ayuCafe

ブログで編んだクリスマスリース2010 前編

b0072051_16281225.jpg



日々とことばのクリスマスリース。


私の敬愛するみなさんのブログとmixiの日記から、
いいなあと思った記事を、くるりと編み上げました。


5年目です。


できたてほかほかです。



静かなクリスマスの夜に。


まずは、前編から。











*******************************

さ、まずは、南フランスの小さな村で、
ピアノの先生が授業を準備中です。

erikoさんのララフランス日記から。

*******************************




週明けに、赤ちゃんクラブのクラスがあります。
今回は鍵盤をテーマにやるつもり。


いろいろ考えて、
昔、ピアノの練習を嫌がる私に母がしてくれたお話を
アレンジして紙芝居にしてみました。

母がしてくれたのは
ピアノの中にお姫様がたくさん閉じ込められていて
心を込めて弾いた時だけ、ピアノと一緒に歌うことができるというお話。
赤ちゃんクラブでは毎回、紙芝居+音楽のひとりライブなので、
派手さを出すために(音を付けやすい)舞踏会とか魔女とか盛り込んでみました。


私は今でも体の調子が悪い時、

ううーッ中で小人が工事中!

とかつい言ってしまうほど、子供の頃、
あちこちに見えない誰かが住んでいるという考えに取り憑かれていたのです。

だからピアノを叩かずに気持ちを込めて弾かせるために
母は思わずそんなデマカセを言ったのかもしれない。
だけどそのイメージはずーっと私の中に残っていたらしく、
突然、ああ、なんで今までこれを使わなかったんだろう!と
思い出したのです。

子供たちの反応はいかに?









*******************************

次の授業は、バレエです。
バレエの授業でありながら、生き方の授業。

yuriさんのDansons ensemble !から。

*******************************




語学でも その他の勉強でも 
規則を学び そこに法則を見出すと 知らなかった世界が広がる
それはバレエも同じ

でもそこまでゆくにはとにかくまずは基本

将来プロのバレリーナになるのでなくても
バレエの基本・ルール・法則はしっかりと学んでほしい

学ぶなんてたいそうな事ではなくて
ただ楽しんで音楽といっしょに跳んだり回ったりしたいだけ


そう思うこともあるかもしれないけど


基礎学習というのはたいがい面白くないことが多いけれど
学ぶということはそもそもそういうもので
そこを通過した人だけが知りうる領域というものが必ずある

そこまでたどり着くまでには
自分で考えたり 何度も試してみたり 
そして情けない思いや 悔しい思いもたくさんしてほしい


それでも何故か好きでたまらないという子が
バレエをつづけてゆく


子供のころから真剣に何かに打ち込むものがあるというのは
良いことだとはよく言うけれど
単なる習い事にすぎないはずのバレエから
どういう姿勢で生きてゆきたいのかまでを学んでいる

少なくとも私はそうだったと思う


コンクールという目標をもったモアイアンさんは
短い期間に大きく変わっていった
少し厳しくしすぎたんじゃないかと私の方が心配になる事もあったけれど
どんどん吸収してたくましくなる姿をみて
若さって本当に素晴らしいと思った


初コンクール がんばって!


たくさんのたいへんな思いをして 
またそれを糧にしてほしいと思っています。







*******************************

ガラス作家さんの月浦の工房でのつぶやき。
花器をつくるひとはたぶん花器だけをつくってる
わけではない。

高臣大介さんのglass cafe gla_glaのグダグダな日々。から。

*******************************




花の朽ちていく姿が好き。

咲き誇っている時もいいけれど、これもこれで好き。

「あら?!この花枯れちゃってるじゃない!捨てなさいよ!」
と言われるけど、この姿に魅力を感じないの?

全ての花の朽ちていく姿が美しいというわけではないけど。

あるステージ。

踊り疲れたダンサーの最後の場面。

一瞬すべての照明が落ち、ピンスポットがダンサーを照らす。

お疲れ様。
どうもありがとう。







*******************************

ダンディ講座。
そして、生き切る授業。

つばきさんの下町長田は百花繚乱から。

*******************************




あんなにダンディな88歳の男を、私は他に知らない。

 2002年、今から8年前、当時88歳だった本多立太郎さんを、
勤めていた大学にお呼びし『戦争出前噺』をして頂いたことがある。

 「聞き手がたった1人でも、出前を届けるように話しに出かける。」
そんなところから、『戦争出前噺』と名付けられた。

 学生時代から、いくつかの講演会を企画し実現してきたが、
本多さんの講演会ほど好評だったものはない。
どんな立派な方をお呼びしても私語が絶えない学生達が、
一言も喋らず本多さんの話に耳を傾け、講演時間が延び昼休みに突入しても、
誰一人席を立つ者はなく、最後まで彼の話を聞き続けた。

