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毎週、通勤途中に映画の博物館に寄る。

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ある日、ゴダールの映画を家に置いておきたい

と思って、タワーレコードに行こうと思った。

4000〜5000円くらいの出費かな、と思った。


でも、在庫は少ないだろと思い、

渋谷のTSUTAYAに寄ってみた。


すごい在庫だった。

レンタルだけど、映画の博物館かと思った。


監督別の棚に、
このひと(セルジュゲンズブール)のスペースがある、というのは、
ある意味異常なのでは。。

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その日、選んだのは、

ゴダールの

「アルファヴィル」

「メイドインUSA」

あと、「なまいきシャルロット」。


これで、300円だった。

(金額の少なさが)延滞料金かと思った。

(100円で、ゴダールの「アルファヴィル」、観れていいのか。。)




次の週は、


ゴダールの


「男と女のいる舗道」

「男性・女性」

「女は女である」


を借りた。




今週は、


ベルナルド・ベルトリッチの「暗殺の森」

エリック・ロメールの「緑の光線」

マノエル・ド・オリヴェイラの「永遠の語らい 」

を借りた。




勤務地が渋谷にあることの恩恵か。。



次は、

ビクトル・エリセの「マルメロの陽光」

マノエル・ド・オリヴェイラの「アブラハム渓谷」

あたりを観たい。
by ayu_cafe | 2012-09-26 22:42 | ayuCafe 映画 Bar | Trackback | Comments(0)

庭の写真集をつくって、祖母にもっていく。

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父方の祖母のところに行った。

この一年くらいの庭の花の写真を
選んでフォトブックにいれて、プレゼントした。



花は、いいねえ、と喜んでくれた。
白いクリスマスローズと梅の写真を特に気にいってくれた。

一枚づつ写真をめくりながら

これは、ペンタス、これは、酔芙蓉
これは、ノウゼンカズラ、これが、たつなみ草

と話せてよかった。

耳がだいぶ遠いのでゆっくりしゃべる。

すい ふよう。すい ふよう。



こんどは、もっと人物が入ったのもいれて
と言われた。てへへ。



昔、学生の頃、片瀬の龍光寺からひとりでみた
夕暮れ時の江ノ島と海と富士山が
いかに黄金色できれいだったか、話してくれた。

今年、99歳。

いまでも悪い思い出を克明に思い出したり
悪い夢を見て夜中に眠れなくなる、というので、

「そういうときにこの写真集見てね」

と置いてきた。




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by ayu_cafe | 2012-09-24 21:33 | 花と樹と庭のこと | Trackback | Comments(2)

melencolia. ひと束のリンドウ

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人生が終わる
秋のはじめに
むかしよく行った
湖へ行く

おとなしく無口な
孫が運転
彼のジュリエッタ
緑の中を

どんな人生だった?と
聞かれれば
恋をしていました。と
ひとことだけ




湖への道
なにも変わらない
峠のリンドウ
よく咲いている

おとなしく無口な
孫がクルマを
停めてリンドウを
摘んできてくれる

それで充分だった?と
聞かれれば
充分すぎる。と
ひと束のリンドウ


死ぬのが悲しくないか?と
聞かれれば
「恋をしていたから
悲しくはありません。」











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こんな話を思いついた。


死期がとてもちかい
老婦人。
おとなしく無口な
孫の運転で
昔よく行った湖へ
最後のピクニック。

孫は老婦人をあたりまえの
ように尊重している。

老婦人はふと考える
どんな人生だった?と
聞かれれば
恋をしていました。と
答えるだろう、と。





彼女が恋をしていたのは

旦那さんなのか
ほかのひとなのか

あるいは一枚の絵なのか
昔住んだ異国の街並みなのか。

あるいは四季のうつろいなのか
庭の草花の美しさなのか。

彼女は語らないので
誰も知らない。

ただひとつのちいさな
人生をそんな風に過した
静かなひとたちも
いるのではないかと思って
曲にした。





思いついたのは、

ゴダールのメイドインUSAという映画を見ながら。

恋を〜というのは、ゴダールの映画を
見ていて自然に出てきた率直な言葉。

ゴダールの映画は、恋で、できている。

女優の一挙一動。
表情のひとつひとつ。

色彩。

音響。

構図。

詩のようなシナリオ。言葉。

そして、映画、という表現形態。

すべてに強く恋をしている。


なので、ゴダールの映画を見ながら

このような曲ができた。
by ayu_cafe | 2012-09-20 05:35 | Trackback | Comments(0)

