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wordtable(ワードターブル)レポート。「紫陽花の詩が多かったので 紫陽花が欲しくなりました。」

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wordtable(ワードターブル)、
開催しました。

海辺のちいさなパン屋さんカフェで
詩の朗読、クラシックの演奏、お料理、
映像、うた、季節の花などから想起させられる
イマジネーションを楽しむイベント。


こだわったのは、お客様を詰め込まないこと。
場として居心地よく、美味しく、花があって、
楽しいものにすること。
主役はお客様の感性、
お客様のあたまの中に浮かぶ情景。
いろいろな表現をする
いろいろな人の発表や交流の場になること。
たとえば、どこにも行き場がないひとが
ふらりと来て力まず豊かに過ごせる場に
なるよう継続開催すること。
わざわざ海辺のまちまで来ていただくことを
楽しんでもらえるような会にすること。


最初はちがやさんのパンの盛り合わせ。
はじまるまで、いくつかのわたしのpv映像を
カフェの壁に大きく映写。

いといさんは紫陽花をあしらってくださった。

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トップは、クラリネットのカルテット、
TCM clarinet quartet。

超至近距離のクラシックは大迫力。
カフェで、しかも、半開放ではじめたので
暮らしに溶け込む音楽。

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道の反対側のひとまで自転車を停めて
みていた。

そして若いギャラリーを虜にしていた。

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暗くなるのを待ちながら
ポツポツと詩の朗読。

わたしとちがやさんで交互に。

詩の朗読というのは
聞く方もやる方もあまり機会がないものなので
どうなることかと思ったけど
みなさん集中して聞いていただき、
よい雰囲気の中でできた。

パン屋さんカフェのオーナーの
ちがやさんがご自身のお店で
自作の詩を読むところが、
今回のイベントのひとつのハイライト。
そんなパン屋さんあまりない。

ちがやさんの詩の内容も朗読のトーンも
すごくよかったので、わたしはあわてて
演目を変更して身もふたもないような
なさけなくて誇り高い
「春、ボーリング場にて」という詩を読んだ。




休憩。

ちがやさんの発案で、休憩の間に紙をくばり、
お客様に自分の好きなところを
詩的にいくつか書いてくださいとお願いした。



お客様にカメラマンの方がいらして
水中撮影したイルカの写真を
いくつかお持ちだったので
急遽みんなで見る会に。


後半、

みなさんの書いていただいたシートを
ちがやさんとわたしで朗読。

自分の好きなところ、
というお題もよいし、みなさんが
書いてくださった内容がすごくよかった。

演者としては凹んだけど
会としては盛り上がった。




おざきさおりさんの美しく幻想的な新作映像。

ちがやさんの妹さんがモデルで
わたしが音楽をつけ、生で詩の朗読をかぶせた。
完全に身内製産。でも見応えあるものができた。




ちがやさんの15分におよぶ
自作物語の朗読。

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この大作をずっと場の集中力を
うしなわずできたのは凄かった。
ちがやさんもお客様も。




かおりさんのライブドローイング。

タブレットで絵を描いていただき
プロジェクターで映写、
その間わたしがポロポロギターとうた。

ここでしか生まれない子たちが
生まれ、みなさんに連れて帰ってもらった。


最後にちがやさんといといさんから自作のおみやげ。

いといさんのおみやげは
植物を押し花にしてつくった栞。
本に挟むと押し花を挟んでいるようになる。




終演後、お客様がいま夜空を見ると
国際宇宙ステーションが通り過ぎるのが
見えますよ、と言うので
みんなで外にで見上げたら
ほんとに光がゆっくり通り過ぎていた。

なんだか出来すぎたシメで
もってかれた感もあったけど
それがまたよかった。



今日の演者とお客様のメンツでしか
できない会になった。



お客様からは、

いい時間すごせましたよお

なんかとてもゆったりできました

紫陽花の詩が多かったので
紫陽花が欲しくなりました

などなど声かけていただいた。




みなさん
よい帰り道になっただろうか。


そして、国際宇宙ステーションからは
イマジネーションにあふれた
パン屋さんカフェの灯りが見えただろうか。



次回の準備をはじめよう。







by ayu_cafe | 2016-05-28 22:47 | Trackback | Comments(0)