ayuCafe

しあわせは、歩いてこない。

b0072051_253584.jpg




仕事のおはなし。



*********************



エヴァのマリが、あまりにいいキャラなので、
あう音楽を探してみた。


(よく、あう音楽を探す。
ハリポタなら、ビョークのエレクトロニカの頃とか、
エイフェックスツインのアンビエントワークスとか、
シガーロスとか、トラッシュキャンシナトラズとか、
スコティッシュ、アイスランド、北欧エレクトロニカ
とかが、あの映像や神話性とすごくあう気がする。)


マリのあの好戦的で、現実的で、
ぶっちゃけたタフな感じってどんな音楽だろ。

ジェームスブラウンのit's a new dayとか、
プライマルスクリームのcountry girlとか、
はたまたフレンチエレクトロのjusticeって
ユニットの、d.a.n.c.eとかかな。。。

。。。なんか、違う。
もっと肝がすわっていて、ギラリと明るい。

で、やっぱ、これか、と行き着いたのが、

チータ(水前寺清子さん)の
365歩のマーチ。

冒頭で、マリが、これを口ずさみながら、
暗い坑道のようなところを、すんごい速度で、
敵に向かっていく。

思い出しただけで、元気がでてくる。



*********************



うちの会社の、うちの部署で、
いちばん収益をたたきだす仕事というのがある。

仕事に大小とはいうのは、なくて、
重要度というのは、すべての仕事、すべての
一挙一動が最重要なはずだけど、

収益があがる仕事がないと、
まず、給料がすくなくなる。
大所帯の会社が維持できない。
大所帯でないと、大きな仕事が来ないし、
仕事の種類も広がりにくい。


社長は、収益があがる仕事に、
スタッフィングを優先して、人数もつける。
注目もされる。意見も多く言われる。

たまに、その仕事以外をやってるひとから、
いいわよね〜尊重されてて、と言われる。



*********************



その仕事は、たいていひとつが、
7〜8ヵ月かかる。
トータルな戦略の企画をベースに、
TVCM、新聞などのマス広告ともからみながら、
カタログ、SP(セールスプロモーション)ツール、
webをつくり、
そしてDVD映像なんかにもたづさわる。


方向性をあれこれ探りながら決めて、
デザインし、撮影し、表現をつくり、
複雑なスペックを解析して、
一字一句間違いのないように、仕上げる。


せっかくやるなら、世界のどこにもないものを
つくろうと思ってやる。
これやったよ、って友達に堂々と言えるものを、
と思ってやる。



途中、いろいろなことが起こる。

方向性の迷走、マス広告との連携、
人間関係、スタッフの温度差、
責任感、緊張感、精度、丁寧さ、思いやり、
広い視野、技術力のばらつき。
(でも、うちの会社のアベレージは
かなり高いと思う。)
時間とお金と表現。
表現者としてのテンションと、
ビジネスマンとしてのテンションの維持。
急な変更。急な対応。
なにを優先して、なにを捨てるか。
ネガティブチェックや、いろいろなひとの意見によって、
どんどん最初の表現の生き生きしたものが
死んでゆくあの感じ。
それでもなにかエッジを生き残らせようとするあの感じ。
安易な未然のミス、
関係者のミスやトラブルのフォロー。
プレッシャー、クレーム、
バッシング、風評への対応。
その中で、少しでもましな業務の
進行マニュアルづくり。
ミス防止のマニュアルづくり。
スタッフの、自分のモチベーションの維持。
あるいは、真剣になりすぎないことへの
自己調整。
web、3DCGなど、
新しい業務、新しいチームとの作業。
価値観のすれちがい、価値観のすりあわせ。
深夜作業、疲労、失望、そして疲労。

ちなみに、ほかのクライアントの仕事も
たいがい並行してやっていて、
これがまた、なかなかピリ辛だったり。。




*********************




わたしは、入社後、何年かしてから
この仕事にスタッフィングされ、
コピーライターとして、ひとつにたずさわったあと、
その次からは、クリエイティブディレクターとして、
担当させていただいた。


