お別れ会・独占会
ある夏の日。
とてもとてもお世話になった同僚の女の子が
辞めるので、超こじんまりしたメンバーで、
お別れ会をしました。
海辺のわたしの家に来てもらって、
ゆっくりごはんをたべて、
海に行って、花火をしようよ、って話して。。
はるばる来てもらい、まずは、かるく食べながら、
さっそくビールや梅酒などなど。。
料理は、母に腕をふるってもらい、
庭の季節のものなど、織り交ぜながら。。
(この料理のレベル、いつか追いつきたいが。。)
(生ハムといちじく、バジルの葉)
(鱧:はもの皮をあぶって、きゅうりとあえたもの、
アンチョビとトマト、きゅうり、オリーブのあえもの、
とうふと、しらす、とえんどうまえの白和え。)
(うつわはgla_gla)
(キャロル)
辞める子は、ほんとにきれいなこころもちのひとで、
好きな本を紹介してもらったら、その理由で、
「未来であって、過去であるような
夢があって、けしてひとを嫌な気持ちにさせない。
作り手のあったかい、楽しい気持ちがつたわってくる。
そんな本・物語がすきなんです。
いつか、こんなものが自分にも作れたらと
ずっと思ってます。」
と言っていたのがとても印象的でした。
(ごめん、メール転載させてもらった。。)
「けしてひとを嫌な気持ちにさせない」
というところがものすごくこのひとらしい。
そういうひとを職場環境から失ってしまう絶望感。。
でも、そういうひとに出会えたという強力な幸運。
夕暮れの海へ。
この日は、暮れかかる青空がとてもきれいでした。
(ゴルフの芝を読んでる風。。)
家に戻って、もみタイム。
(コアラ的な。。)
さ、では、お食事。
(京都の鴨茄子)
(鴨と同じく京都の九条葱)
(庭の大葉の天ぷらはうちの夏のおすすめ)
(これも京都から。菊の井の茄子のつけもの)
(あなごと、アスパラガスと、かぼちゃの天ぷら)
辞める子が、「おいしい〜、お母さんごめんなさい」って言ってた。
そういうのも、この子らしい。。。笑
(鱧:はもと、まつたけのお吸い物)
メインは、人形町、今半のお肉を冷しゃぶに。
ごはんは、たけのこ、いくら、うなぎ、などなどのひつまぶし。
デザートは、マンゴウ、桃、マスカット、木苺のサングリア。
かけているお酒は、あんずのお酒、杏露酒(シンルチュウ)。
京都の甘味、西湖。絶妙なうすい甘み。
同僚の奥さんがつくってくれたタルト。
カスタード風味でほんとうに美味しかったです。
ごちそうさまでした。
特に、冷しゃぶのときは、みんなぴたりとだまったんですけど(笑)
おいしいとか、きれいって、たぶん、言葉の外にあるものかも。
そして料理というのは、花と同じで、とても饒舌だなあと思いました。
がんばれ、とか、ありがとう、とか、お疲れさま、とか、いろいろ言っている。
それを一緒に言葉すくなに味わう。。。
ああ、つらくなったら、一緒にこんな食事したこと思い出そう。
そうして、まだまだっ、こんにゃろーと元気出そう。
お酒も飲んだし、食べたしで、最後はみんなベルトとか、
気にしてたので、ねまきに着替える?お風呂入る?
なんて言ってたんだけど、それだと、帰れなくなりますっ笑
なんていいながら、ソファにごろり。
(足が持ち上がるタイプ)
これで、映画でもはじまったら、優雅だよね〜笑
なんて言っていたら、妻が、部屋を暗くして、
天空の城ラピュタを上映開始☆
うとうとしながら、ラピュタを堪能。
途中泣きそうになる。。
最後に、わたしや、同僚から、プレゼント。
辞める子からは、こころのこもったお手紙とプレゼントを
いただきました。
そして、深夜、真っ暗な海に出掛けて、花火。
ありがとう、お疲れさま、じゃあね。
また、いつか、けしてひとを嫌な気持ちにさせないもの、つくろう!
こんな美味しそうな写真の数々、、、危険です!
ひとを嫌な気持ちにさせないって、すごいなあーー
それは悪意とか、自慢とか、勘違いとか
ついつい人を嫌な気持ちにさせちゃう、
そういうものが溢れている世の中でとても難しいこと、
だからこそ
本当にきらきら光って見えるでしょうね。
ああ、ほんとにそうですね、
ついつい嫌な気持ちにさせてしまう、
そんな世の中で難しこと、
だから、きらきら光ってる。
誰しも、そうは完全には、できないけど、
そうありたいと思う。
たぶん、この同僚もそうだと思います。
でも、そうありたいと思うことが
素敵だし、きらきら光っていると思います。
過大評価や、棚の上の正論ではないんですよね。
ありがとうございます。