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静かな日曜日。

日曜日、床屋(美容院)へ歩いて行った。
いつもは自転車で行くんだけど、

歩くといろんなものが目について、
いろんなものの匂いがする。

道の脇の花壇の花の匂い。
八百屋さんのフルーツの匂い。
花屋さんの季節の花の匂い。

いろいろな家の玄関の作り方。
車庫と玄関の開放的な共存のさせ方。

昔からたまに行っている耳鼻科の玄関には、
「都合によりしばらくお休みさせていただきます」
という紙が貼ってあった。

ここの耳鼻科は、つくりがいかにも
「昔の洋風な診察所」と言う感じで、
味わいがあったけど、センセイが高齢だったから、
具合悪くされたのかな。

チャボの「うぐいす」っていううたに、
「夏の待合室」ってフレーズがでてくるけど、
まさにそのイメージの木の涼しげな待合室。
センセイがなくなったら、取り壊してしまうのかな。



髪を切ったあとも、てくてく駅前を
歩いていたら、むかしからある風のおだんご屋さんが
あったので、入ってみた。

まめ大福と黒大福がおいしいそうだったので、
4個買った。
えっと、妻に、父、母に、で4個でいいんだよな、
と家族の人数をとっさに勘定した。

おだんご屋さんって、家族の人数を思い出すところかも。。




本屋によって、京都の雑誌を母に買って、
大根さんが推薦してた吉田秋生さんの
「蝉時雨〜」と「真昼の月」があったので買った。


家に帰って、豆大福を食べながら、
京都の雑誌を見ていると、
昨年の今頃、泊まった料亭旅館「近又」の
ご主人が出ていて、懐かしくなった。

帰り際、宿にあった近又の本を買ったら、
ご主人が「これサイン入れさせてもらってます」
って、低い物腰で、照れ笑いされていたのが印象に残っている。



父の菜園は、みるみる伸び始めた。
ここで、きゅうり、ごうや、トマト、なんかがとれる。
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この土はものすごく手を入れて、つくっている。
雨でむやみに土が流れないように、ビニールでおおわれている。。



妻も、歩いて買い物に行って帰ってきた。
妻が「歩くといろいろ気づくね、藁葺き屋根の家なんて
あるんだね」と言うので、
「さっきおんなじこと思ったよ」と雑談。




夕飯は、母が、京都の雑誌にのっている
料理の写真のひとつを見て、
今日は、こんな風にしようか、と言って
盛りつけてくれた。




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静かな日曜日。


吉田秋生さんの
「蝉時雨〜」と「真昼の月」は、やはり傑作だった。
# by ayu_cafe | 2009-05-25 02:51 | かぞくのこと | Trackback | Comments(4)

「あら、どうしてこの本ここにあるの?」

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きょう、いつも髪を切りに行ってる
ところ(美容院)に行ったら、

店のご主人が、話してくれた。


「相澤さんが、置いていってくれた
あの絵本あるじゃないですか。
この前みえたお子さん連れの奥さんが
その絵本見て、ちょっとびっくりして、
“あら、どうしてこの本ここにあるの?”
って言っていたんです。

話を聞いてみると、そのお子さんが
あの絵本をものすごく気に入っていて
どこにいくにも持っていく、くらいの
気に入りようなんですって。

だからその時も、奥さんが家からもってきて
しまったのかと、一瞬混乱したらしいんです。。」





先日の原画展に山梨から(!)来ていただいた
ご家族のお父さんは、
「もう50回は、読まされましたよ」
とおっしゃってくださり、
小さなお子さんは、
ぼろぼろになった「すまペン」を
かかえてもってきてくれていた。。





はきそうになるくらいうれしい。


そして、同時に、とても不思議。



こんなことがあるなんて。。
現実って不思議だな。。
# by ayu_cafe | 2009-05-25 01:20 | すましたペンギン通信 | Trackback | Comments(4)

雨音が大きく聞こえると、緑が茂っているのを感じる。

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雨の中、夜おそく帰ってきたとき、
暗がりの庭で、雨音が大きく聞こえた。

ああ、緑がだいぶ茂ったんだな、と感じた。


夜の、緑にあたる雨の音っていいですよね。。







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# by ayu_cafe | 2009-05-24 22:04 | 花と樹と庭のこと | Trackback | Comments(4)