その仕事で、最後の最後に商品の発表時刻に、
webを公開して、すべての作業が終了したあと、
ずっと歯茎から血が止まらないな、と思っていたら、
歯が二本抜けた。


で、部分的な義歯っていうのを入れた。


その翌年、また新しいその仕事を担当して、
歯が二本抜けた。


去年は、同時に3つ、その仕事をやったんだけど、
3本抜けた。にゃはは。


おととし、年間で11個の競合プレをやったときは、
なんでもなかったので、どうも、その仕事ゆえの
プレッシャーがあるのかな、と思う。

当面の課題は、歯が抜けないように、
なんとかうまく、テンションとか、緊張とか、
人間関係とか、をやりくりできるようになること。
理想と現実をうまくすりあわせること。


しかし、責任のある立場で、
各論ではなく、総論で仕事を監修するって、
なっかなか、なっかなかだ。


おかげさまで、いい勉強をさせていただいている。
おかげさまで、生きてるって感じる。
苦労はした方が、
命は削ったほうが、面白い。




ちなみに、海外に行くとき、
パスポートコントロールのところで
義歯をはずして、トレイにのせるべきか、
いつも、ちょっと迷う☆




*********************




マリがシトと戦って、死にそうになって、
のってたエヴァもなくなって、
命からがら、エントリープラグから出て来て、
いうセリフがすごく好き。


「ま、生きてるから、いっか」







しあわせは、歩いてこない。
# by ayu_cafe | 2009-07-30 04:03 | 仕事もしてます | Trackback | Comments(8)

凄まじい希望。  ◇エヴァンゲリヲン新劇場版:破◇

b0072051_113351.jpg




『エヴァンゲリヲン新劇場版:破』




これは、凄まじい。




これは、現代の、獰猛なアートで、
建築物で、書物で、絵画で、ロックで、
フィルハーモニーで、詩で、空で、雲で、
光だ。


映画は、公開後わずか1ヵ月で、
動員数、200万人。
興行収入、20億円。



今、この作品より、獰猛で、意志と、技術と
フェチズム、がつぎ込まれていて、
しかもここまで経済収益をたたき出してる
アートってあるだろうか。



おれはなにやってんだろう、と思った。
昔、ある作家が、すごい作品に出会うと、
自分に失望するけど、世界に希望がもてる、
って言ってたけど、そんな感じ。
しかも、凄まじい希望がもてる。



この日は、わりとくたくただったけど、
観終わったら、もうぐいぐい歩いてしまった。



こんな風に、壮絶なものをつくって、
しっかり多くのひとに響いて、結果出して、
「生き切ってる」ひとたちって
いま、この時代に、たしかにいるんだな。

うーん、のんびりへこんでる場合じゃないな。。




b0072051_1215589.jpg





最後の十数分か、数十秒か忘れたけど、
身をのりだしっぱなし、
力が入りっぱなしだった。



全部終わって映画館が明るくなった後、
後ろの席のカップルの男の子の方が、
半笑いで、
「すごすぎて、わからねえ。。」
って言ってた。

よくわからない言い方だけど、
的確な表現な気もする。




b0072051_158169.jpg





この新劇場版のシリーズは、ひょっとすると
ものすごいことになるかもしれない。
フォーカスされてるのが、人間性と希望だから。
これは、もしかすると、以前の映画版の中で、
出て来た、「これも、また、もうひとつの未来」
ってところまでいってしまうんじゃないだろうか。
綾波が遅刻してパンをくわえながら走ってくるやつ。。




b0072051_1411632.jpg





今回は特に群衆と街並が、ありえないほど、
フェチにできていて、素晴らしかったし、
相変わらず、音響設計と、
編集の技術は卓越していたけど、
もうそれすら気にならなかった。
そういう技術を義足みたいに全部フルに使い切って、
言いたいことに、突進してる、と感じた。
選曲も、みんな驚いてるけど、無駄がなかった。
この曲以外にない。センスのいい選曲なんていらない。
もともとTVシリーズの最終タイトルに、
「まごころを君に」ってつけてるチームだもんね。。




b0072051_1505096.jpg





新キャラのマリも、そのとけ込ませ方も最高だった。
他のキャラがいるから、よけいに引き立たせ合ってた。
う〜ん、それにしてもあの歌くちずさみながら、
シトに向かっていくシーンいいなあ。。




b0072051_1552583.jpg



観終わったあと、副都心線で、
渋谷から新宿三丁目まで行ったんだけど、
渋谷の新しくできた地下通路も、副都心線のホームも、電車も、
全部、異様にグラフィカルに見えてしまった。
エヴァを観ると、視覚の価値観が変わってしまう。


b0072051_1485988.jpg

b0072051_1253692.jpg




個人的には、ミサトが乗ってるケーブルカーが、
ジオフロントに下降してるとき、
隣のゲージを下から、
誰がのってるかわからない2号機が、
凄いスピードであがってきて、
すれちがっていくところが、
異常にゾクゾクした。



