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京都の刃先 2 水温よりも冷たい、くちびるの感触。

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ビール、冷酒、お茶といった、きんと冷えた飲み物を注ぐ。
手の入った豊かな凹凸が、サアっと曇り
見た目にも冷たさが増す。

驚くのは、くちびるに触れた瞬間。

飲み物の冷たさが、口の中に入った時よりも
喉を通る時よりも、確実に冷たく感じる。

この前、うちのおばさんに冷たいお茶を入れて出したら、
飲もうとした時、声を出して驚いていた(笑)

このくちびるにひやりとくる瞬間がたまらない。


感覚的にくちびるが冷えると全身が冷える
感じがする。喉より、胃より。


暑い夏に涼を堪能する贅沢。



泣く子も黙る(←ふるいたとえ方)京都の老舗、
「有次」の職方として経験を積んだ
寺地茂さんの作。



京都のつくりものは、
丹念につくられたものは、
暑いとか、寒いとか、つらいとか、いらつくつか、かなしいとか、
現状に愚痴を言ったりしない。

ちょいと楽しみませんか、と
日常を、季節を、雅へ誘う。
by ayu_cafe | 2009-08-22 22:12 | 京都の刃先 | Trackback | Comments(0)
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