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さくらはひかる、つめたくひかる。

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# by ayu_cafe | 2007-04-21 10:49 | 花と樹と庭のこと | Trackback | Comments(8)

朝の光をそそぐ一輪のティーカップ

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時々、この世の中って、
この世のものとは思えないほど、
きれいな時があるなあ、と
ある朝、ねぼけまなこで
しばし見とれる。。。
# by ayu_cafe | 2007-04-17 23:58 | 花と樹と庭のこと | Trackback | Comments(6)

若いお父さんが励みにしている小さな娘の写真に、パワーがないわけがない。

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先日、会社に外線がかかってきて、
1月から取り組んでいた計5つの競合プレの
最後の1つの結果報告をもらった。

全国の20社くらいが参加していたこのコンペ、
結果は、勝利。
これにより、われわれの広告が、
全国のJRと私鉄の全駅と全車内に、
一年間に渡って掲出されることが、
正式に決まった。

事実上、鉄道というものが走っている
日本全国に登場するんだけど、
パリには登場しないみたい。(←あたまえ)

全国の私鉄の駅と車内に掲出される
という別のコンペにも、勝っていて、
これは、実はもう、シリーズ第一弾が、
世の中をささやかに賑わしてる。

あともうひとつ勝っていて、
結果としては、5戦3勝2敗。
いづれも、だいたい15〜20社が参加した
競合プレだったので、まあ、奮闘したかな、と。
ひとえに、若手を中心したチーム全員の
努力と気合いの賜物だな。。

ただ、平行して競合以外の重たい仕事も
かなり動いていたので、気分的には、
18戦3勝2敗、というような感じ。
とにかく今年のあたま3ヶ月は、
近年まれにみる嵐のような
スタートダッシュで、正直、ちょいと
旅に出たくなってしまった。。

とはいえ、重たい仕事は切れ目なく
続いており、先日も、あるクライアントの
製作中の冊子のデザインに対して、
どうしてもやってみたい方向性が
急に見えてきたので、急遽、アポをとって
もらい、打ち合わせに出かけたりしていた。
(旅に出るどころか、打ち合わせに出ている。。)

ところで、今回の最後に勝った案は、
企画やキャッチは見えていたんだけど、
ビジュアルの落としどころが見えなかった。
そんな時、ふと、隣の席の同僚が
机の前の壁に貼って士気を高めている
幼い娘さんの写真が目に入り、
「この写真のデジタルデータある?」と聞いて、
データをもらい、写真をトリミングして
(←この作業大好き)、サクッと文字要素と
合わせてレイアウトしてみたら、
かなりの迫力があったので、こりゃいける、
と思った。

考えてみれば、若いお父さんが、
不安で、不満で、不確かな日々の中で、
励みにしている小さな娘の写真に、
パワーがないわけがない。

その写真を撮った時の、リアルな幸福感、
家に流れる空気、信頼感、もどかしい愛情、
どんな時も守ってくれる親をみつめる子供の目と、
子供にほおずりするような、親のカメラ目線。。
そして、その写真を人目も気にせず大事に、
仕事場の壁にはって見つめる気持ち。。

そういうものすべてがみなぎっている写真を
どん、と使って、案のベースができた。

競合プレは、運もパワーゲームもあるけど、
基本的には、こうゆうものをむき出しで
レイアウトした案が勝たないでどうする、
という気分もあったり。。

でも、この子供の写真、新しく撮影したら、
違うものになるだろうな。。
こめられた日々と想いと空気が違うもんね。。
# by ayu_cafe | 2007-04-16 04:00 | 仕事もしてます | Trackback | Comments(6)

海辺の庭に春がこぼれる。

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只今、海辺の庭では、
春が、こぼれんばかり。。

一気にいきます。




まずは、チューリップ隊から。
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ひいて見ると、おっ、白ねこっ。
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雨上がりの野原のムスカリ。
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土の上で気持ちよさそうなデイジー。
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京都の龍安寺でも咲いてた木瓜(ボケ)。
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雨に打たれてもいい匂いのフリージア。
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スイセンもチラホラ。
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白ねこも、春を満喫。。
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カイウ、という花だそうです。
ま、通称、白ラッパ、でもいいかと。。
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名前不明。
苔花、とかで、いいのでは。。
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ひめりんご、だったかな、名前。
小さなりんごが実るそうです。
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みやこわすれのあぜ道。
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もみじの間から見えるソメイヨシノ。
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おっと、また、白ねこっ。ちょと待てっ。
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ソメイヨシノ。
うちでは、あと、オオシマザクラと、
ヤエザクラが咲いてます。
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桜の花びらの小道。。
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これも名前不明花。
通称、のびざかり。
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もみじの木陰のアゼリア。
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両親は、お昼を奥のテーブルで、
食べたり。。
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白ねこは、あ〜春だな〜、
と目を細めてみたり。。
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春って、なにか、気候も不安定で、
置いてかれるような気もして、
ずっと好きではなくて、
いまも、それは変わらないのですが、
最近は、すくなくとも、
春って、きれいだな、と
思いはじめました。。
(遅いよな。。)
# by ayu_cafe | 2007-04-09 03:32 | Trackback | Comments(14)

