、
ハンナとその姉妹。


教えてもらった
ベルイマンと
ヴェンダース関連の二作、
相当良かった。
延滞したけど。
by ayu_cafe | 2015-05-27 09:36 | ayuCafe 映画 Bar | Trackback | Comments(0)

都会のアリス。知らないことしかない。

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都会のアリス。
これは感想書けないな。
肌に合いすぎて。
男と女の子の面構えがいい。
この子たちよく見つけた。
教えてもらった映画。
知らないことはまだたくさん。
知らないことしかない。
by ayu_cafe | 2015-05-27 09:35 | ayuCafe 映画 Bar | Trackback | Comments(0)

野いちご

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教えてもらったベルイマンの
「野いちご」観た。

良くてびっくりした。

人間を見つめる
ストーリーテリングって
こんなにどっしり静かに
優しくできるんだな。

それでいて絵に
不穏な魅力があって引き込まれる。

ウッディアレンの
すべての作品の源泉を観た感じ。
by ayu_cafe | 2015-05-16 14:06 | ayuCafe 映画 Bar | Trackback | Comments(0)

こぼれた人のこぼれた場所。

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少し前に、時間が空いてしまって、
味園ユニバースという映画を観た。

こぼれたおっさんたちを
二階堂ふみがどやしつけるのを、
こぼれた人たちが暗闇で見ていた。

ほんとは映画は
こぼれた人たちのもの。
明るい場所で堂々と
批評するものではない。

うたも小説も喫茶店も、
こぼれた場所。
世の中に必要な場所。
by ayu_cafe | 2015-05-14 00:13 | ayuCafe 映画 Bar | Trackback | Comments(6)

私の男

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私の男、を観た。

二階堂ふみの演技は
相変わらず夕立ちみたいに
なりふり構わなくて素敵だったけど、

浅野忠信、いい仕事してた。

ビシッとモーニングみたいな正装して、
女もののサンダルと真っ赤な傘で
銀座を歩く。

悲しそうな顔がゴージャスで、
外国の映画みたいだった。
by ayu_cafe | 2015-05-14 00:10 | ayuCafe 映画 Bar | Trackback | Comments(0)

優れた作品は優しくない。でも勇気が出る。

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「暗殺の森」。

ベルトリッチと撮影監督ビットリオストラーロによる映像表現の究極。

こんな恐ろしい美しさが存在するのだから、
わたしのどんな失敗も憂鬱もたいしたものではないと思える。

優れた作品は優しくない。でも勇気が出る。
by ayu_cafe | 2015-01-18 22:55 | ayuCafe 映画 Bar | Trackback | Comments(2)