ウォークマンは、小道具として、
もうさすがに古いだろう、
と思ったら、あんな風に使うなんて。。。。
思い出しただけで、いてもたってもいられず、
泣きそうになる。





映画は、会社から180秒くらいのところで
やってるからまた観にいかなきゃ。




b0072051_204441.jpg






※会社のマックの壁紙もオレンジのものを
さくっとつくって変えてみました。
b0072051_213667.jpg


オレンジ見るだけで、気分があがってきます。
(↑超単純)
# by ayu_cafe | 2009-07-29 02:06 | ayuCafe 映画 Bar | Trackback | Comments(4)

夏の日、酒井駒子さんに会う。

b0072051_105233.jpg




青山ブックセンター本店さんで
酒井駒子さんのサイン会。


b0072051_9405241.jpg




わたしの整理番号は53番。
妻の整理番号は72番。



b0072051_9402888.jpg




わたしは、中学生の男の子みたいに、
前の晩、朝4時頃まで書いていたお手紙を
持ってきました。



b0072051_9431326.jpg




ABC(青山ブックセンター)本店さんには、
岡村さんとわたしのすましたペンギンが、なんと
酒井さんの新刊の隣に。。。

信じられません。。
ほんとにありがとうございます。。


すまペンを一冊を買ってプレゼント包装してもらいました。
おそれおおくも、酒井さんにお渡しするために。。



b0072051_9455050.jpg




酒井さんは、とても小柄で、
やはり独特の雰囲気があり、
暗さとこわさがあって、安心しました。

でも、サインが勝手なかわいらしさがあって、
やはりそれにも安心してしまいました。

酒井さんの生死感と、勝手なかわいらしさが
とても好きなので。



b0072051_9494194.jpg

b0072051_9495365.jpg




妻は名前入りでサインしてもらいました。
ひとりひとりちがう絵を
描いてくださっているのかな。。


わたしは、新刊のサイン会で、
失礼かとは思いましたが、
一番好きな「草のオルガン」というおはなしが
入っている本に、サインをお願いしました。




当日進行をされていたABCの武本さんとも
おはなしできてうれしかった。
果敢に出版の売り込みもされてるそう。
がんばってる。




夏の日。
お手紙とすまペンを酒井さんにお渡しして、
近くのカフェでしばし、
いただいたばかりのサインを眺めました。



b0072051_9521120.jpg




おみやげに、ロンパーちゃんのクリアファイルと、
ポストカードをいただきました。




b0072051_9342585.jpg

# by ayu_cafe | 2009-07-28 09:59 | ayuCafe Book Bar | Trackback | Comments(2)

ふっと消えるように。

b0072051_2272956.jpg



b0072051_2274418.jpg



b0072051_2275662.jpg



b0072051_2282339.jpg



b0072051_2283546.jpg



b0072051_22102636.jpg



b0072051_22104488.jpg



b0072051_2211389.jpg



b0072051_22112795.jpg



b0072051_2212464.jpg



b0072051_22121793.jpg



b0072051_22123227.jpg



b0072051_22132719.jpg



b0072051_22133982.jpg



b0072051_2214079.jpg



b0072051_22141311.jpg



b0072051_2215331.jpg



b0072051_22152934.jpg



b0072051_22154084.jpg



b0072051_22161885.jpg



b0072051_22163374.jpg



b0072051_2218043.jpg



b0072051_2218141.jpg



b0072051_22184510.jpg



b0072051_22192096.jpg



b0072051_22193838.jpg



b0072051_22195336.jpg










モンサンミッシェルには泊まったので、
ゆっくりできました。
朝ご飯の前と、
朝ご飯のあとに、
ほんとんど手ぶらでお散歩。

ホテルの入り口はとても小さくて、
宿泊者は、別の入り口から、
島の「町」に出られます。

この入り口が、なにかアジトの入り口みたいで、
ワクワクする。

町は、ちょっとハリポタのダイアゴン横町みたい。
日中は、世界中からの観光客が、ぎっしりになるけど、
早朝は、しんとしています。

グンと一気に修道院へのぼると、
天空に、アーチの連なる中庭があります。

あたりは海。
修道院の中にはきれいな光。

ひとまわりして、また
アジトみたいな入り口から、
ふっと消えるようにホテルへ戻ります。
# by ayu_cafe | 2009-07-22 23:48 | ayuと一緒に朝のお散歩 | Trackback | Comments(4)