大丈夫

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大事な友人の女の子が、
なんだかとてもへこんでいるので、
どうしたものか、と考えて、
おはなしを書いてみることにしました。
(結局自分のことを書いてしまったけど。。)


*************************



「小首をかしげる、てんと君」


くるみの樹の甘い木漏れ日の下、
てんとう虫のてんと君が、
小さな首をかしげています。

てんと君の願いは、ふつうに暮らすこと。
ふつうに仲良く、ごはんをたべて、
笑って、眠って。。

でも、いつも、なにか思うように
いきません。

どうしてだろうと、てんと君は、
小さな首をかしげます。

てんと君は、しかたなく
想像の翼を広げ、まだ見ぬ世界に
羽ばたきます。
そうする間は、いろいろなことを
忘れられるからです。

ほんとうに遠くに飛んで行ってみたい。
しばしば、てんと君は、
そう願いましたが、
いまのところ、飛べるのは、
せいぜい、隣のさくらんぼの樹くらいまで。

もっと、遠くまで飛ぶには、
どう飛んでいいのか、
ほんとうに自分は飛べるのか、
そもそも飛ぶことに向いているのか、
わからないことだらけでした。

そんなわけで、てんと君は、
今日も、くるみの樹の
甘い木漏れ日の下で小さな首を
かしげています。

くるみの樹の大きな葉と葉が、
六月の午後のそよ風に、
かさかさと揺れます。

てんと君は、くるみの樹の葉が
風に揺れ、さざめく音が大好きでした。

その音のことを誰かに話したいな、
と思いました。

そして、そのさざめく音のことを話したい
と思うひとのところまでなら、
いつか、ふありと飛んでいける、
大丈夫、きっと、飛んでいける、

てんと君は、そう思いながら、
ライムグリーンの甘い木漏れ日を
見上げました。
# by ayu_cafe | 2007-04-03 02:44 | ayuCafe 創作 Bar | Trackback | Comments(10)

卯月・一度、冬を越さないときれいに咲かない

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ヒヤシンスが顔を出して、
庭に、春、到来。

ヒヤシンスを
両親が植えたのが秋。

一度、しっかり
冬を越さないと、
きれいに咲かない、とのこと。

う〜む、春のビジョンを描いて、
秋から用意するなんて。。
そして、いちどしっかり
冬を越さないと、か。。
いちいち耳が痛い話。。

立派なヒヤシンスに、
今日も、あたまがさがる。。


卯月
# by ayu_cafe | 2007-04-01 23:41 | | Trackback | Comments(4)

さくらシャワー

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お昼休みに、散歩してきました。
世界中のみなさん、
日本は、本日もきれいでしたよ。







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# by ayu_cafe | 2007-03-29 03:35 | 花と樹と庭のこと | Trackback | Comments(4)

蒼い月の明かりを閉じ込める

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つくってる人間が真剣につくってるので、
真剣に買ってきて、真剣に撮った。

真夜中でも、
驚くほど明るく、
驚くほど蒼い
砂漠の月明かりが、
この逆さにしたショットグラスの中で
ゆっくりと呼吸している。



alfaromeo spiderに母親を乗せて、
高臣大介ガラス展へ。

上の
蒼い月明かり(勝手にわたしが呼んでる)
以外に手に入れたものをご紹介。
(すべて、名付けてしまいました、
ごめんなさい、大介さん)


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ごむの樹の向こうのガラスの樹
(夜中に、のびそう。。)



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つららのグラス
(支柱に手を触れてると溶けてきそう。。)



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ふくらむガラス
(いつもたった今ふくらんだみたい。。)





では、高臣大介ガラス展へご案内。





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今回のガラス展は
あるフレンチレストランの所有スペースで、
行なわれた。

ひと通り眺めた後、
いったん、隣接するそのレストランで、
食事をすることにした。

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テーブルにも大介さんの作品が。。
窓の向こうはプールがあって、
鴨が泳いでいた。。