うららかな、つらら

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うららかな5月のつらら。






複雑で有機的なガラスの造形に、複雑に光が反射して、
わたしのカメラでは、なかなかピントがあわなかった。


「そんなに簡単に把握されてたまるか」
と、gal_glaと新緑とあたりをとりまく朝の光に
言われているようだった。


「なんでも簡単に把握できると思うなよ」
と言われているようだった。


うろおぼえだけど、
たしか、春樹さんの「国境の南」に、

「端的に言ってしまえるくらいなら、
言って欲しくない」

っていうフレーズがあったと思う。


コピーライターなんだから、
端的に言わないと仕事にならない、
と言われるかもしれないけど、
端的に言ってしまえるものではない、
端的に言ってしまってはいけない、
という畏怖から出発しないと、
とても安易で失礼なものしかできない気がする。



現実や人間や、人間関係や、表現や、生活は、
そんなにかんたんにピントがあって、
断定できるものではない、と
うすうす思う。

もちろん未来に関しても。

ほぼ絶対的に不確定だから、希望がもてる。


朝の新緑の光がまわりこむgla_glaに、
カメラが必死にピントをあわせようとするけど、
なかなかあわない、
そのしばらくの時間が、
とても素敵なもののように思えた。
# by ayu_cafe | 2009-05-23 13:18 | gla_gla展 in ayuCafe | Trackback | Comments(2)

ポル/パリ 006 プレゼントの町

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はるかポルトガルのオビドスっていう街、
朝早くの散歩の途中、
人気のない町で、少し壁と話す。



壁って大好き。



いちばんはじめに惹かれたのは、
ローマの紀元前の壁に、
エンポリオ・アルマーニの最新のポスターが
貼られているのを見たとき。
なんてかっこいいんだろうと思った。




キューバの革命の弾丸が打ち込まれた
カリブの色彩の壁、




スペイン、セビリアのユダヤ人街の
山吹色の壁は、ほんとに味わい深くて
身悶えするほどだった。




メキシコでは、ピンクの壁、黄色の壁、
うれしくて壁の写真ばかり撮ってた。
絶妙ににごりが入っていて、
極彩色でないところがい〜んだよなあ。




プロバンス、リュベロン地方のルシオン
っていう街の赤褐色の壁も緑のつたが映えてよかった。




結局、壁は、その土地の土や風土が感じられるから
好きなのかな。
そして、言葉でない言葉で過ぎてきた歴史を
言葉少なに語ってくれるから。



オビドスっていう町は、谷間の真珠と呼ばれていて、
その美しさのあまり、
国王が、奥さんにプレゼントした町。



くぅ〜、粋だね、その国王。。(←誰口調?)




そのプレゼントした国王以来、この町は、
ずっと王妃の直轄地になった。
つまりずっとプレゼントの町。。




長い時間が過ぎる中で、いろんなことがあった。




アルファンソ5世は、わずか10歳で
この町で結婚式をあげた。
相手は8歳のいとこイザベル。




たぶん、すんごく好きだったからかね。。
(そんだったら、まあ、誰も文句は言えない。。)




広場にある柱には、漁師の網の模様が刻まれている。
それは、テージョ川で水死した王子を引き上げた網の模様。
王妃の哀しみ。





いろいろな時間の堆積を、
壁に向かいあって、言葉でない言葉で話す。
イザベルの結婚式の日のこととか、
王子を亡くした王妃のこととか、
最初に町をプレゼントされた日の朝のこととか。。



朝早くの散歩の途中、
人気のないオビドスの町で。








ポル/パリ 006
# by ayu_cafe | 2009-05-22 01:26 | ポル/パリ | Trackback | Comments(2)

感謝。

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先日のお食事会の翌日、
agriの増田さんからメールが届いた。


お礼の文章が短く数行と、
この写真がさらりと添付されていた。


この花器は、その日、増田さんのお祝いに
プレゼントしたgla_glaのもの。
花は、やはり、その日、母がつくってくれた
花束の中の庭のミヤコワスレ。



どうしてこのひと(増田さん)は、こんなことが
できるんだろう。



感謝ってこんなにもおおらかに、涼しげに表現できるんだ。。
とびっくりした。



でも、考えてみれば、この写真は、増田さん、そのものだ。
おおらかで、涼しげで、見つめる目線が静かにきちんとあって。



そして、ほんとにいいものって、だんだん、そのひととか、
その状況とか、を超えた世界の豊かな奥行きのようなものを
感じさせてくれる。


花器も、ミヤコワスレも、光も、緑も、その写真も。



なにか、その宇宙への感謝のようなものを感じさせてくれる。


そして、とても効くくすりのように、
なにかをするりとほどいてくれる。




この写真は、2枚出力して、
一枚は、会社の机の前に貼って、
一枚は、花を用意してくれた母にあげた。
# by ayu_cafe | 2009-05-21 09:12 | 友人・同僚のこと | Trackback | Comments(4)

ayuCafeねこものまねshow act.34





ねぼけまなこ道案内。







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その先を、まっすぐ行ってから、右です。。









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あ、やっぱり、来た道、戻ってください。。
# by ayu_cafe | 2009-05-20 09:28 | ayuCafeねこものまねshow | Trackback | Comments(8)

