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午後8時、リュクサンブール。

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午後8時、リュクサンブール。
美しくてあたりまえ。
by ayu_cafe | 2009-07-31 17:06 | ayuCafeパリ案内 | Trackback | Comments(2)

しあわせは、歩いてこない。

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仕事のおはなし。



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エヴァのマリが、あまりにいいキャラなので、
あう音楽を探してみた。


(よく、あう音楽を探す。
ハリポタなら、ビョークのエレクトロニカの頃とか、
エイフェックスツインのアンビエントワークスとか、
シガーロスとか、トラッシュキャンシナトラズとか、
スコティッシュ、アイスランド、北欧エレクトロニカ
とかが、あの映像や神話性とすごくあう気がする。)


マリのあの好戦的で、現実的で、
ぶっちゃけたタフな感じってどんな音楽だろ。

ジェームスブラウンのit's a new dayとか、
プライマルスクリームのcountry girlとか、
はたまたフレンチエレクトロのjusticeって
ユニットの、d.a.n.c.eとかかな。。。

。。。なんか、違う。
もっと肝がすわっていて、ギラリと明るい。

で、やっぱ、これか、と行き着いたのが、

チータ(水前寺清子さん)の
365歩のマーチ。

冒頭で、マリが、これを口ずさみながら、
暗い坑道のようなところを、すんごい速度で、
敵に向かっていく。

思い出しただけで、元気がでてくる。



*********************



うちの会社の、うちの部署で、
いちばん収益をたたきだす仕事というのがある。

仕事に大小とはいうのは、なくて、
重要度というのは、すべての仕事、すべての
一挙一動が最重要なはずだけど、

収益があがる仕事がないと、
まず、給料がすくなくなる。
大所帯の会社が維持できない。
大所帯でないと、大きな仕事が来ないし、
仕事の種類も広がりにくい。


社長は、収益があがる仕事に、
スタッフィングを優先して、人数もつける。
注目もされる。意見も多く言われる。

たまに、その仕事以外をやってるひとから、
いいわよね〜尊重されてて、と言われる。



*********************



その仕事は、たいていひとつが、
7〜8ヵ月かかる。
トータルな戦略の企画をベースに、
TVCM、新聞などのマス広告ともからみながら、
カタログ、SP(セールスプロモーション)ツール、
webをつくり、
そしてDVD映像なんかにもたづさわる。


方向性をあれこれ探りながら決めて、
デザインし、撮影し、表現をつくり、
複雑なスペックを解析して、
一字一句間違いのないように、仕上げる。


せっかくやるなら、世界のどこにもないものを
つくろうと思ってやる。
これやったよ、って友達に堂々と言えるものを、
と思ってやる。



途中、いろいろなことが起こる。

方向性の迷走、マス広告との連携、
人間関係、スタッフの温度差、
責任感、緊張感、精度、丁寧さ、思いやり、
広い視野、技術力のばらつき。
(でも、うちの会社のアベレージは
かなり高いと思う。)
時間とお金と表現。
表現者としてのテンションと、
ビジネスマンとしてのテンションの維持。
急な変更。急な対応。
なにを優先して、なにを捨てるか。
ネガティブチェックや、いろいろなひとの意見によって、
どんどん最初の表現の生き生きしたものが
死んでゆくあの感じ。
それでもなにかエッジを生き残らせようとするあの感じ。
安易な未然のミス、
関係者のミスやトラブルのフォロー。
プレッシャー、クレーム、
バッシング、風評への対応。
その中で、少しでもましな業務の
進行マニュアルづくり。
ミス防止のマニュアルづくり。
スタッフの、自分のモチベーションの維持。
あるいは、真剣になりすぎないことへの
自己調整。
web、3DCGなど、
新しい業務、新しいチームとの作業。
価値観のすれちがい、価値観のすりあわせ。
深夜作業、疲労、失望、そして疲労。

ちなみに、ほかのクライアントの仕事も
たいがい並行してやっていて、
これがまた、なかなかピリ辛だったり。。




*********************




わたしは、入社後、何年かしてから
この仕事にスタッフィングされ、
コピーライターとして、ひとつにたずさわったあと、
その次からは、クリエイティブディレクターとして、
担当させていただいた。