ハリーポッターはイギリスの冬を閉じ込めた映画。

b0072051_6153242.jpg




ハリーポッターの最新作を観てきました。


結婚する前から、妻とワーナーマイカルで
毎回観てるんですけど、
何作目だったか、観終わった後の妻との会話は、
「スリザリンの談話室、見れたね」でした。


ハリーポッターの私的な魅力は、

とにかく美しいイギリスの風景。
重厚なホグワーツのお城の陰影。
お城のアーチの造形。
回廊の奥まで届かない光。
雪の積もった中庭。
ダークなブルーとグレーの色彩設計。
イギリスの伝統に根ざした重厚な美術。
北ヨーロッパの伝統に根ざした深遠な物語の世界観。
深遠な世界観を誘発する語感。
(ホグワーツ、ダンブルドア、グリフィンドール、
スリザリン、ハッフルパフ、レイブンクロー、トロール
ゴブリン、ダイアゴン横町、アズカバン。。。)
そして、あのテーマの音楽。
(今回のエンドロールの2曲目に流れる
歌もすごくよかった。。)




b0072051_549178.jpg





シリーズでいちばん好きなシーンは、
「アズカバンの囚人」の中の、バックビークで飛ぶシーン。
馬と鳥のあわさったようなバックビークにハリーが乗って、
湖と低い山並が連なるそれはそれは美しい風景を優雅に飛ぶ。
しばらくあたりを旋回した後、バックビークは、
湖の湖面すれすれに、低空飛行しながら、
曲げた足の甲(?)の部分を、水面にサーッとつける。
水面にきもちのいいラインがひかれる。
このシーンは最高。


なぜバックビークが水面に足をつけるのかわからないけど、
説明がつかないから、余計素晴らしい。




b0072051_617187.jpg





あとホグワーツ魔法学校へ行くまでの
列車を空撮で撮るときの絵もきれいだし、
駅からホグワーツの城に行くまでの馬車のシーンで、
遠く向こうにお城が見えているシーンも
いつも素晴らしい。

雪の時がいちばんよかった。

大きなクリスマスツリーに、
オーナメントを魔法の杖で持ち上げて、
飾るところも好き。
ツリーごと、魔法で出せるはずなのに。。笑

そう、冬のシーンは、どれも好き。
ハリーポッターはイギリスの冬を閉じ込めた映画かもしれない。




b0072051_6224223.jpg





今回も、お城の美しい窓の造形や光、
新しい先生やダンブルドア校長の重厚な部屋が見れて
うれしかった。
ラテン語みたいな文字が書いてあるアーチも美しかった。
フィレンチェのサンタマリアノベッラという
香水のお店を思い出した。




b0072051_6301951.jpg





あ〜、ハリーポッターの人物に焦点をあてすぎない、
世界観の写真集だして欲しい。。

てなことを思いながら、今出てるフィガロジャポンの
「イギリス湖水地方」特集を穴のあくほど見てしまう。
# by ayu_cafe | 2009-07-21 06:35 | ayuCafe 映画 Bar | Trackback | Comments(4)

明け方の音。

b0072051_532507.jpg




明け方の音。


トマトが、赤く色づく音。


海が、目覚める音。


星が、消えていく音。


鳥が、まばたきする音。


雲が、ちぎれる音。


稲穂が、うねる音。


枯れ葉と虫が、土に溶ける音。


ゆりのつぼみが、ふくらむ音。


お年寄りの記憶が、空に還っていく音。


子供の夢が、まどろむ音。


朝露が、うるむ音。


ガラスが、透き通る音。


線路が、冷たさを増す音。


絵の具が、かたくなる音。


冷たい水が、身体にしみこむ音。


葡萄が、重みを増す音。


クモの巣が、風にふるえる音。


信号が、点滅する音。


ビルのてっぺんが、点滅する音。


平野が、霧にけむる音。


半島が、霧にけむる音。


離島が、霧にけむる音。


地球が、まわる音。


明け方の音。


トマトが、赤く色づく音。


海が、目覚める音。
# by ayu_cafe | 2009-07-19 06:00 | ayuCafe 創作 Bar | Trackback | Comments(4)

ayuCafeねこものまねshow act.36 「あるブログ読者」

b0072051_8292682.jpg


『むー、なるほどねー』






b0072051_8292682.jpg


『ああ、いい写真だ。。』






b0072051_8292682.jpg


『へーいいこと言うなあ。。』






b0072051_8292682.jpg



『やっぱ、つい読んじゃうな、自分のブログは』


(↑自己愛。。。)
# by ayu_cafe | 2009-07-18 08:34 | ayuCafeねこものまねshow | Trackback | Comments(4)

