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しばらくその光に。

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キツネは疲れ果てていた。何も読みたくなかった。言葉なんて余裕のある奴のお茶菓子みたいなものだろ。おれは毎日暮らしていくだけで精一杯だ。キツネは駅のベンチでかばんに入っていた本を出した。ページが夜の光りに透けた。キツネはその光に触った。しばらくただその光に触っていた。


by ayu_cafe | 2018-11-09 21:52 | Trackback | Comments(0)
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