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できるだけふるいまぶたをあけてみる そこには海があるはずなんだ *笹井さんのハッシュタグ*

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できるだけふるいまぶたをあけてみる
そこには海があるはずなんだ 



ゆびさきのきれいなひとにふれられて
名前をなくす花びらがある



「はなびら」と点字をなぞる 
ああ、これは桜の可能性が大きい



からたじゅうすきまだらけのひとなので風が鳴るのがとてもたのしい



拾ったら手紙のようで開いたらあなたのようでもう見れません



思い出に降ってる雨を晴らそうと
まずは蛇口を締めてまわった



大切に仕舞っておいた便箋に
文字が生まれてゆくのをみてた



こん、という正しい音を響かせて
あなたは笹の舟から降りる










笹井宏之さんのうた。


1月24日の命日には、
ツイッター上に、静かに
#sasai0124というハッシュタグができて、
たくさんのひとによって
笹井さんのうたが
音もなく降り積もっていった。

いろいろなひとがいて
いろいろな時間がある。
by ayu_cafe | 2012-01-31 06:15 | Trackback | Comments(2)

「死に顔を 「気持ち悪い」と 思ったよ ごめんじいちゃん ひどい孫だね」

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【詞書き】
祖父は家の蔵の中で津波に呑(の)まれ、
遺体は流されずに済んだのだが、
なかなか火葬できなかった。
寒い時期だったのであまり腐らなかったが、
火葬の直前に顏を見て、
悲しくなるよりも気持ち悪いと感じてしまい、
祖父に申し訳ないと思った。

気仙沼高校 畠山 海香さん




彼女は、

気の効いた言葉を知らないので、
思ったことを書いたと言っていた。
by ayu_cafe | 2012-01-26 09:48 | Trackback | Comments(2)

ななぐさ、なずな。神事はすべて清浄な闇の中で行われる。

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大村しげさんの「京暮らし」で、

ななくさがゆのことが書いてある。



********************



このおかいさんは、
昔から万病をはらうといわれている。

その祝いうたは、

唐土(もろこし)の鳥と
日本の鳥が
渡らぬさきに
ななぐさなずな


ほんまは、この祝いごとは、
早朝の四時ごろするらしいけれど、
大方は、前の晩にすましてしまう。

鳥が渡らぬさきというのは、
未明のことをいうのやそうな。
神事はすべて清浄な闇の中で行われるのや、と。



********************



ななぐさなずな、

という祝い歌は、七草のうちのなずな、をとりだして
ななぐさ、と続けた音の響きがくすぐる。
な、の連なりが気持ちいい。


しげさんの文章の

神事はすべて清浄な闇の中で行われる

は、とてもかっこいいし、
ななくさがゆって、神事か、と知ると
余計にありがたい。




しげさんの「冬の台所」という本の
冒頭にも、すごく好きな文章がある。


********************


こうしてじっとォ底冷えに耐える工夫が、
性になって、わたしも京のおんなである。

そして、つらさを忘れて生きるすべを、
冬の台所で学びもって、煮炊きをしていると、
湯気にも心があたたまる。


********************






おかゆは、土鍋でつくると
あつさが身体に美味しくしみわたる。

土鍋ってすごい。
熱の伝わり方がちがう。
すぐにさめない。


すべての料理は、
からだをあっためる神事かもしれない。



ななくさがゆは、
うめぼしと、
ことしの大根のつけものと一緒に。
by ayu_cafe | 2012-01-24 08:19 | ayuCafe 食の道 | Trackback | Comments(0)

シクラメンの咲き方、知ってる?

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一度咲き終えて、もうだめかな、と思っていたシクラメンを
毎日、父方のおばあちゃんの言う通り世話をして、
ふいにつぼみがまたあたまを持ち上げ、ふくらみはじめたのが年末。


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そのつぼみの美しさに驚きました。


なんてクリーミーなのか。



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ひらきはじめも、感動的に美しかった。


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反り返ります。


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下に向いたつぼみがどんどん赤く色づくのは、
次々にランプが灯るような感じ。

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どんどん咲いていきます。

もう静かな祭り状態。
ひとりシクラメン応援団となり、
がんばれがんばれ
ラッセラーラッセラー、と
励まします。



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あるとき、一枚づつ上に反り返っているのに気づきました。

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最後の一枚は、ゆっくりゆっくり上を向くとき、
その場に居合わせたのですが、
感動的だった。


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大寒の夜、

うちのシクラメンは、なぜか、全開、絶好調です。

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by ayu_cafe | 2012-01-22 23:13 | 花と樹と庭のこと | Trackback | Comments(8)

「 男は だんじり引かなあかんように 女はオシャレせなあかんねん!」

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カーネーションのオープニング、
あれ、ミシンをだんじりに例えていて、
劇中の名セリフ、