「わたしには くちずさむうたがあったから さびかかった かなづちもあったから」




わたしは かじりかけのりんごをのこして

しんでいく

いいのこすことは なにもない

よいことはつづくだろうし

わるいことは なくならぬだろうから

わたしには くちずさむうたがあったから

さびかかった かなづちもあったから

いうことなしだ



わたしのいちばんすきなひとに

つたえておくれ

わたしはむかしあなたをすきになって

いまも すきだと

あのよで つむことのできる

いちばんきれいな はなを

あなたに ささげると






b0072051_2352291.jpg










「しぬまえにおじいさんのいったこと」谷川俊太郎
# by ayu_cafe | 2009-07-16 23:06 | ayuCafe 詩のBar | Trackback | Comments(0)

空よりも深くうねる紺碧。

b0072051_11221854.jpg

# by ayu_cafe | 2009-07-16 11:22 | 海辺の生活 | Trackback | Comments(0)

赤い木の実の向こうの扉から。

b0072051_2321593.jpg


赤い木の実の向こうの扉から、毎日出かけて、

赤い木の実の向こうの扉へ、くたくたになって帰ってくる。





b0072051_23242633.jpg


今日は、クライアントさんの社長さんと
2時間みっちり、ひとつの議題でお話して、
帰ってきて、うちの社長さんとひさしぶりに
じっくりお話して、進行中の大きなお仕事の
社内会議をじっくり。。。

どこの社長さんでも、社長さんとお話するのは、
テンションがあがるので終わるとどっと疲れる。。
もともと、みの虫体質なだけに。。。





b0072051_2331051.jpg



進行中の大きな仕事は、7〜8ヵ月くらい続くんだけど、
きっと、いまがいちばん大変な時。
「きっと、いまがいちばん大変な時だから、
もうひとふんばりがんばろう」なんてこの前、声をかけた。


スタッフみんな、先々週も先週も休日出勤。


あとはどう正気を保つか。。
血がのぼりすぎてしまったら続かない。
たぶん、これも、よくある単なる逆境のひとつ。


わたしは、先々週は、近所のフランス人の方のやってる
パン屋さんのパンを、好きなの食べて
って、どっさりもっていった。
先週は、山梨のおばさんがもってきてくれた桃を
会社にもっていって会社でむいて食べてもらった。

桃どころじゃないよ。。みたいな空気を感じつつ。。
でも、まあ、ね、桃、おいしいし。。


そういえば、うちの社長さんも昔、部長さんだった頃、
夜遅くひとりでコンビニに行って、
作業してるスタッフに、
両手にどっさり差し入れ買ってきてたな。



わたしは、クリエイティブディレクターとして、
桃をむいたり、会議したり。。
桃(ピーチ)ディレクター(←どうでもいい。。)