アルファヴィルのアンナカリーナ

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ジャン=リュック・ゴダールの映画の批評は、

一言、アンナカリーナがかわいい、

と言えばよかったのかもしれない。




撮ったゴダールも、難しいことを言わないで、一言、

アンナカリーナをかわいく撮りたかった、

と言えばよかったのかもしれない。



最初に載せた写真は、
トリミングではなくて
スクリーンのままなのだけれど、

こんなカット、撮れた日には、
世界を征服したような気持ちになるだろうな。
天下、盗った、みたいな。。



アルファヴィルは、

異世界でのシーク&ファインドの物語。

これは、村上春樹さんの作品の構造と似ている。

好きなんだろうな、春樹さん。

アフターダークで舞台になるホテルの名前が、
アルファヴィル、だし。
by ayu_cafe | 2012-09-18 05:12 | ayuCafe 映画 Bar | Trackback | Comments(0)

melencolia. 北カレリアの無人島に 手こぎボートで渡り はだかで湖を泳いだ

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北カレリアの無人島に
手こぎボートで渡りはだかで
湖を泳いだ
夏の終わり 映る雲

とても大事な場所だから
誰にも言わずここにくる
必ず通り雨が降る
からだの棘が洗われる

なにももっていなくても
なにも知っていなくても
なにものでもなくても
頬にあたる雨がうれしい



森は眠っているようだ
吐息ひとつで冬がくる
ここの太陽は別の太陽
胸に満ちたらふたをする

歌も言葉もいらなくて
過去も未来もいらなくて
必ず通り雨が降る
涙が流れて軽くなる

なにももっていなくても
なにも知っていなくても
なにものでもなくても
頬にあたる雨がうれしい











*************************************




タイトルは、雑誌にのっていた
ある方のコメントまま。

北欧の島のことを語っていた。

タイトルにしたらよさそう、と思うフレーズが
あるとiPhoneのメモにメモっておく。

いま見たら524個あった。



なにももっていなくても
なにものでもなくても

というのは、たぶん、
先日、お会いしたフランス帰りの方々の
影響大。

あの日、参加しなければ、書かなかった。

ゆく夏を惜しむ会が
なにかに残せてうれしい。
by ayu_cafe | 2012-09-12 05:35 | Trackback | Comments(0)

苦い冬の恵み。組曲。


by ayu_cafe | 2012-09-10 20:52 | ayutube | Trackback | Comments(0)

