*土をつくる 3* EM菌がすべてを分解する。
菜園の土をつくる。その3回目。
いま(6月)の野菜の成長のスピードが
凄まじいので、急いで追いかけでアップ。
※季節のうつろひ、という言葉あるけど、
植物を近くで見ていると
ぜんぜん、情緒的なのんびりとした言葉でなくて
躍動的で、しなやかなで、潔い言葉なんだな、
と思う。
前回はこちら
(枯葉をしきつめたうねに、市民センターでもらってきた樹の粉をしいた。)
うちの親世帯の台所には、
このような容器があります。
この中で、なにが行われているかというと、
料理のときに出たもの(いわゆる生ゴミ)を
EM菌がせっせと分解、醗酵させて、
効き目の高い肥料にしています。
(なので、ゴミと呼ぶのに抵抗がある。)
EM菌は、まず、水で千倍にうすめ
(この水は、鉢植えなんかにもやっています。)
麹に溶け込ませます。
麹となじませることにより、
EM菌の分解効果が高まるそうです。
これは、ほんとうにびっくりするのですが、
あらゆるものが分解されます。
かにの殻、卵の殻、魚の骨。。。
ある程度たまったら、庭のコンポストに入れ、
ここでまた分解、醗酵させ、肥料として「育て」ます。
親世帯の台所から出るものは、これで、
100%再利用しています。
(なので、どうしてもゴミと呼びづらい)
おそらく昔は、ゴミという概念はあまりなかったのでは
と思います。
昔、山梨の祖父母と暮らしていたころは、そういえば、
かなりのものをうねにうめてた。
EM菌を入れなくても土は、かなりのものを分解し、
養分にする。
だんだん、土が分解できないビニールのようなものが
ふえはじめて、うねには入れなくなった。
EM菌が分解、醗酵を促進した養分を
うねにいれて、うねに土でふたをします。
(ようやっと)
土をかぶせて。。
古墳風に盛ります。
(美しい。。)
踏み固め。。
またまたEM菌をといた水をかけます。
そして、なんとビニールシートを上からかけます。
(手厚い。。)
雨で、土や、養分が流れていかないように。。
今日は、ここまで。
ちなみに、一連の土をつくる、という記事でやっている作業は、
それぞれ、かなり間があいています。
つまり時間をおいて、ねかせています。
時間をおく、というのも、豊かな土、豊かな実りのためには、
必要な作業なのかもしれません。
くわなどを洗って干しておしまい。
そして、こういう農具のような実用を極めた道具は、
美しい。バランスや手触りも、手応えも、必然があります。
たぶんですが、父にとっては、
台所から出たものはすてるものではなく、
肥料は、買ってくるものではなく、
野菜は買ってくるのものではないのかもしれません。
そして、時間は、短縮するものではないのかもしれません。
どうも、そういう風に習慣づいているふしがあります。
ちなみに、ご近所にお医者さんのご夫婦がいらして
気風のいい奥さんに、ここでとれたごうやを
おすそわけしたところ、
どうやってこんな(でっぷりとした)ごうやが
つくれるんですか、と聞かれたことがあったそうです。
枯葉、市民センター、EM菌、時間。。。
説明するのにも、時間がかかりそうです。。
次回は、このうねに、トマトやきゅうりのつたを這わせるための
棒や網を組みあげます。
うちのコンポストは超ゆるいです。動物性のものは入れてないんです。[枯れ葉3:生ゴミ1+ミミズin Trash Can]
勉強になります。
しかしうう真似できるのかしら。
ゴーヤときゅうり用にそろそろ網をつけようと思っていたので次回楽しみです。
すべてがちゃーんとまわっていて、何かの栄養になっていくんですよね。
こういうことが習慣づいているという生活が、生き方にあらわれている気がします。(逆かな?生き方が生活にあらわれている?)
土で汚れた長靴、いいですね(^ー^)
野菜の成長が「凄まじい」、良く伝わってきました(笑)
我が家のコンポストも超ゆるいです。
動物性のものを入れると難しい、とみんな言いますね。
こうやってやるんだ〜!
土づくり、ここをしっかりやっておかなければ
でっぷりしたゴーヤが出来ないのですね。ほう。。
私はせっかちな性格なので、丁寧に作業の出来る人、
そして農具を丁寧に扱う人に憧れます。
う〜ん、このシリーズ、すごい好きです☆
NYでも、コンポスト。。素晴らしい。。
ミミズは、かなりいい仕事するみたいですね。
農家のみなさんみんないろいろ
それぞれの案配でやられてるんでしょうね。
深いですね。。
みんな、生まれて、肥やしになる、
これは、すごいメッセージですよね。
生まれたことは、無駄ではない、
ということですもんね。
人間もそうありたいところです。
こういうこと習慣づけたいです。
まったくもって。
土で汚れるって、ほんといいんです。
昔からやってるひとには、
なにを言ってるんだ、って感じだと思うけど。。
取り組んでる方に、参考していただけるとは。。
動物性のもの。。父に聞いてみたところ、
そこは、あまりこだわってないみたいです。
おそらく、独自の試行錯誤による
案配で、この行程はあみだされているように
憶測されます。
わたしもせっかちなので、
この土作りのじっくりさには、
びっくりですが、一方で非常に
なんだか気持ちが落ち着いてきます。