きっと、いまがいちばん大変な時。
でも、たぶん、これも、よくある単なる逆境のひとつ。



そして、また、

赤い木の実の向こうの扉から、毎日出かけて、

赤い木の実の向こうの扉へ、くたくたになって帰ってくる。



b0072051_23375552.jpg

# by ayu_cafe | 2009-07-14 23:44 | 仕事もしてます | Trackback | Comments(4)

みずうみのそばのピザの窯のあるお店。

b0072051_9263221.jpg



山梨の家に行く途中の、みずうみのそばに、
イタリアから取り寄せた石窯で焼くピザのお店があります。


外観がカナダの家みたいなのも、
アプローチに、蔦をくぐっていくのも、
明るいテラスがたっぷりあるのも、いい感じ。


ピアノやウッドベースがあって、
週末にはコンサートをされているそう。


壁には、このお店の四季の様子や、
コンサートの様子を描いた絵がいくつも飾ってあります。


こども用に絵本のコーナーもあったので、
偶然持っていた、すましたペンギンを、
「置いていただいていいですか」と
お願いしてしまいました。


今頃ペンギンたち、焼き上がったばかりの
ピザの匂いをクンクンとかいでると思います。








b0072051_9265365.jpg

# by ayu_cafe | 2009-07-14 09:28 | すましたペンギン通信 | Trackback | Comments(0)

この世には、おいしいって噂のハンバーガーが楽しみで下絵なしで切り絵をつくってしまうひとがいる。

b0072051_8335810.jpg




この世には、おいしいって噂のハンバーガーが楽しみで
下絵なしで切り絵をつくってしまうひとがいます。



こんな風に。



ドリンク付き。。。



ご本人いわく、
「なんだか楽しかったことや
感動したことは切りたくなってきています。」




世の中って、なにかの憂鬱とは無関係に、
ときどきニヤッとするほどおもしろい。。




切り絵が素敵だから、
今週もがんばってみよかな。。
# by ayu_cafe | 2009-07-13 08:42 | ayuCafeこの一品 | Trackback | Comments(4)

パリの郊外暮らし。

b0072051_19473432.jpg



※今日の記事、というより映ってるものは、
圧巻なのでは、と思います。
ポル/パリの最後にもってこようと思っていたのですが、
いつになるかわからないので、今日アップします。



*********************



ポルトガル/パリの旅行の最後の夕食は、
maVieさんのご自宅にお招きいただきました。うわお。
パリ郊外、サンジェルマン・アン・レという
大きなお城のあるとても上品な街へ。

RERのパリの駅は、なんだか暗くて、
憂鬱な未来映画みたいで、こわいくらいなんですけど、
サンジェルマン・アン・レイへ向かう列車に乗ると、
明らかにのってるひとの感じがちがう。


パリの薄暮を眺めながらゴトゴト揺られて到着。
駅の前は、すぐにお城。
じゅんぺい君が迎えに来てくれました。
(試験前だったのにありがとう。)


maVieさんは、在仏20年。
週末には、クルマで郊外のブロカントへ。
お部屋は、その戦利品が品よくゴージャスに飾られています。
そして、壁、床、取っ手などなどは、
maVieさんによってすべて取り替えられ、
買ってきた家具も色を塗り替えたりして、
もうこれはアパルトマンのお部屋自体が、生活自体が、
ひとつの作品のように、完成されていました。



パリを見にくるなら、
エッフェル塔とオルセーとmaVie家で、
完璧なのでは。。



パリコレに参加していたagriの増田さんも
遅れて到着したのですが、
ひとつひとつに、悲鳴をあげていました(笑)


伺ったのが夜だったので、
写真が暗いのが残念ですが、
たぶん昼の光のいい時に伺ったら失神すると思います。。


ちなみにこのお家は、
一見もはやアンティーク屋さんのようですが、
そうではなく、遠い国で、息子さんを試行錯誤しながら、
お育てになり、いろいろないろいろな時間を生きてこられた
より良く生きる意志の結晶みたいな場所です。




では、いざ。

b0072051_19302953.jpg


b0072051_19311867.jpg


b0072051_19312870.jpg


b0072051_19313954.jpg


b0072051_19314871.jpg


b0072051_19315846.jpg


b0072051_19321531.jpg


b0072051_19341046.jpg


b0072051_19343161.jpg


b0072051_19344224.jpg


b0072051_19345528.jpg


b0072051_1935738.jpg


b0072051_19352323.jpg


b0072051_19355350.jpg


b0072051_19361468.jpg


b0072051_1936256.jpg


b0072051_19363729.jpg


b0072051_1936516.jpg


b0072051_19371758.jpg


b0072051_19373321.jpg


b0072051_19375060.jpg


b0072051_1938836.jpg


b0072051_19382663.jpg


b0072051_19384134.jpg


b0072051_1939636.jpg


b0072051_194254.jpg


b0072051_19422880.jpg


b0072051_19424740.jpg


b0072051_1943897.jpg


b0072051_19432626.jpg


b0072051_19435276.jpg








これは、食前酒にと出していただいたシャンパン。
甘くコーティングしてある乾燥されたバラを
シャンパンに落とします。
もうとっくにその現実に酔っぱらってしまっています。