こころして、河を渉る。

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日曜日、代官山に開店された日本料理店TAKEMOTOさん
お食事会をしました。


メンバーは、


パリコレに参加後、ぐいぐい邁進されているagriの増田さん


この世のものとは思えない素晴らしいすまペンの刺繍を
つくってくださり、素敵な服を生み出し続けている
maururuさん


原画展開催中の岡村さん


わたしと妻。



実は、TAKEMOTOさんは、
先日、こちらでご紹介させていただいた絵本、
「皇帝にもらった花のたね」を訳された武本さんの
ご主人のお店なんです。



ホームページには、


「敷居が高いといわれる、日本料理店の持つイメージを
払拭したいという思いから、屋号を横文字にし、
ゆるりとした雰囲気の店づくりを心がけました。
15年もの間、料亭という場で各界著名人や財界人に
料理をお出しし、大変幸せなことに、
ジョエル・ロブション氏からもお褒めの言葉をいただきました。
長い間、調理場の中で仕事をしてまいりました私が、
この度、一人ひとりのお客様に、カウンター越しに、
料理を通して対話ができる機会に恵まれました。」


と書かれていて、ちょっと絶句してしまうのですが、
お料理のおいしさはもちろん、
とにかく雰囲気がよくて、とても豊かな時間をすごせました。



武本さん(奥様)も、勤務されている書店のお仕事後、
お店にいらして、われわれをもてなしていただき、
うれしい限りでした。。



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丁寧でおいしいお料理をいただきながら、
カウンターでは、みなさんの作品がゆきかいました。



agriのアクセサリー、
maururuさんの刺繍、
すまペン原画展の写真、
武本さんの絵本(サインをいただきました!)。。



増田さんにいいニュースがあったので、
わたしは、gla_glaの花器をプレゼントしました。



母がもたせてくれた、うちの庭のミヤコワスレも
お店に飾っていただき、

非常に、ものづくり指数の高い晩餐になりました。。
(武本さんのご主人のように、いつか、
確固たるものをきづけるようがんばりたいです。。)



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maururuさんは、やはり、安定感があって、
地に足がついていながらも、つくろうとするもの、
志すものが、とても素敵で、

増田さんは、相変わらず、ケロッと規格外で、
でも、ぐいぐい前進していて、

岡村さんは、あんなに充実した原画展を
三つも準備、開催しながらも、ひょうひょうと軽やかで、

武本さん(奥様)は、ちょっと日本人ばなれした、
チャーミングさとエモーショナルな雰囲気で。。



貴重な機会、貴重な時間、丁寧なお料理。。



楽しい会話がふいに途切れた後、

誰かがぽつりとひと言。

「おいしいと会話がとまるね。」


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最初の写真は、ご主人が、開店に際して、
書道家の方からいただいたものだそうです。

河を歩く、つまり、渉(わた)る。


そして、もう一枚。

こころ。

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書というのは、逃げられない強さがあるな、と思います。


ご主人は、この書に向かいながら、
丁寧であたたかいお料理をつくられていました。




帰るとき、
ご主人と奥様がそとまで出て見送ってくださいました。


ぜひ、また会話がとまる豊かな時間を
すごせれば、と思います。


それまで、こころして、河を渉らないと。
# by ayu_cafe | 2009-05-18 08:09 | 友人・同僚のこと | Trackback | Comments(2)

世界でいちばんちいさな博覧会

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土曜日は、「すましたペンギンさんきょうだい原画展」の
在廊日でした。
おこしいただいた方々、ほんとうにありがとうございました!

主催していただいたムーブアートマネジメントさん、
お店の受付、一日していただいた「おかあさん」、
ほんとうに、ありがとうございました!



