男の子は女の子に
小箱の贈り物を送った。
小箱の中身は、
雨上がりの朝の
クリスマスローズの小径だった。
女の子は小径を静かに歩いた。
日々に疲れていたが、歩きながら
男の子になんの小径を贈ろうか
考えた。
贈り物のことを考えると
すこし疲れがひいた。
さまざな季節を感じる。
風が吹いているような心地良さ。
わたしの音楽のことを
しのさんの感性で
受け取っていただき
とてもとてもうれしいです。
宝物のお言葉。
また、新雪のようなうた声
聴きにうかがいます。
庭の梅。
日々はハードだし、
疲れてしまって
花の開花にもなにも感じずに
通りすぎてしまうこともある。
表現は、喜びは、
力んで追求するものではなく
立ち止まることではないか。
深く息を吸い直して
ピンク色に透けるあまい花びらに
詩と旋律を、世界のすべてを
聴きとることではないか。