b0072051_19234430.jpg


b0072051_19243186.jpg





おみやげにもって行って、と
アンティークのリキュールグラスを
気前よく3人分いただきました。。
うーらら。。

b0072051_1926795.jpg


b0072051_19262141.jpg


b0072051_19263870.jpg


b0072051_19265627.jpg









そして、晩餐です。きゃー。


maVieさんは、アルザスの小さな村のレストランに、
ご自身のワインリストがあるような方。

ご自宅のセラーにも厳選されたワインが。
自家製ディップは、火であたためながら。


b0072051_1948387.jpg


b0072051_19485479.jpg


b0072051_1949818.jpg


b0072051_19493386.jpg


b0072051_19495757.jpg


b0072051_19501954.jpg


b0072051_19503123.jpg


b0072051_19504818.jpg


b0072051_1951873.jpg


b0072051_19512391.jpg


b0072051_19515180.jpg


b0072051_19521481.jpg


b0072051_19522795.jpg


b0072051_19523933.jpg










ワイワイお話して、終電近くになってしまい、
すっかりぽわんとしてRERに乗ってパリへ。

RERのパリの駅は相変わらず、憂鬱な未来映画みたいで
深夜はさらに怖い感じ。

だけど、その時感じたのは、

いい思いは、怖さを凌駕する、ってこと。


今後、プレゼンの前とかに
この記憶、使わせていただきます(笑)



*********************



maVieさん、ご自宅の写真掲載のご承諾
ありがとうございました。
時間が経ってしまってごめんなさい。
またご帰郷のさいには、
わが家にも遊びに来てくださいね。

こんどは、もみが奥に逃げ込まないよう、
ブロックしておきます(笑)



*********************



さんざんドキドキしながら歩き回った
ポルトガル/パリの旅の最後に、
maVieさんのお部屋で、シャンパンの中で
泡をたててとけるバラを見ていました。


休暇はどこに行って来たんですか?
と聞かれて、
ポルトガルとパリに行ってきました、
と答えるだけでは、まるで言いたりない。


でも、
まるで言いたりない旅ができた幸運と、
お会いできた皆さんに深く感謝したいと思います。







ポル/パリ 011
# by ayu_cafe | 2009-07-12 10:18 | ポル/パリ | Trackback | Comments(4)

"I am leaving, I am leaving."But the fighter still remains.

b0072051_22273264.jpg



ポール・サイモンの曲で一番好きな詩は、
「ボクサー」です。

今夜の東京ドーム公演でも演ったかな。



**********************




僕は本当に哀れな男
こんな話はめったにしなかったんだけれどね
反発心なんか使い果たしてしまったよ
ポケット一杯の不平不満へのね
ほら、約束やら
嘘や冗談にしたって
結局人は都合のいいことだけ聞いて
他は無視するんだから
 
 
家を出て家族から離れた頃
僕はもう少年ではなかったはずだけど
見知らぬ人々の中
ぶきみな静けさ漂う鉄道の駅で
目立たぬよう身を隠していた
ボロボロになった人々が行く
貧民街を探していた
彼らだけが知るその場所を求めて

労働者向けの賃金でも構わないと
仕事をいろいろ探してみたけれど
職にはありつけなくて
お呼びがかかるのは
七番街の娼婦家からだけ
でも、告白するけれど、、、
寂しかったので時々
お世話になったこともあるんだ
  

やがて冬着を整えていると
家に帰りたくなった
ニューヨークの冬のように
キツイところなんてない
僕を呼んでいる声が聞こえる
家に帰れと
  

In the clearing stands a boxer,
リングに立つ一人のボクサー
And a fighter by his trade
戦士という職業だ
And he carries the reminders
彼は闘わなければならないのだ
Of every glove that laid him down
ダウンさせようと一撃を浴びせ
Or cut him till he cried out
絶叫するまで切り込んでくる敵と
In his anger and his shame
怒りと屈辱の中で彼は叫ぶ
"I am leaving, I am leaving."
「俺はやめるぞ、やめてやる!」
But the fighter still remains
でも、戦士は今も闘っている




**********************





こちらから
訳詞をおかりしました。

こちらのサイトの方は、
これはボクサーの歌ではない、すべての人間の歌、
と書かれています。

そして、ポール・サイモンは、これは自伝的なうた、
と認めてるみたいです。



ソウルフラワーの中川敬さんも、たしか、
「ボクサー」はいいって言ってた。




怒りと屈辱の中で彼は叫ぶ
「俺はやめるぞ、やめてやる!」
でも、戦士は今も闘っている




これは、
ボクサーの歌ではなくて、わたしたちの歌。



In his anger and his shame
"I am leaving, I am leaving."
But the fighter still remains




