孤独や批判が気になるような時は、絶対な美しさや、バランスを求める意志が弱っているとき。
さっきやっていた美の巨人たちで、
ピエト・モンドリアンのことを紹介していた。
モンドリアン。。。広告つくるときに、
なんどパクったことか。。
というか、パクったことないひとなんて
いないのでは。。
断定的に、美しく、清潔な直線をひき、
交差させ、
根源的な色を配置する。
わたしが、特に好きなのは、これかな。↓
(ミニマルミュージックや、ヒップホップみたい!)
自分で、macで、線をひいて、無意識につくってみるときも、
はまってしまってしょうがない。
余裕があるときなら、時間を忘れてずっといろいろやってしまう。
モンドリアンは、淡い花の絵とかを売りながら、
もくもくと、こういう絵をつくっていた。
修道僧のように。
そう、こういうのを組み立ててみるときって、
なにか、宗教的な厳粛なものにつつまれてくるときがある。
モンドリアンは、世界をこの手法で断定しようとした。
絶対のバランスと、配色。
たぶん、その絶対への求道の最中では、孤独も、批判も、気にならなかった。
逆に言うと、孤独と批判が気になるような時は、
絶対な美しさや、バランスを求める意志が弱っているときかもしれない。
デザインとは、宗教をつくりだすものなんだろうな。
コルビジェにも、桂離宮にも、そのデザインに、宗教が息づいている。
そんな、修道僧のようなモンドリアン。
唯一の趣味が、ダンス、っていうところがほほえましい。
ゆいつのしゅみがダンス、
って素敵なフレーズ。
一行の詩みたい。
そして、ダンスもおそらく宗教だ。
宗教とは、絶対的ななにかを、敬い、求めるもの。
ひとりよがりな自意識とは、もっとも遠いもの。
70才でやっと成功して、
NYで描いた
晩年の「ブロードウェイブギウギ」。
彼の宗教が、美しいバランスが、そして求道と、孤独が、
そのまま、喜んでダンスしている。
右上の大きな青赤黄はグラセン
その下の赤は市立図書館とブライアントパーク(ほんとは左下)
左下の黄色はペンステ
北上して赤とその周辺はタイムズスクエア
さらに北上してコロンバスサークル
みたいです。
この上はセントラルパーク。
イエローキャブがせっせと走り回ってるみたいで
とっても臨場感あります。
マンハッタンを走り抜けるパルスみたい。
わたし、NY、ぜんぜん知りません。
映画ではよくみるんですけど。。
行ってみたいなあ。
たしかにパルスみたい。
パルスっていいですね、
モンドリアンは、世界の美しいバランスの
パルスを正確に受信していたのかもしれません。