その仕事で、最後の最後に商品の発表時刻に、
webを公開して、すべての作業が終了したあと、
ずっと歯茎から血が止まらないな、と思っていたら、
歯が二本抜けた。


で、部分的な義歯っていうのを入れた。


その翌年、また新しいその仕事を担当して、
歯が二本抜けた。


去年は、同時に3つ、その仕事をやったんだけど、
3本抜けた。にゃはは。


おととし、年間で11個の競合プレをやったときは、
なんでもなかったので、どうも、その仕事ゆえの
プレッシャーがあるのかな、と思う。

当面の課題は、歯が抜けないように、
なんとかうまく、テンションとか、緊張とか、
人間関係とか、をやりくりできるようになること。
理想と現実をうまくすりあわせること。


しかし、責任のある立場で、
各論ではなく、総論で仕事を監修するって、
なっかなか、なっかなかだ。


おかげさまで、いい勉強をさせていただいている。
おかげさまで、生きてるって感じる。
苦労はした方が、
命は削ったほうが、面白い。




ちなみに、海外に行くとき、
パスポートコントロールのところで
義歯をはずして、トレイにのせるべきか、
いつも、ちょっと迷う☆




*********************




マリがシトと戦って、死にそうになって、
のってたエヴァもなくなって、
命からがら、エントリープラグから出て来て、
いうセリフがすごく好き。


「ま、生きてるから、いっか」







しあわせは、歩いてこない。
by ayu_cafe | 2009-07-30 04:03 | 仕事もしてます | Trackback | Comments(8)

凄まじい希望。  ◇エヴァンゲリヲン新劇場版:破◇

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『エヴァンゲリヲン新劇場版:破』




これは、凄まじい。




これは、現代の、獰猛なアートで、
建築物で、書物で、絵画で、ロックで、
フィルハーモニーで、詩で、空で、雲で、
光だ。


映画は、公開後わずか1ヵ月で、
動員数、200万人。
興行収入、20億円。



今、この作品より、獰猛で、意志と、技術と
フェチズム、がつぎ込まれていて、
しかもここまで経済収益をたたき出してる
アートってあるだろうか。



おれはなにやってんだろう、と思った。
昔、ある作家が、すごい作品に出会うと、
自分に失望するけど、世界に希望がもてる、
って言ってたけど、そんな感じ。
しかも、凄まじい希望がもてる。



この日は、わりとくたくただったけど、
観終わったら、もうぐいぐい歩いてしまった。



こんな風に、壮絶なものをつくって、
しっかり多くのひとに響いて、結果出して、
「生き切ってる」ひとたちって
いま、この時代に、たしかにいるんだな。

うーん、のんびりへこんでる場合じゃないな。。




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最後の十数分か、数十秒か忘れたけど、
身をのりだしっぱなし、
力が入りっぱなしだった。



全部終わって映画館が明るくなった後、
後ろの席のカップルの男の子の方が、
半笑いで、
「すごすぎて、わからねえ。。」
って言ってた。

よくわからない言い方だけど、
的確な表現な気もする。




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この新劇場版のシリーズは、ひょっとすると
ものすごいことになるかもしれない。
フォーカスされてるのが、人間性と希望だから。
これは、もしかすると、以前の映画版の中で、
出て来た、「これも、また、もうひとつの未来」
ってところまでいってしまうんじゃないだろうか。
綾波が遅刻してパンをくわえながら走ってくるやつ。。




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今回は特に群衆と街並が、ありえないほど、
フェチにできていて、素晴らしかったし、
相変わらず、音響設計と、
編集の技術は卓越していたけど、
もうそれすら気にならなかった。
そういう技術を義足みたいに全部フルに使い切って、
言いたいことに、突進してる、と感じた。
選曲も、みんな驚いてるけど、無駄がなかった。
この曲以外にない。センスのいい選曲なんていらない。
もともとTVシリーズの最終タイトルに、
「まごころを君に」ってつけてるチームだもんね。。




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新キャラのマリも、そのとけ込ませ方も最高だった。
他のキャラがいるから、よけいに引き立たせ合ってた。
う〜ん、それにしてもあの歌くちずさみながら、
シトに向かっていくシーンいいなあ。。




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観終わったあと、副都心線で、
渋谷から新宿三丁目まで行ったんだけど、
渋谷の新しくできた地下通路も、副都心線のホームも、電車も、
全部、異様にグラフィカルに見えてしまった。
エヴァを観ると、視覚の価値観が変わってしまう。