But the fighter still remains
# by ayu_cafe | 2009-07-11 22:39 | ayuCafe 詩のBar | Trackback | Comments(4)

でもまだ音楽は続いていて、メロディーは水源の水のように冷たく豊かなまま。

b0072051_7255131.jpg




小さな頃、山梨の祖父母の家で暮らしてたときに、
その家に、おじさんの小さな部屋があった。
その部屋はひんやりと薄暗く狭くて、
本がたくさんあって、とても居心地がよかった。

おじさんは東京で働いていて、わたしは
その小さな部屋でよく本を読んだりしてたんだけど、
そこに英語の小さなポスターが貼ってあった。



************************



そのポスターは、外人の男のひとがふたり、
どこかの街の夕暮れみたいな雑踏の中で、
すこし前後に並んでいる写真。

英語で「bridge over troubled water」って
アルバムがもうすぐ出るよ、
って書いてあったんだけど、小さい子供だから
そんなこと知らなくて、ただポスターの中のふたりを
誰だろう、って眺めてた。



************************



数年後に、おじさんの東京の部屋で、
「明日に架ける橋」のEP盤(!)を偶然聴いたら、
ものすごいよくて、なんども繰り返し聞いてしまった。
音楽の原体験みたいな曲。
なんども同じ曲を聴いてしまうってことにもびっくりした。

音楽っていいな、と思った最初の曲。


それから、わたしは、数千曲、数万曲と
どっぷりと音楽を聴くようになった。



************************



思えば、その山梨の家は、いろいろな示唆に富んでいた。
壁にはユトリロの絵がかかっていて、
おじさんの部屋の木のドアには、サイモンとガーファンクルの
英語のポスターがはってあって、
祖父は、もくもくと着物に絵をつけたり、下絵を描いたり
していた。日本画の本や美術書があって、
こどもでも読める本もたくさんあった。
どっしりとしたムーミンパパの思い出や、
怪盗ルパンとか。

怪盗ルパンは、読み出すと、こわくてこわくて
夜トイレにいくのに難儀した。

怪盗ルパンの舞台は、ノルマンディーのエトルタも
出てくるんだけど、将来、クルマを運転して、
その舞台のエトルタに行くなんて思ってもみなかった。

そして、その家には、うっそうとした庭があって
くるみの木、きりの木、桃の木、なんかの下で、
祖母が咲かせていたたくさんの花の前で、
わたしは、よくぼーっとしていた。



************************



いまでも、その家のことをたまに夢にみる。
家は、立て替えられて、その当時のものは
もうないけど、それが信じられないくらいリアルな夢を見る。


おじさんの小さな部屋のドアの英語のポスターがどんな風に
貼ってあって、どんな風にあせていて、
そのドアがどんな軽さでどんな木の質感で
どんな取っ手だったか、今でも、すぐに思い出せる。
というかあのポスターのドアがいまはどこにもないなんて
信じられないし、きっとどこかに帰ればまだあるはず。



************************



友人の女の子が今日、サイモンとガーファンクルの
東京ドーム公演にお母さんと行くってブログに書いていて、
「bridge over troubled water」の歌詞を
載せていたので、こんないろいろなことを思い出した。


友人のお母さんは昔よく本を読みながら、
サイモンとガーファンクルを聴いていて、
友人も好きになったそう。


音楽って共通言語みたいだ。
一瞬で伝わる。一瞬でつながる。


その音楽と一緒に時間をすごしてきたひとたちが、
偶然出会ったり、出会わなかったり。。


いろいろなものは変ったり、
なくなったりしてしまうかもしれないけど、
でもまだ音楽は続いていて
メロディーは水源の水のように冷たく豊かなまま。



************************



わたしは、いまだに、なにかのCDを初めて聴くときは、
あのなんども「bridge over troubled water」を
聴いてしまった時のワクワクを期待しながら、聴き始める。

あたしがその音楽を聴いている場所は、
英語のポスターの貼ってある部屋。

おじいちゃんは、隣の仕事部屋で絵を描いていて、
おばあちゃんは、縁側で縫い物をしている。

そこは、わたしのために薄暗くひんやりとしている。
あたりは、うっそうとした庭の樹々が取り囲んでくれている。

水源の水は冷たく豊かで、

魔法はまだひとつも解けていない。
# by ayu_cafe | 2009-07-11 08:29 | ayuCafe Music Bar | Trackback | Comments(4)