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カテゴリ:ポル/パリ( 23 )

リスボンの駅でもらった言葉。

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朝、リスボンの元修道院のホテルから、
タクシーで、サンタアポローニャ駅まで、連れていってもらった。



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誰もが言うけど、ポルトガルのひとは、
ひとあたりがいい。

タクシーの運転手さんは、初老のおじさんで、
パオレーツオブカリビアンの航海士のギブス君を
もっとまるっこくやさしくした感じ。




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水色の駅に着いた。
(この色合い、たまらない。)


料金を払い終えると、
ギブス君(運転手さん)が、こちらに向って、
すごくいい笑顔で、にっこりとなにかひとこと言った。


ポルトガル語?英語?


妻と、一緒に、こちらもついにっこりとしてしまいながら、

ん?

と身を乗り出して、聞き返した。




ギブス君が、あいかわらずにっこりと
やさしく、こんどは、すこし、ゆっくり
肩でリズムをとるように、そのひとことを言ってくれた。


「Bon Voyage」





ボンボヤージ、か!

うわ、生「Bon Voyage」だよ!

と、うれしくなって、


にっこり、「オブリガード(ありがとう)!」


といってタクシーを降りた。






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ヤフー知恵袋では、ボンボヤージの意味について
こんな風に書いてあった。


「フランス語ですが、スペイン、ポルトガル語でも同じ言い方です。

直訳で「よい旅を!」ということですが、転じて今後長期間会わない人に
対して「幸運を願ってます」という意味でも使うようです。
英語の「グッドラック」と同じ使い方でしょう」






リスボンの駅でもらった生「Bon Voyage」が、
ポルトガル旅行のいちばんのおみやげ。



そんな言葉をかけられて、すすむ日々。
今日も。









*ポルパリ*
by ayu_cafe | 2011-10-06 08:13 | ポル/パリ | Trackback | Comments(2)

世界の果ての手袋屋さん。

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肌寒い3月。

バイシャ地区にある
リスボン唯一の手袋屋さん。

すごく狭いところがすごくあったかい。

1925年からの創業。

女性のオーナーさんは、
そのひとの手を見ただけで、
ぴったりのサイズの手袋を出してくれる。



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好みをいうと、オーナーさんが
箱の積み重なった奥に行って
そこから

これどう?

ってもってきてくれる。



ハリーポッターのダイアゴン横町の
杖屋さんが、ハリーに
これはどう?と
積み重なった箱をおろして、
杖をすすめてくれるところを思い出す。



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手袋は、仕立てがよくて、ぴったりで、うすくて、
あったかくて、心地いい。

これは、もう、誰もが言っているけど、
ポルトガルのひとの人柄もやわらかいので、

お店で手袋を選んでいる時間自体が
心地いい。



ポルトガルは、親しげで情緒的だけど、
かつての海洋王国の栄華がしんと残っている。

たとえば、リスボンの小さな手袋屋さんの
仕立てのいい手袋に。


それを、こっそり持って帰る。


写真のベージュのものと
オレンジのストライプのものを
妻と試着して買った。




また行きたい。
お気に入りの小さな手袋屋さんが
世界の果てにあるって、
なんだか希望が灯る。



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by ayu_cafe | 2011-03-09 04:41 | ポル/パリ | Trackback | Comments(6)

ナザレの海は、光も砂も波もとても清潔だった。

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ナザレについたのは、午後おそめ。


ポルトから、コインブラで乗り換えて。


バスの旅。


荷物をあずけたくて、バスのりばの近くのカフェで、


ノートに、ポルトガル語を書いて、お願いする。


いいぐあいにさびれて、奥が民宿みたいになってるカフェ。


おばあちゃんは、ナザレの民族衣装で、


孫の乗った保育園のバスを迎えに出る。


気前よく荷物をあずかってくれる。


奥においときなよ、お金なんかいいよ。いいよ。


ビリヤード台がある奥の部屋に荷物を置かせてもらう。


身軽になって海へ。


大西洋。


きれいな砂の色。波の色。


おくゆかしい曇り空。


夕立。


海沿いのおみやげ物やさんで雨宿り。



ひとついいお店をみつけた。



小さなきれいなパッケージの石けん。


いくつも種類がある。



いい匂い。




これ、おみやげにしよう。







ナザレの海は、光も砂も波もとても清潔だった。



まるで、いい匂いのせっけんで洗われたみたいに。










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by ayu_cafe | 2010-11-19 01:46 | ポル/パリ | Trackback | Comments(0)