ではでは、ちょっとご案内いたしますね。



会場の「プラットフォーム」は、
恵比寿駅のすぐ近く。
びっくりするほどいい立地にあります。

そしてそして、その小ささが
とても愛しくなる、作品をあたたく包んでくれる
この世の中のたからもののような空間です。
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中はですね、岡村志満子、大全集(笑)
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すまペンの原画は、もちろん、
絵本ができあがるまでの歴史(?)がわかる
ラフやいろいろ。

岡村さんのすまペン以外の作品の数々。
スイスの出版社から、ヨーロッパで出版された
岡村さんの最初の絵本「UNDERGROUND」、
すまペンと同時期につくった、岡村さんと
わたしのもう一冊の絵本「What is it?」もあります。

海外でのフェア参加の様子や、
作家活動のいろいろがスクラップされたファイル。

オリジナルのポストカード、
販売されている岡村さんデザインのてぬぐい
などなど、盛りだくさんなんです。



岡村さん入魂のごあいさつ。
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これがすまペンのはじまりのイラストです。
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岡村さんのイラスト集のファイルを見せてもらって、
このペンギンに、おはなし書いてみたよ、
ってわたしたのが、はじまりですね。
(なつかしいな。。)


これが、その文字のネーム。
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ボローニャのブックフェアに売り込みに岡村さんが
もっていった英語版と最初の完成版。
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↓当初は、こんなシーンもありました。。
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この箱の中に歴史がどっさりつまっています。
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こちらは、岡村さんの最初の絵本
「UNDERGROUND」。
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ファイルには、海外での書評やブックフェアでの様子など。。
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すまペンの読み聞かせ会の様子や、新聞の
書評なども。。
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さ、ここからはすこし写真だけでご案内。
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本を買っていただいた方には、岡村さんとわたしで
入魂(笑)のサインを。。
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ムーブさんが用意してくださった(涙)
こんなタグのついた袋にいれてお持ち帰り。。
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キキーッと、うちの会社のアートデレクターも
見に来てくれました。ありがと!
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物騒なクルマです(笑)




キャー、ムーブさんの「おかあさん」
ピンクの帽子が素敵です。
いろいろおはなしできてすごくうれしかったです!
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母がもたせてくれた庭の花を
お知り合いの手作りの花瓶に、
いけてくださいました。
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おとなりのアイス屋さんから
テイクアウト。
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わたしは、豆腐と、くろごまと、抹茶にしました。
(余談)




日が暮れても、たくさんの方に
おこしいただきました。
りおさん(とお友達)も、わたべさんもありがとね。
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世界でいちばんちいさな(たぶん)博覧会
「すましたペンギン原画展」。
恵比寿での開催は、23日(土)まで。
その後、大阪、名古屋へうかがいます。
気持ちのいい季節、
ぜひ、お気軽にお出かけください。

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# by ayu_cafe | 2009-05-18 06:01 | すましたペンギン通信 | Trackback | Comments(8)

すま展、絶賛開催中です!!

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ただいま、恵比寿で、すましております。。

すま展(すましたペンギンさんきょうだい原画展)、
絶賛開催中です。



↑すまモビールも登場!!



16(土)は、作者在廊日です。


お気軽に遊びに来てくださいね。




詳しくは、こちらをご覧ください。
# by ayu_cafe | 2009-05-15 01:34 | すましたペンギン通信 | Trackback | Comments(2)

チョロ丸に報告。

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この季節になると、
庭で、よくチョロ丸と出くわす。

チョロ丸は、ちいさなちいさなとかげで、
基本的に、わたしは、こういった
いわゆるチョロ丸系は、苦手なんだけど、
うちのチョロ丸は、どうにも嫌いになれない。

チョロ丸は、どうもかなりのシャイらしく、
朝、玄関を出て、庭を通るとき、
チョロリと、花の影をゆきすぎ、
しっぽだけわずかに確認できるけど、
すぐ隠れてしまう。

でも、わりと毎朝見かけるので、
もしかしたら見送ってくれているのかもしれない
と思うようになり、朝、チョロ丸を見かけると、
行ってくるぜ、と(心の中で)声を
かけるようにしている。


チョロ丸は、もう20年前くらいから、
見かけているので、もしかしたら、
2代目チョロ丸、あるいは、3代目チョロ丸
なのかもしれない。
(その歴史は深い)

以前、網戸にくねっとしがみついてて、
向こうに新緑の庭がひろがっていて、
なんて美しいシルエットだろう、と
思ったことがある。



さて、本題。(ここからか?!)