 長身で細身の体に、ピッシッとスーツを着こなした姿は、
88歳という年齢を感じさせないほど矍鑠としていた。

 静かに、淡々と語る自らの体験。
彼の言葉に、目にした事のない壮絶な光景が鮮明に瞼に浮ぶ。
その感触が手先に、体全体に宿る。

 終盤、ひときわドッシリとした彼の声で、私達は金縛りにあう。
怒りと悲しみと、そして生き延びた者の使命に満ちた彼の口からこう語られる。

「戦争とは別れと死、それ以外に何もない。」

 講演を前に前日入りされた本多さんを我が家に呼び、
友人・知人を招いて、車座になり、食事をしながら彼の話を聞いた。
昔、紙芝居屋をしていたこともあるそうだ。
『戦争出前噺』の原点はそこにあると話してくれた。

 翌朝も、我が家にお招きし朝食を一緒に取った。
当時一緒に暮らしていた、葵とアカリと本多さんと3人で囲んだあの日の朝食。
あの時の写真が、どこかに残っていたはずだ。

 本多さんには、多くの女性ファンがいた。
誰もが口をそろえて、彼を「ダンディ」だという。
でも、それは本当。
「あの、デートして頂けませんか?」
80を超えた男性にそんな気持ちを抱いたのは、今のところ本多さんだけだ。

 加入する労働組合の事務所でも、彼の死が話題に上った。
60代後半の女性が、こう言った。
彼女も反戦活動に熱心な方だ。
「あたしら、本多さんみたいになろうと思ったら、あと30年は生きなあかんで。
あと、30年やで~。えらいこっちゃ!ハハハハっー!」と笑った。
彼女は、確かに本多さんの存在に勇気をもらい、励まされている。

 こんな時に、また大事な人を亡くしたけれど、
「生き切る」ってこういうことか、そんな生き様を見せてもらった気がする。

 悲しいって気持ちより、
「託されたなぁ。」と感じている。

本多さん、
あなたの人生に、ほんの少しでも交わらせて頂く機会があったこと、
心から感謝します。
本当に、本当に、ご苦労様でした。
そして、最後の最後まで伝え続けてくれて、ありがとうございました。

つばき








*******************************

前編、最後です。
パリ郊外でクリスマスの準備中。

maVieさんのパリの郊外暮らしから。

*******************************




この陶器製の天使は思い出のひと品・・・
まだ幼くて落ち着きのなかったじゅんぺいが手に取った瞬間に、
カチャ!という音をたてて大理石の床に落下して、母が泣く泣く接着剤で直した・・・
なんとそれが今となれば懐かしい思い出・・・
あんなショックな出来事がいい思い出になるなんて、
あの時は想像もできなかったなー。












*******************************


カチャっと壊れる音が、
いつか甘い音になる。

その音が、この日の鈴の音の合間に、

聞こえればいいな、と思います。




b0072051_1712145.jpg







※今回のお写真は、すべて、maVieさんちの窓から見える
フランス、サンジェルマンアンレの、この季節の私の大好きな景色です。











***********

後編に続きます。

***********
by ayu_cafe | 2010-12-25 17:14 | ブログで編んだクリスマスリース | Trackback | Comments(4)
トラックバックURL : https://ayucafe.exblog.jp/tb/14642950
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by maVieestbelle at 2010-12-26 20:07
ayu さん、メリークリスマス・・・でした(笑)
この景色を刻んでくださってどうもありがとう。
年ごとにクリスマスは微妙に様変わりしますね。
来年は・・・と思うと・・・(!)
いくつになっても「期待と不安」ってやつとは
縁が切れないのかも・・・
ご家族の皆様とどうぞいいお年をお迎えください。
Commented by エリコ at 2010-12-26 20:57 x
すてきなリースに編み込んでもらって嬉しいです!いろいろな場所にいろいろな生活やいろいろな気持ちがありますね。
リースってまるくって、繋がってる感じがします。
ありがとうございました。
Commented by ayu_cafe at 2010-12-27 09:49
maVieさん
メリクリスマスでした。
たしかに変わらないものなどない。
クリスマスという定点で、
観測?すると、それが、
さらに明らかにわかります。
まあだから面白いのかも
しれません。
寒い日のスープが、
お腹にしみこむみたいに、
いろんなことが味わえるの
かもしれません。
最近は、生きるのが、
ハードではない、と誰が決めた?
っていうのが、
自分内キャッチコピーです☆

目の前のあたたかさを
くべながら、
火を燃やしていきたいですね。
Commented by ayu_cafe at 2010-12-27 09:57
エリコさん
ご参加ありがとうございますね。
ほんとは、あの絵も
載せたかった。。
ほんとにいい、おはなし、
いい授業です。たぶん、
広告やデザインもそのお題の
中にいる小さな誰かを
丁寧によろこばせなければ、
いけないんでしょうね。

いろんな場所にいろんな気持ちが
ある。
これ、いちばん、わたしが
感じていることです。
それって、なぜか元気が
でてくるんです。

今日もいろんな場所で
いろんな気持ちや生活が
びゅんびゅん流れてるんでしょうね。