ポルトガルのいなかの教会にて。

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バスをのりついでたどりついた
ポルトガルのいなかの教会。



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ああ、あのタイルに反射して、
あたりに、まわりこむ光のきれいさをなんて言えばいいだろう。



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写真には、とうていうつらない光。
言葉では、たぶんたどりつけない光。



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タイルは、単にその模様のタイルというだけではない。
光は、単に、写真でうつる一方向の光だけではない。
街は、単に、ばくぜんと「知っている」街だけではない。

世界は、単に、ばくぜんと、ゆううつな世界だけではない。



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だから、閉じてしまわずに、でかける、
だから、驕ってしまわずに、生きる、


そうすれば、待っていてくれる。

新しい光がまわりこむ、
街が、絵が、書物が、音楽が、花が、人が、日々が、

待っていてくれる。



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*ポル/パリ*
by ayu_cafe | 2010-06-17 09:41 | ポル/パリ | Trackback | Comments(0)

ポル/パリ 012 アルファマ

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ポルトガル、リスボン。
市電を降りて、テラスになっているところで
しばらく大きな河を眺める。
眼下には、古い街並がそのまま残っている
アルファマ地区がひろがる。

アルファマ、ってとてもいい響き。
ギターのハーモニクスみたい。

雨があがって、雲がきれて、夕暮れの前の青空が見える。
河の近くのひやりとした空気の中に、
ほのかに春の萌芽を感じる。
風の冷たさの中に赦しのようなものを感じる。

おじさんがやってきて、
ケースからギターを出して弾き始める。

遥かポルトガルのギターの音楽がはじまり、
リスボンのカップルが、よりそって、それを聞いている。


これから、冬の風の中に春の萌芽を感じるたびに、
このおじさんの音楽を思い出せたらいいな。


おじさんの音楽とテラスをあとにして、
急な勾配の階段が交じりあうアルファマの街並へ降りてゆく。





ポル/パリ 012
by ayu_cafe | 2010-02-04 06:18 | ポル/パリ | Trackback | Comments(2)

ひんやりした朝、城壁の上を歩く。+

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いろいろ気が滅入ることがあると
わたしは、城壁の上をとぼとぼ歩くことにしています。
(頭の中で。。)


そこは、田舎の小さくて無口な町。
ぐるりと取り囲む城壁は、一周しても
一時間かからないくらいかな。


朝早いと、街はさらに無口で、
城壁の上では、ひんやりした風だけが
耳のそばをびゅうびゅう吹き抜けます。


あたりには、これまた無口な丘陵がひろがります。
遠く向こうに青く見えるのは海なのか、海ではないのか。。


城壁は、いままで町を守ってきたのでしょう。
時には、ここから弓矢を放ったり、
鉄砲をうったりしたのかな。


ところどころ、片側に、まったく壁がないので、
ちょっとひやりとします。


城壁の上を吹く風の冷たさは、
このひやり、とちょうど同じくらいの冷たさ。


緊張感と、冷たい風と、気持ちよさ。
無口な町と重なる歴史、青い蒼い朝。


城壁をあるいていくと、
無口な町は、いろいろな表情を見せてくれます。
時には、家の裏庭がのぞけたり。。



無口で蒼い町を見下ろす、高い城壁を
ひやりとしながら歩いたり、
城壁の間から、無口な丘陵を眺めていると、
気持ちもひんやり、しんとしてきます。



思えば、町をとりかこむ高い城壁の上というのは、
独特な高さ。独特な場所。
町の生活に、日常に、細部に、どっぶりと近くない。
けれども、俯瞰しすぎている訳ではない。
神の目線というほどでもない。

壁は時に命をまもり、町を守った場所でもありながら、
命を失った場所でもある。

なにか独特な霊的なものすら感じる独特な場所。

だから気持ちもしんとするのかな。。



ひとしきり歩いて、
そろそろ妻は起きたかな、
ホテルの朝食は、なにかな、
まずは、あったかい紅茶を頼もう、
なんて考えながら、城壁をおります。
by ayu_cafe | 2009-09-03 01:50 | ポル/パリ | Trackback | Comments(4)

旅行会社さんの写真コンテストで選んでいただきました。

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ポルトガル/パリの旅行で、
大変お世話になった旅行会社さん、

パーパスジャパンさん

写真コンテストで、

私の旅行レポートの写真を

優秀作品に選んでいただきました。


きゃー。


ありがとうございます!