きのう、ずっとお仕事いただいているクライアントさんに
打ち合わせに行った。
そのクラインアントさん、毎月のように新聞広告を
つくり掲出しているんだけど、
毎回新聞を出すたび、どれだけ、電話がかかってきたり、
接客室にひとがきたりするかが問われ、
以前から、なかなか爆発的な結果が出せないでいる。

新聞の威力が弱まった、広告のコピーがなにをいわれても
しらけてしまう空気になってる、等原因はあるかもしれなくて、
また、看板のように、継続的に信頼性や名前を
認知してもらう役目は、果たしているとは思う。

いずれにせよ、このクライントの社長さん、
なかなかこちらの広告のつくり手を誉めない。

今回は、評判がよかった、という情報を
スタッフの方から我々が聞いているときでも、
誉めない。

たぶん、天狗になりやすい、過信しやすい
クリエイター体質をよくわかっているんだと思う。

また、その社長さん、オリジナリティのあるかたで、
もう何人うちの会社の担当が変ったことか。。
なんどいろいろなクリエイターが「チェンジ」と
言われただろうか。。

以前、うちの会社の社長に
「相澤、最長記録だぞ」と言われたことがあるけど、
わたしも、なんど、もうだめかも、と思ったことか。。


そんな社長さんが、きのうの打ち合わせで、
開口一番、

「きょうはお礼を言わなければいけません」

とおっしゃった。


連休明けにうった新聞15段(片面全面)が
爆発的な反響で電話がかかり、
接客室が満員になっているとのこと。

この新聞は、真ん中にキャッチコピーが
どーん、とあるもので、
現在、朝日新聞、読売新聞、
日経新聞に掲載しており、
来月にも、すこしだけ手を加えて
もういちど掲出することが決まった。


真ん中にキャッチコピーがどーんと
ある新聞広告15段をこれだけの
回数うつことは、最近の広告業界では
あんまりないことなので、
スタッフと、こころしてやらなきゃね、
と言っていたので、正直うれしい。


個人的には、もう一歩キャッチで
冒険したかったけど。。


で、クライアントさんにお礼を言われ、
スタッフのかたから、
これをもらった。

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まさに、アメとムチ。

ていうか、社長、アメよりギャラを、
と思ったが、ほんとは、毎回、アメをもらうくらいの
反響があるものをつくらなきゃいけないで、
今回、はじめてくらいに、誉められたことも
ある意味、いままでは。。ということなので、
よろこんでばかりいられない。

ハードルは上がったしなあ。。

しかし、新聞や広告も、いまでも
威力を発揮できることがあるんだなあ。。

とりいそぎ、
出掛けるとき、
チョロ丸に報告しなきゃ。
# by ayu_cafe | 2009-05-14 10:12 | 仕事もしてます | Trackback | Comments(2)

花の波。

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向こうから、
ミヤコワスレ
スノーボール
デイジー
タツナミソウ

花の波。

季節の岸辺によせてはかえし、

素足を洗う。
# by ayu_cafe | 2009-05-13 08:59 | 花と樹と庭のこと | Trackback | Comments(2)

からっぽのうえきばち

一冊の絵本を紹介させてください。



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「皇帝にもらった花のたね」(徳間書店)



ぐっと胸にかかえこんでいたくなる絵本です。




男の子が、皇帝からもらった花のたねを
育てるんですけど、なかなか芽がでない。

からっぽの花が咲かないうえきばちを
こまったなあ、と思いながら、
一生懸命、大事にしている男の子。

やがて、ある結末が訪れますが、

わたしは、この、からっぽのうえきばちを
大事にしているシーンがすごく好き。



これ、まさにおれのことじゃん。



いっつもなんとかいい花をさかせたいのに、
なかなかうまくいかない。

理想に胸を高鳴らせながら、
いろいろやってみようと思うけど、
残るのは、苦みと、無念さ。
そして、結局「からっぽのうえきばち」を
かかえている。


わたしは、両親のように、季節ごとにたくさんの花を咲かせる
ひとにずっとコンプレックスをもっている。
いい仕事をしてるひとにコンプレックスをもっている。
いい家庭を築いているひとにコンプレックスをもっている。
いい広告をつくるひとにコンプレックスをもっている。
いい曲をつくるひと、いい絵をかくひと、いい本をつくるひと、
いいブログをやってるひとに、コンプレックスをもっている。


