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不安のない希望なんてたいした希望ではない。*宮﨑駿さんのコメントを見て*

不安のない希望なんてたいした希望ではない。*宮﨑駿さんのコメントを見て*_b0072051_9343377.jpg



宮﨑駿さんのコメントを
こちらから、抜粋して転載
させていただきます。

http://www.asahi.com/culture/update/0328/TKY201103280347.html




宮崎駿監督「絶望する必要ない」
大震災への思い語る




埋葬も出来ないままがれきに
埋もれている人々を抱えている国で、
原子力発電所の事故で
国土の一部を失いつつある国で、
自分たちはアニメを作っているという
自覚を持っている


今の時代に応えるため、
精いっぱい映画を作っていきたい


残念なことに、私たちの文明は
この試練に耐えられない。
これからどんな文明を作っていくのか、
模索を始めなければならない


僕たちの島は繰り返し地震と台風と津波に
襲われてきた。
しかし、豊かな自然に恵まれている。
多くの困難や苦しみがあっても、
より美しい島にしていく
努力をするかいがあると思っている。
今、あまりりっぱなことを
言いたくはないが、
僕たちは絶望する必要はない。


僕はこの年齢ですから
一歩も退くつもりはありません。
乳児については
配慮しなければなりませんが、
僕と同じくらいの年齢の人が
水を買うために並んでいる。
もってのほかだと思います。





****************



ブログを書いて実感したんだけど、
希望的なことを書くと
能天気に見える。


不安要素や、シリアスなことを書くと
ナーバス過ぎで、
ヒステリックに見えなくもない。


でも両方書きたい。
両方自分に言い聞かせたい。


宮﨑さんの
絶望する必要はない
ということばを聞いて確信したのが、


希望と不安は、同居する
ということ。


もっと言うと、


不安のない希望なんて
たいした希望ではない。


現実も人生☆も
不安で不安定なもので、
ずっとそうだったし、
いまも、これからもそうだろう。

現実は、日常は、
安易に安心するものではなく
対峙し、静かに、ふんばって
強く、思いやって、
その不安と戦うものかな。



そういうことを
サツキやキキやナウシカの
緊張したいい表情から
わたしは学び続けた。



そうですよね、
宮﨑さん。
by ayu_cafe | 2011-03-29 09:12 | Trackback | Comments(0)