賞品は、2万円分の旅行券。
きゃー。



(上の画像ではなく)リンク先のTOPページ右上
「写真コンテスト優秀作品発表」
というアイコンをクリックすると、
A様、の名前で選んでいただいています。


※現在はこちらに旅行記として、
掲載していただいています。



(こんなにたくさんの写真、
ほんとに載せていただけただけでも
ありがたいです。。)
by ayu_cafe | 2009-08-12 01:52 | ポル/パリ | Trackback | Comments(4)

パリの郊外暮らし。

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※今日の記事、というより映ってるものは、
圧巻なのでは、と思います。
ポル/パリの最後にもってこようと思っていたのですが、
いつになるかわからないので、今日アップします。



*********************



ポルトガル/パリの旅行の最後の夕食は、
maVieさんのご自宅にお招きいただきました。うわお。
パリ郊外、サンジェルマン・アン・レという
大きなお城のあるとても上品な街へ。

RERのパリの駅は、なんだか暗くて、
憂鬱な未来映画みたいで、こわいくらいなんですけど、
サンジェルマン・アン・レイへ向かう列車に乗ると、
明らかにのってるひとの感じがちがう。


パリの薄暮を眺めながらゴトゴト揺られて到着。
駅の前は、すぐにお城。
じゅんぺい君が迎えに来てくれました。
(試験前だったのにありがとう。)


maVieさんは、在仏20年。
週末には、クルマで郊外のブロカントへ。
お部屋は、その戦利品が品よくゴージャスに飾られています。
そして、壁、床、取っ手などなどは、
maVieさんによってすべて取り替えられ、
買ってきた家具も色を塗り替えたりして、
もうこれはアパルトマンのお部屋自体が、生活自体が、
ひとつの作品のように、完成されていました。



パリを見にくるなら、
エッフェル塔とオルセーとmaVie家で、
完璧なのでは。。



パリコレに参加していたagriの増田さんも
遅れて到着したのですが、
ひとつひとつに、悲鳴をあげていました(笑)


伺ったのが夜だったので、
写真が暗いのが残念ですが、
たぶん昼の光のいい時に伺ったら失神すると思います。。


ちなみにこのお家は、
一見もはやアンティーク屋さんのようですが、
そうではなく、遠い国で、息子さんを試行錯誤しながら、
お育てになり、いろいろないろいろな時間を生きてこられた
より良く生きる意志の結晶みたいな場所です。




では、いざ。

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これは、食前酒にと出していただいたシャンパン。
甘くコーティングしてある乾燥されたバラを
シャンパンに落とします。
もうとっくにその現実に酔っぱらってしまっています。

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おみやげにもって行って、と
アンティークのリキュールグラスを
気前よく3人分いただきました。。
うーらら。。

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そして、晩餐です。きゃー。


maVieさんは、アルザスの小さな村のレストランに、
ご自身のワインリストがあるような方。

ご自宅のセラーにも厳選されたワインが。
自家製ディップは、火であたためながら。


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ワイワイお話して、終電近くになってしまい、
すっかりぽわんとしてRERに乗ってパリへ。

RERのパリの駅は相変わらず、憂鬱な未来映画みたいで
深夜はさらに怖い感じ。

だけど、その時感じたのは、

いい思いは、怖さを凌駕する、ってこと。


今後、プレゼンの前とかに
この記憶、使わせていただきます(笑)



*********************



maVieさん、ご自宅の写真掲載のご承諾
ありがとうございました。
時間が経ってしまってごめんなさい。
またご帰郷のさいには、
わが家にも遊びに来てくださいね。

こんどは、もみが奥に逃げ込まないよう、
ブロックしておきます(笑)



*********************



さんざんドキドキしながら歩き回った
ポルトガル/パリの旅の最後に、
maVieさんのお部屋で、シャンパンの中で
泡をたててとけるバラを見ていました。


休暇はどこに行って来たんですか?
と聞かれて、
ポルトガルとパリに行ってきました、
と答えるだけでは、まるで言いたりない。


でも、
まるで言いたりない旅ができた幸運と、
お会いできた皆さんに深く感謝したいと思います。







ポル/パリ 011
by ayu_cafe | 2009-07-12 10:18 | ポル/パリ | Trackback | Comments(4)