そして、わたしが、かかえているのは、
「からっぽのうえきばち」だけ。



でも、この本を読んだら、それでもいいんだな、
と思えた。

ほっとした。

この、わたしの「からっぽのうえきばち」を
黙って、静かに大事に育てようと思った。
花が咲くかどうか、わからないけど、
とにかく大事に育てようと思った。


大事に育てるってすごくいいことなんだな、
と胸に迫った。






作者は、マサチューセッツ州のデミさん
訳者は、武本佳奈絵さん


実は、武本さんは、大変お世話になっている
書店の店員さんです。


アメリカ、モンタナ州の大学でカウンセリング心理学を専攻。
書店店員をされながら、著書、訳書を出版
赤ちゃんから大人まで楽しめる子供の本の紹介、
翻訳につとめてらっしゃる。


うすうす、このひと、ただものではない、と
思っていたら、やはりただものではなかった。。



武本さんとのつながりがなかったとしても
この本に出会えたら、うれしかったと思う。

でも、絵本をつくって、武本さんに出会えて、
この本と出会えたことも、すごくうれしい。

わたしの「からっぽのうえきばち」は、
ほんとにからっぽではないのかもしれない、
なんてすこしだけ信じたくなる。
すこしだけ。



武本さん、素敵な本をありがとうございました。



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# by ayu_cafe | 2009-05-12 06:21 | すましたペンギン通信 | Trackback | Comments(8)

義母の日、母の日。

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母の日。

お義母さんに、
best of ここ最近の妻 photo bookを
つくりお送りしました。

元気にやってます、が伝わるといいんだけど。。



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この前の着物着たときの写真や、
海や、京都に行ったときの写真など。。



こんな包装で、前日に。
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母は、今日、日本橋高島屋に
この前着た着物を悉皆(しっかい:メンテナンス)に、
持って行くというので、
荷物持ちとして、さくっとつきあいました。


着物を悉皆のご担当に方に、お渡しし、
いろいろお話した後、


高島屋のロブションで一服。
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今日は、母の日なので、どこか食事に行こうかと思いましたが、
地下で食材をいくつか買って
それを食べようということになり、
いろいろ買い込んで帰りました。


昼はミラノの食材屋さん、
ペックのあれこれ。。
(とろける生ハム。。)
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ちなみに、今週は、
ちいさいころの育ての母(山梨の祖母)のところに、
行こうと思っていたんですけど、
体調があまり全快でなかったのであきらめました。

そしたら、今朝、祖母が亡くなった夢をみて、
やはり行っておけばよかったと
夢の中で、後悔しました。
来週はお食事会なので、
さ来週必ず行こ。


夜は、鮎の塩焼き、
ごま豆腐、
京都のつけものなど味わい、
野田岩のうなぎをいただきました。






※それにしても、悉皆の担当の方、
ものごしといい、知識といい、
プロだったなあ。。
まだまだだ。。
# by ayu_cafe | 2009-05-10 18:02 | かぞくのこと | Trackback | Comments(4)

にがみと、苦しさは、成長のただなかにいる証拠。

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仕事からの帰り、勝手に考えたこと。

成長しなきゃいけないから、成長するのではなく、
成長しちゃった方が、楽で、楽しくて、
世界がひろがって、気持ちよくて、ゆとりができるから
成長した方が、どうもよさそうだ。
てか、成長って最大の贅沢かも。


たぶん、筋トレみたいに、成長には、負荷が必要で、
ゆるくてぬるくてまあ快適、みたいな状態だと、
成長の筋肉もゆるむ。


にがみや、苦しみがあることは、負荷があるということだから、
それは、成長のただなかにいる証拠なのでは。


それから、社会や、まあ、夫婦や家族もそうだと
思うけど、そういうのって、自分をうつす鏡みたいだと
最近思う。

相手がかたくな、だな、とストレスを感じるときは、
自分もどこかかたくなだったり。。
相手が天狗だな、とストレスを感じるときは、
自分もどこか天狗だったり。。
(↑どこか天狗、ってフレーズ結構好き。。)


相手を見てて、自分がみえてくることもあり、
にがみや、苦しさの原因が100%自分にない、ということは
ないような気もしたり。。
(ま、ケースバイケース)


せっかくの成長のおいしいチャンスなので、
しっかり逃げずに負荷かけていかないと
もったいない。


いつまでも、いつも、きりきりしてるのは、
なんかやだし。


表面的な憤りや、摩擦や、すれちがいに出くわすたびに、
冷静に身体のおくそこの、骨のきしみのような
成長のきざしに耳をすまさないと。
そうしないと、こころから会いたいひとに
笑顔で会えない。
それだけはまずい。
にゃはは。。
# by ayu_cafe | 2009-05-09 21:28 | 仕事もしてます | Trackback | Comments(2)