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個人的には、ミサトが乗ってるケーブルカーが、
ジオフロントに下降してるとき、
隣のゲージを下から、
誰がのってるかわからない2号機が、
凄いスピードであがってきて、
すれちがっていくところが、
異常にゾクゾクした。



ウォークマンは、小道具として、
もうさすがに古いだろう、
と思ったら、あんな風に使うなんて。。。。
思い出しただけで、いてもたってもいられず、
泣きそうになる。





映画は、会社から180秒くらいのところで
やってるからまた観にいかなきゃ。




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※会社のマックの壁紙もオレンジのものを
さくっとつくって変えてみました。
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オレンジ見るだけで、気分があがってきます。
(↑超単純)
by ayu_cafe | 2009-07-29 02:06 | ayuCafe 映画 Bar | Trackback | Comments(4)

夏の日、酒井駒子さんに会う。

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青山ブックセンター本店さんで
酒井駒子さんのサイン会。


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わたしの整理番号は53番。
妻の整理番号は72番。



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わたしは、中学生の男の子みたいに、
前の晩、朝4時頃まで書いていたお手紙を
持ってきました。



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ABC(青山ブックセンター)本店さんには、
岡村さんとわたしのすましたペンギンが、なんと
酒井さんの新刊の隣に。。。

信じられません。。
ほんとにありがとうございます。。


すまペンを一冊を買ってプレゼント包装してもらいました。
おそれおおくも、酒井さんにお渡しするために。。



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酒井さんは、とても小柄で、
やはり独特の雰囲気があり、
暗さとこわさがあって、安心しました。

でも、サインが勝手なかわいらしさがあって、
やはりそれにも安心してしまいました。

酒井さんの生死感と、勝手なかわいらしさが
とても好きなので。



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妻は名前入りでサインしてもらいました。
ひとりひとりちがう絵を
描いてくださっているのかな。。


わたしは、新刊のサイン会で、
失礼かとは思いましたが、
一番好きな「草のオルガン」というおはなしが
入っている本に、サインをお願いしました。




当日進行をされていたABCの武本さんとも
おはなしできてうれしかった。
果敢に出版の売り込みもされてるそう。
がんばってる。




夏の日。
お手紙とすまペンを酒井さんにお渡しして、
近くのカフェでしばし、
いただいたばかりのサインを眺めました。



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おみやげに、ロンパーちゃんのクリアファイルと、
ポストカードをいただきました。




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by ayu_cafe | 2009-07-28 09:59 | ayuCafe Book Bar | Trackback | Comments(2)

ふっと消えるように。

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モンサンミッシェルには泊まったので、
ゆっくりできました。
朝ご飯の前と、
朝ご飯のあとに、
ほんとんど手ぶらでお散歩。

ホテルの入り口はとても小さくて、
宿泊者は、別の入り口から、
島の「町」に出られます。

この入り口が、なにかアジトの入り口みたいで、
ワクワクする。

町は、ちょっとハリポタのダイアゴン横町みたい。
日中は、世界中からの観光客が、ぎっしりになるけど、
早朝は、しんとしています。

グンと一気に修道院へのぼると、
天空に、アーチの連なる中庭があります。

あたりは海。
修道院の中にはきれいな光。

ひとまわりして、また
アジトみたいな入り口から、
ふっと消えるようにホテルへ戻ります。
by ayu_cafe | 2009-07-22 23:48 | ayuと一緒に朝のお散歩 | Trackback | Comments(4)

ハリーポッターはイギリスの冬を閉じ込めた映画。

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ハリーポッターの最新作を観てきました。


結婚する前から、妻とワーナーマイカルで
毎回観てるんですけど、
何作目だったか、観終わった後の妻との会話は、
「スリザリンの談話室、見れたね」でした。


ハリーポッターの私的な魅力は、

とにかく美しいイギリスの風景。
重厚なホグワーツのお城の陰影。
お城のアーチの造形。
回廊の奥まで届かない光。
雪の積もった中庭。
ダークなブルーとグレーの色彩設計。
イギリスの伝統に根ざした重厚な美術。
北ヨーロッパの伝統に根ざした深遠な物語の世界観。
深遠な世界観を誘発する語感。
(ホグワーツ、ダンブルドア、グリフィンドール、
スリザリン、ハッフルパフ、レイブンクロー、トロール
ゴブリン、ダイアゴン横町、アズカバン。。。)
そして、あのテーマの音楽。
(今回のエンドロールの2曲目に流れる
歌もすごくよかった。。)