「その夢の中で、列車は、名も知らぬ駅から無言で離れる」

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リスボンからポルトへ向かう途中の駅。


ぼんやりとしてだんだんよく思い出せなくなる、
という点において、旅と夢は似ている。


旅をするのは夢を見ることかもしれない。

夢を見るのは旅をすることかもしれない。


ただ、ひとつちがうのは、
旅は、自分の意志で、夢を訪ねていけること。


その夢の中で、列車は、名も知らぬ駅に無言で、すっと停まる。
駅は、きれいな青いタイルで飾られている。
ひとはほとんどいない。
きれいなタイルの飾りが、ひとのいないことを際立たせる。




その夢の中で、列車が停まったのは、名も知らぬ駅で、
たぶん、もうに二度と来ない駅。
列車が停まったのは、名も知らぬひとの暮らし、生活、日々。
たぶん、最初で最後の駅。


だけど、なぜか、わたしは、
その駅のことをとてもよく知っている。
だけど、なぜか、わたしは、
その日々のことをとてもよく知っている。


だから、わたしは、列車が、すっと動き出し、
駅や日々が離れていくと、とても悲しい気持ちになる。
つないだ手のひらが離れてゆくときみたいに、
とても悲しい気持ちになる。



なぜか、わたしは、その日々のことをとてもよく知っている。



その夢の中で、列車は、名も知らぬ駅から無言で離れる。


旅はつづく。夢はつづく。















ポル/パリ 010
by ayu_cafe | 2009-07-10 06:36 | ポル/パリ | Trackback | Comments(2)

ポル/パリ 009 「 it's rainin'」

城壁に囲まれたオビドスという街。
あるのは、こじんまりとしたお城と
こじんまりとした街。

そのお城がリノベーションされて
ポサーダになっている。

オビドスに着いたのは、もう夜。

荷物をほどいて、少し休んでから、
ダイニングへ。


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誰もいない。

誰もいないお城のダイニング。

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でも大きさがほどよく
広く、狭くて、親密感がある。




サーブしてくれるのは、若い女の子。

すごくかわいらしくて性格がいい子。

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絵本をもってくればよかった。
プレゼントできるのに。。




食前酒は?
と聞かれて、

ちょっと、考えて、そうだ、と
オビドスの名産を思い出してオーダー。

「ジンジャ」

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何品かのお料理がテーブルに運ばれて来ても、
他の宿泊客が来る気配なし。

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やさしい味付けの魚介料理とポルトガルの白ワイン。
今日見てきた景色を思い出しながら。

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ふと外を見ると、静かな雨が降り出してる。


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お城の窓はライトアップされているので、
そのライトに降り出した夜の雨が浮かぶ。

一日の旅の疲れと、静かな夜の雨と、おいしいお料理。
親密な歴史あるダイニングとかわいらしい女の子。




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女の子は、デザートを運んでくれたあと、
ふと、窓の方に歩いていって、
雨がふっているのに気づいて、
ひとりごとみたいに、ぽつり、つぶやく。




「it's rainin’」




英語のひびきって、きれいだな、と思う。
つぶやいただけで歌っているように聞こえる。





*******************



『it's rainin’』という曲は、
大好きなジム・ジャームッシュの映画、
『dwon by low』の中のチークダンスのシーンで流れる。


わたしは、この『dwon by low』のチークダンスのシーンは、
チークダンスシーン史上最高なのでは、と
ずっと思ってる。


映画を見たあと、なんて素晴らしいんだろう、
と思って、そのときかかっていた曲を
中古レコード屋さんで探した。
歌っているのはアーマ・トーマスというひと。


チークダンスを踊っていた男の俳優は、
その後、『life is beautiful』という映画をつくる
ロベルト・ベニーニっていうイタリア人。




*******************




ポルトガル、オビドスの雨の降るお城で
アーマ・トマースとロベルト・ベニーニのことを
しばらく考える。





*******************





これからは、雨がふるたびに、
あの歌うようなつぶやきを思い出す気がする。





it's rainin'






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ポル/パリ 009
by ayu_cafe | 2009-07-07 17:34 | ポル/パリ | Trackback | Comments(0)