「 男は だんじり引かなあかんように
女はオシャレせなあかんねん!」

を表現しているんだ。


今ごろ気づいた。。
by ayu_cafe | 2012-01-21 11:31 | 朝食の花 | Trackback | Comments(0)

melencolia. 月待ち雪

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月待ち雪


雪の匂い
晴れてゆく夜空
月待ち雪の暗さに
こころ鎮まる


君と遠く
離れた場所で
月待ち雪の冷たさ
つつまれ眠る


音が消えて
結晶がきしむ
月待ち雪と一緒に
月明かり待つ










****************************



月待ち雪、は、京都の小さくて古いお香屋さんで
見つけたお香の名前。


初めて見たとき、すごい詩情だな、とびっくりした。


京都の旬のお菓子やお香に、ぽつりと静かにつけられた
絶対的な詩情がすごく好き。


あのお香屋さんの古い木戸を、ガラガラと
横に開けるときの音を思い出す。

あれは、古い棚にぎっしりとつまった
詩情の扉だった。



メロディは、ドビッシーの月の光。
by ayu_cafe | 2012-01-20 06:40 | Trackback | Comments(0)

冬が何色かと聞かれれば。

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山茶花、せんりょう、寒椿。

冬が何色かと聞かれれば、
赤、と答えざるを得ない。



ま、そんなこと
聞いてくるひとは
いないんだけど。。
by ayu_cafe | 2012-01-19 08:05 | 朝食の花 | Trackback | Comments(2)

1月初旬、夏の収穫の準備をはじめる。

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1月初旬、今年も、菜園の土をつくり、夏の収穫の準備をはじめます。
(去年と同じようでちょこちょこ違い、やるたびに発見があります。)

今日、今週、というのではないこの長いスパンは、救われる。。


↑これは、父が祖父と農家をやっていた頃、
つくった野菜や果物を青果市場に売りにいっていたとき
使っていたもの。

これを巻いて、気合い十分ではじめます。
(かたちから入ります。)







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まず、土を掘り起こします。

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鍬が土に入るシャクッという音。
これをずっと聞いて育った気がします。

祖母の鍬の音、父の鍬の音。

うちの音。
落ち着く音。

その音を自分がたてている気持ちよさ。



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ちなみに、ここは、去年も菜園としてつくった土で
やわらかいのですが、鍬で掘るのは、
ちょっとした運動になります。

すぐに身体は汗がでるほど、あったまるし、
その後しばらく腰をやられました。。




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これだけ、掘るだけで、へっとへとな訳です。。とほほ。。





鍬は、土に、まず縦に入れ、それから、横にして、
土をうねからかき出す、という感じなのですが、

このような横長のうねを父と両側から掘っていったら、
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わたしが、1やってる間に、父が、9やってしまい、
ぜんぜんだめでした。。とほほ。。

↑この写真のように父は、はなから、鍬を横に使い、
掘る、かき出す、を一回で同時にやっており、びっくりしました。




うねは、三つ。

このうねに、庭の枯葉をあつめて入れます。

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これは、熊手が小さいタイプ。
樹や植物の下に、するする入り、落ち葉を集めやすい。


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からからに乾いた落ち葉の音は気持ちいいし、
落ち葉は、軽くて集めやすいので、
すぐに地面がきれいになるしで、

この作業、気持ちいいことこの上にない。

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落ち葉は、ふくろに入れて
菜園のうねまで運び、どんどん入れていきます。

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現場監督。

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クリスマスローズの芽が出はじめていました。

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落ち葉を踏み固めます。

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去年、父の踏み固めかたが、気合いの入った美しい仕上がりだったので、
今年は、わたしが入念にやってみました。

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うーむ、なかなかいいのでは。。



が、父からだめだしが出て、父の仕上げ。

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やっぱちがう。。。とほほ。。







現場監督がうろうろしてます。

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次は、台所ででる残り物を庭のコンポストの中で、
EM菌ではっこうさせたものを
うねに入れます。

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これが、まったく匂いなし、のパウダー状になっていて
最後は、首をつっこんでとりだしていたのですが、
EM菌の力にはおそれいります。



うねに入れて、水をまいて、土をかぶせます。
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からっぽになった。

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いわゆる生「ゴミ」、ではないんですね。
土作りに、野菜作りに、無駄なものなし。






土をかけて、すこし置いて、
また、次回、栄養となるものを追加します。

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監督はもう家の中に。。

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土の仕事で疲れた身体のなんと気持ちのいいことか。

日のあるうちに、ざぶんとお風呂に入ります。
by ayu_cafe | 2012-01-16 06:59 | 土をつくる。 | Trackback | Comments(2)

浮かぶ茎。

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by ayu_cafe | 2012-01-15 23:51 | gla_gla展 in ayuCafe | Trackback | Comments(0)

一月の玄関の花

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庭のせんりょうとまんりょうとゆずと水仙。
一月の玄関の花。


水仙は、家の中の方が咲く。

いちど植えたら、同じ球根から
毎年花が咲く。
ヒヤシンスとかは、
毎年球根を植える。


水仙の球根は気前よくたくさん
植えるのが鉄則、と父が言ってた。

ターシャも同じこと言ってた。
何百個という感じで植えてた。



出かけるとき水仙の匂いがして、
帰ってくると水仙の匂いがする。


一月の玄関の花。
by ayu_cafe | 2012-01-13 09:36 | 玄関の花 | Trackback | Comments(0)