ちなみに、木製の床の
ブルーがとてもきれいだった。

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そして、実は、ここ、とても美味しかった。
ある種のフレンチって
ダイナミックで、どさっともりつけてあって、
新鮮で丁寧な味わいのものがあるけど、
まさにここがそうだった。
おととしの大晦日に予約して行った
パリのバスティーユのフレンチを
思い出した。

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食事をしながら、
母と庭のどの花をどのガラスに
どんなふうに飾るか話した。


デザートが出る前に、
かなりそれまでで、満足していた母は、
自分の分のデザートと、それから
もうひとつ追加で頼んだコーヒーを、
お店のひとに、
「あちらのギャラリーの方に差し入れ
していただけますか」とお願いした。


ギャラリーに戻ると母は、
じっくり見てまわって、
「この列を。。」ぐらいの勢いで
買っていた。。

大介さんに、「どうして透明なんですか」
と聞くと、彼が、
「植物って茎もきれいじゃないですか、
それを隠してしまいたくないので。。」
と答えていたが、その発言だけでも
お金を払いたいぐらいだった。


そして、いただいて、
すごくうれしかったのが、これ。
彼の作品の自家製パンフレット。
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洞爺湖の朝日や、雪とともに映える
きれいな作品とその世界に浸れる。。

彼の作品は、多分に、
北海道、洞爺湖の湖畔、という、
場所との親密度は大きいと思う。
これが、大阪産とか、
ジャマイカ産とかだったら、
また見方が変わる。。



帰りのクルマの中で、母が、
「色を使わないと、ごまかしが効かない分、
つくる人間の本質的な品性のようなもので、
勝負するしかないのよね」
と言っていた。


来月フランスに行く時は、
彼の作品を持って行って、
フランス人に自慢したい。

日本の高臣大介というひとのガラスは、
こんなに余韻があって、
こんなにひんやりしてるんだよって。
# by ayu_cafe | 2007-03-28 01:49 | gla_gla展 in ayuCafe | Trackback | Comments(15)

“喪失感”を蹴り飛ばす室井滋

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さっき放送してた
「やっぱり猫が好き2007」より。。

“喪失感”がどうのとか、
過去がキャンセル、とか
かっこつけてる人間を
室井滋殿様が蹴り飛ばしてくれます。
いや〜これ、すごい。。

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ちなみに、
このこじんまりとしたカフェに
3月25日には、
339アクセスいただいたのですが、
おそらく、これで多くのお客様を
失いそう。。

でも、がまんできませんでした。。
まちがってももうひとつのブログには
アップできませんが。。

(しかし、TVをカメラで撮るって
昔の小学生みたいだ。。。)
# by ayu_cafe | 2007-03-27 02:12 | ayuCafe TV Bar | Trackback | Comments(4)

フランスのアヴェック 2

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あの。。自分で撮って、アップしといて
なんなんですが、
このアヴェック、なぜか
グッと来てしまいます(笑)

自らの未知なるトラウマに
抵触しているんでしょうか。。

二人の距離かな。。
それとも、うしろの
大きな枯れないバラのせいかな。。
# by ayu_cafe | 2007-03-25 22:42 | フランスのアヴェック | Trackback | Comments(2)

砂浜の熱、波の倍音

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村上春樹さんの本のタイトルを登場させて、
なにか書いて、とのお題があったので、
書いてみました。。





大磯の海は、すぐに深くなるので、
夏でも、そんなに人が集まってこない。
だから、少年は、大磯の海が好きだった。
昔から、海沿いに大きなホテルとプールが
あったが、そこにやって来る人も
海にまでは入ろうとしない。

少年は、とくに春先の海が好きだった。
春の太陽がさんさんと降りそそぐ砂浜は、
Tシャツになってもいいくらいあたたかい。
少年は、もってきたキャンプ用のシートを
砂浜にしく。
風がすこしあったので、シートの四隅に、
その辺に打ち上げられた木切れを置いた。
靴を脱いで、シートに横になり目を閉じる。

よせてかえす音が、頭の中に響く。
天然の波のサラウンド。
上空で旋回するとんびの鳴き声で、
あたりの静けさに気づく。

立体的な波の音に包まれて、
あたたかいビーチで目を閉じていると、
少年は、身体ぜんぶが、どこかに
浮かんでいるような気分になる。

波の音は倍音が多い。
何千、何万、何億という細かな粒が
一度にはじける音。

その音を聞いて少年は、
あるロックグループのボーカリストの
声を思い出す。
彼の声も細かな粒が
一度にはじけるような声で、
倍音が多くて気持ちがいい。

少年は、自然に彼のうたう曲を、
思い浮かべている。
norwegion woodという曲。

その曲の中で、主人公は、
女の子の部屋に案内される。
ノルウェー材でできた素敵な部屋に。

翌朝目覚めると、
女の子はいなくなっている。
主人公は、だまって
norwegion woodに火をつける。
つまり、ノルウェー材でできた
素敵な部屋に火をつける。