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シリーズでいちばん好きなシーンは、
「アズカバンの囚人」の中の、バックビークで飛ぶシーン。
馬と鳥のあわさったようなバックビークにハリーが乗って、
湖と低い山並が連なるそれはそれは美しい風景を優雅に飛ぶ。
しばらくあたりを旋回した後、バックビークは、
湖の湖面すれすれに、低空飛行しながら、
曲げた足の甲(?)の部分を、水面にサーッとつける。
水面にきもちのいいラインがひかれる。
このシーンは最高。


なぜバックビークが水面に足をつけるのかわからないけど、
説明がつかないから、余計素晴らしい。




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あとホグワーツ魔法学校へ行くまでの
列車を空撮で撮るときの絵もきれいだし、
駅からホグワーツの城に行くまでの馬車のシーンで、
遠く向こうにお城が見えているシーンも
いつも素晴らしい。

雪の時がいちばんよかった。

大きなクリスマスツリーに、
オーナメントを魔法の杖で持ち上げて、
飾るところも好き。
ツリーごと、魔法で出せるはずなのに。。笑

そう、冬のシーンは、どれも好き。
ハリーポッターはイギリスの冬を閉じ込めた映画かもしれない。




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今回も、お城の美しい窓の造形や光、
新しい先生やダンブルドア校長の重厚な部屋が見れて
うれしかった。
ラテン語みたいな文字が書いてあるアーチも美しかった。
フィレンチェのサンタマリアノベッラという
香水のお店を思い出した。




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あ〜、ハリーポッターの人物に焦点をあてすぎない、
世界観の写真集だして欲しい。。

てなことを思いながら、今出てるフィガロジャポンの
「イギリス湖水地方」特集を穴のあくほど見てしまう。
by ayu_cafe | 2009-07-21 06:35 | ayuCafe 映画 Bar | Trackback | Comments(4)

明け方の音。

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明け方の音。


トマトが、赤く色づく音。


海が、目覚める音。


星が、消えていく音。


鳥が、まばたきする音。


雲が、ちぎれる音。


稲穂が、うねる音。


枯れ葉と虫が、土に溶ける音。


ゆりのつぼみが、ふくらむ音。


お年寄りの記憶が、空に還っていく音。


子供の夢が、まどろむ音。


朝露が、うるむ音。


ガラスが、透き通る音。


線路が、冷たさを増す音。


絵の具が、かたくなる音。


冷たい水が、身体にしみこむ音。


葡萄が、重みを増す音。


クモの巣が、風にふるえる音。


信号が、点滅する音。


ビルのてっぺんが、点滅する音。


平野が、霧にけむる音。


半島が、霧にけむる音。


離島が、霧にけむる音。


地球が、まわる音。


明け方の音。


トマトが、赤く色づく音。


海が、目覚める音。
by ayu_cafe | 2009-07-19 06:00 | ayuCafe 創作 Bar | Trackback | Comments(4)

ayuCafeねこものまねshow act.36 「あるブログ読者」

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『むー、なるほどねー』






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『ああ、いい写真だ。。』






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『へーいいこと言うなあ。。』






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『やっぱ、つい読んじゃうな、自分のブログは』


(↑自己愛。。。)
by ayu_cafe | 2009-07-18 08:34 | ayuCafeねこものまねshow | Trackback | Comments(4)

「わたしには くちずさむうたがあったから さびかかった かなづちもあったから」




わたしは かじりかけのりんごをのこして

しんでいく

いいのこすことは なにもない

よいことはつづくだろうし

わるいことは なくならぬだろうから

わたしには くちずさむうたがあったから

さびかかった かなづちもあったから

いうことなしだ



わたしのいちばんすきなひとに

つたえておくれ

わたしはむかしあなたをすきになって

いまも すきだと

あのよで つむことのできる

いちばんきれいな はなを

あなたに ささげると






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「しぬまえにおじいさんのいったこと」谷川俊太郎
by ayu_cafe | 2009-07-16 23:06 | ayuCafe 詩のBar | Trackback | Comments(0)

空よりも深くうねる紺碧。

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by ayu_cafe | 2009-07-16 11:22 | 海辺の生活 | Trackback | Comments(0)