ayuCafe

2010年 03月 28日 ( 2 )

カラカウア通りの風のカフェ。

b0072051_12152238.jpg



カラカウア通り。

ガランカランとしたカフェを、

カランコロンと風が吹き抜け、

カロカロと天井の扇風機がまわリ、

カサカサと表の椰子の樹が揺れる。

波は寄せる。

午後は続く。




*oahu,hawaii*
by ayu_cafe | 2010-03-28 12:18 | oahu,hawaii | Trackback | Comments(4)

リリーフランキー,ミックジャガー

b0072051_043481.jpg





東京タワーの映像化されたものの中では、
TVのスペシャル版の方のやつが最高だった。

オカンが田中裕子。

田中裕子と書いて最高と読んでもいいと思う。
もものけ姫も、ゲド戦記も、
緒形拳さんの追悼のときの「帽子」ってドラマも、
市川準さんの「大阪物語」も。

同時代に、あの芸を享受できるなんて
なんたる幸せ。


オトンが、蟹江敬三。

蟹江さんは、
小栗康平監督の「伽倻子のために」っていう
映画の時が最高だった。

たしか、在日の方のはなしだったと思う。

小学校か、中学のとき、母と、神保町の岩波ホールで観た。

観終わったあと、電車で帰りながら、
母と、「あの白い平原みたいなシーン
すごかったね」と話した。

わたしが、「よくはわからなかったけど、
なんだか、すごく残るものがあった」
というと、母が
「そういうのがいちばん大事なのよ」
と言ってたのをなぜか今でも覚える。

あの映画の中の蟹江さんは、ほんとに
異様な雰囲気でとても印象にのこってる。



この東京タワーのスペシャルドラマのエンディングで、
ミックジャガーみたいなひとの歌が流れた。


わたしは、ストーンズが初来日したとき、
新宿のスタジオアルタに入ってるチケットぴあで
券を買うために、徹夜でならんだような人間なので、
(あんときは寒かった)知らない、ってことは、
ミックじゃないのかな、なんて思った。


でも、ドラマのエンディングにとてもよく合っていたし、
リリーさんというひととミックジャガーってとても
共通するものがある、と感じて、誰だろうと、
気になってた。



ひとつ前の記事で、
リリーさんの情熱大陸をアップしたけど、

酒場、クラブ?みたいなところで、
ものすごくかっこいい抑揚で、名フレーズを吐く
リリーさんの背後で、かかってる曲が
ミックの声みたいで、また気になった。


ちょっとネットでしらべてみたら、
あのドラマの曲は、ミックがalfieって映画のために書いた
Old Habits Die Hardって曲だとわかった。

youtubeで、聴いてみて、情熱大陸の映像を見直したら、
同じ曲だった。


てことは、あの酒場みたいなところでリリーさんの
背後で鳴ってるのは、意図的なんだろうか。

そして、ドラマのエンディングに採用されてるのは、
もしかしたら、リリーさんの希望なのかな、
なんて思った。
(あの曲は、ゴールデンでかかるには地味だもんなあ。
なにかあの選曲には、すごく制作側の思い入れを感じた。
だからこそ、すごくよかった。)



このOld Habits Die Hardって曲には、
これをうたうミックの声には、
ミックのエッセンスがとてもつまってる。

で、それは同時にリリーさんのエッセンスとも共通してる
ように思う。


そのエッセンスって、

男の子の、

かなしさ、なさけなさ、自由、孤独、愛らしさ、

そして、しぶとさ。



ミックの核心のひとつは、ストーンズのfactory girl
って曲にあるとおもってるんだけど、

工場で働く女の子を、工場のそとで
「はやく終わってでてこないかなあ」
と、待ってるしょうもない男の子のうた。


ストーンズには、ミックには、
ただ反体制で、ただ暴力的ではなく、
こういう部分があったから、
こういう部分がベースだから、

世界中のしょうもない男の子(と女の子)が救われたのでは
ないだろうか。

少なくとも、十代の頃、なんも価値もないなあ、
と、自分にも世の中(!)にも、感じていたわたしは、
救われた。



そして、リリーさんにもおなじようなものを
すごく感じる。


かなしさ、なさけなさ、自由、孤独、愛らしさ、

そして、しぶとさ。




一曲が、ぼんやりと感じていたことを
するするとひも解いてくれた。





by ayu_cafe | 2010-03-28 01:21 | 一生勉強。 | Trackback | Comments(2)