優れた作品は、視界の価値を変える。*庵野秀明館長 特撮博物館*

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庵野秀明館長 特撮博物館

行って来た。


素晴らしかった。


エヴァンゲリオンの庵野さんの

おれは、特撮が好きだ。
衰退する特撮技術を
なんらかのかたちで残したい、伝えたい

という思いでできていて、

何かを好きでいる人生 って素晴らしいと思った。

一点、一点の展示物に
主催者があんなにひとつづつ細かく
愛情にあふれた解説つけてる展示、はじめて見た。


こういう技術を残していきたい、と
庵野さんは、文化庁にお願いしたが、
鼻で笑われたみたい。


中盤で9分にわたり上映される

「巨神兵東京に現わる」は、

全編特撮技術で撮られてるけど、

この短篇は、スタジオジブリ配給。

オープニングで、
あのスタジオジブリのトトロのマークが出てくるところで

鈴木プロデューサーの任侠も感じてしまい
ぐっとくる。


結果、この展示のこの夏の入場者は15万人。






庵野さんの解説で印象に残ったのは、

電柱の造形というのは、
素晴らしい、みたいなこと。

これ、ほんと読めてよかった。


ハワイの田舎でも写真をとっていて
すごく感じたし、
ヨーロッパから帰ってきたときも感じる。

エヴァの映像なんか電柱、電線の造形美のラッシュだ。

昔は、風景をこわしていて邪魔だと思っていた。

なんだろう、あの魅力。


生活感、かな。

しかも昭和の。


エヴァで明らかに感じることは、
観終わったあとの視界の一新感だ。

電線、電車、街灯、標識、ディスプレイ、
タイポグラフィー、すべて
いろっぽく見えてしかたなくなる。

これは、特撮のジオラマを見たあとにも
同じことを感じた。


以前、ジブリの高畑さんが、
おもいでぽろぽろをつくるときに言っていた。

実写の映像を、ひとは、細部までみない。
でも、細部まで描いた風景なら、ひとは、見る。


つまり、もういちど、つくれば、ひとはそれを見て、
もういちど発見する。

花の、虫の、水の、朝日の、電線の、電車の、
世界の、美しい造形を発見する。


作品をつくるというのは、みるというのは、
世界の美しい造形をもういちど発見することかもしれない。


そして、作品をつくるひとは、
世界の造形の美しさに魅入っていて
それを伝えたくてうずうずしているひとかもしれない。

たぶん、ほんとは、庵野さんは
特撮が好き、というより、そこに
醸し出される世界の造形美に魅せられているのではないか。








この展示は、最後のコーナーに、
巨大ジオラマがあって、その中に入って、
写真が撮れる。

写真が撮れる展示というものはじめて。


トリミング好きとしては、
このセットを前にして嬉しくて失神しそうになった。
いくらでも撮れる。
神の視点がもらえるんだから。

僭越だけど、自分、特撮写真に適性があるかもと錯覚した。


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撮りながら深く、実感したのが、
(大変言うのを躊躇してしまうが)
破壊された造形は、ものすごく絵になる、ということ。
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これには、なにか深い理由がありそう。



ちなみに、特に自分で気にいっているのは、
以下の2枚のジオラマのトリミング。
特に1枚目、街灯のカーブが
色っぽくて好き。

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帰り、藤沢駅で隣の線路に停まっていた
新宿行きの小田急線の

造形も、「新宿行き」という表示も
かっこよく見えた。


優れた作品は、視界の価値を変える。

世界の価値を変える。

世界の価値を価値あるものとして気づかせる。


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by ayu_cafe | 2012-09-10 00:59 | ayuCafe ART Bar | Trackback | Comments(0)

つらいことは、大事なものに気づく単なるきっかけ。

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生きていると
つらいこともふえてくるけど
大事なお守りもふえる。

たぶん、つらいことと大事なものは双子で、
つらいことは、
大事なものに気づく単なるきっかけ。

だから結局、
生きていると大事なものだけがふえていく。
by ayu_cafe | 2012-09-07 06:15 | Trackback | Comments(0)

叔母のサイトをひっそり更新。

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有野契章
by ayu_cafe | 2012-09-04 05:11 | かぞくのこと | Trackback | Comments(0)

海の風がばさばさと入ってくる逗子マリーナの部屋で。

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フランスで20年間暮らされて
日本に戻ってこられた
maVieさんにお誘いいただいた

過ぎゆく夏を惜しむ会@逗子マリーナ。


たのしかったなあ。


初対面の方ばかり。
だけどぶっちゃけた感じで。
みなさん、芯があるくせに気取らない。



食べ物と飲み物は持ち寄り。

シャンパンで割る桃のリキュール。
赤ワイン白ワイン。

フォアグラとジャムのブルスケッタ。
ズッキーニ入りミートローフ。
フランスのオリーブオイルをかけたひよこまめ。
庭のとれたてトマト。
ごうやの佃煮和え。
アボガドディップとタコス。
ローズマリー風味のチキン。
たこのマリネ。

うちがもっていったのは、
近所のフランス人のパン屋さんのパンと
母の庭の野菜とハーブでつくったペンネ。



アボガドディップには、驚いた
妻と、これ、メキシコで食べたやつじゃんっ
と顔を見合わせた。

メキシコの料理の味で、本場のものは
実は、さっぱりしていて
パラペーニョやパクチーが効いてて大好きだったから
すごくうれしかった。

このアボガドディップ、
パラペーニョ、にんにく、が入っているとのこと。



ちょっと印象深かったのは、
フランス帰りのお二人のはなし。


夢とか、将来の野望とか、理想とかではなく
いまを生きているだけ。

たまたまフランスだっただけ。

フランスは、経歴とか役職とかではなく
見られるのは、その人だけ。


夜、窓を開け放して
海の風がばさばさと入って来る部屋で
そんな話しを聞いた。




逗子マリ、はじめて部屋に入れていただいたけど
昭和のリゾートという感じでいなたくてよかった。

川端康成さんと沢村貞子さんの余韻。



雨上がりの雲が終始きれいだった。


帰るころ、雨がふってきていて
逗子マリの管理所で傘を借りて
駐車場までクルマをとりにいった。

ちょっと逗子マリオーナー気分を味わった。


帰りは、由比ケ浜あたりから大雨になって
海沿いの道をワイパーを最速にして
徐行しながら帰った。




maVieさん、ありがと。
こんどはぜひうちに。
by ayu_cafe | 2012-09-03 01:55 | 友人・同僚のこと | Trackback | Comments(10)