少年は、この歌詞とメロディーと
ボーカルが大好きだった。

静かで、気が狂いそうな喪失感。

少年は、目を開け、起き上がる。
春のまぶしい日射しが、
海原の上に、こなごなになって
こぼれ落ちている。
# by ayu_cafe | 2007-03-24 23:51 | ayuCafe 創作 Bar | Trackback | Comments(5)

いい過去はキャンセルされることがない。

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エールフランスの航空券が届きました。
この飛行機が、GWにパリに
連れて行ってくれます。

高いし、短い日数ですが、
まるで、パリにずっと憧れていた
デンバーに住むアメリカ人の
郵便配達のおばさんみたいに、
目をきらきらさせて新緑のパリを
楽しんでこようと思います。

今回は、エッフェル塔の近くの7区に
アパートを借りました。
たぶん、バカンス中だとは思いますが、
アリア様家の近くではないかと。。
(すれちがったらどうしよう。。)
近くに、パン屋さん、お惣菜屋さん、スーパー、
フレンチ、タイ料理、四川料理、
家具屋さん、サロン・ド・テがあり、
なにより浴室に大きな窓がついていて明るいので
決めました。

パリのアパートの部屋が、ある期間、
自分の名前でキープされているのは、
なんだかいいものです。

去年、モンサンミッシェルの島内にある
ホテルに予約を入れた時にも、
同じように感じました。
出発の1ヶ月くらい前から、
通勤途中の電車の中で、
ああ、今、はるか遠いモンサンミッシェルでは、
ある部屋が自分のために
キープされてるんだなあ、
と感慨深く思ったものです。


そこで、ふと考えたのは、
その予約した部屋は、
現在からみても、過去になってから振り返っても、
その数日間、永遠に予約されて、
キープされているんだな、ということ。

つまり、滞在する部屋に限らず、
過去のできこと(とくに、よかったこと)は、
永遠に、キャンセルされずに、
そのひとのために予約されていて、
決して誰かの手に渡ることなく、
永遠に、そのひとのためだけに
キープされているんだな、と思いました、

だから、いつでも、そのドアを開けて、
自分のためだけに用意された記憶の部屋を
訪ねてゆける。


実際に滞在する部屋も含めて、
自分の宇宙に、たくさんの
いい記憶の部屋を増やしていければ、
と思います。
# by ayu_cafe | 2007-03-23 06:26 | ayuCafe travel 国際線 | Trackback | Comments(14)

ねこものまね act.11

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ロミオとジュリエットの
ジュリエット。。



※新事実:ジュリエットは椅子を使っていた。。
# by ayu_cafe | 2007-03-22 09:00 | ayuCafeねこものまねshow | Trackback | Comments(10)

こころのネコ背を何度も伸ばして

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週末は、山梨の施設にいるおばあちゃんに
会いにいきました。
山梨のいなかの家では、
県の花、フジザクラが満開でした。
桃より早いんです。↑


ところで、先週は、終電ダッシュ
というのを二回、
終電過ぎて、深夜バスダッシュを一回、
というようなばたばたで、
しかも一回は、ホワイツデイ用の
ピエールエルメの袋を持って、
もう一回は、叔母へのプレゼント用の
ターシャ・チューダーの
本一式を入れた袋を持って、
ダッシュしてました。

夜中にピエールエルメの袋をもって
ダッシュしてる人間がいたら、気軽に
声をかけてください。。。

まあ、でも、今週は仕事も
落ち着きそうなので
よしとしましょう。。


で、施設へ。。
以前、庭一面を花や果物の樹で
埋め尽くしていたおばあちゃんには、
いつもきれいな写真と花をもっていきます。

旅行から帰ってきた時は、
旅行の写真をカラーコピーで
A4に拡大して、気のきいた
ファイルに入れて見せます。
「ほら、パリだよ」とか
「産地直送の写真だぜ」
とか、言いながら。。

おばあちゃんは、パリの花屋さんの
写真には「いいね〜」とにっこり笑いますが、
「ほら、ガウディだよ」と
バルセロナのカサ・バトリョの写真を
見せた時は、「なんですか。。これは。。」
といぶかしげに見ていました。

まあ、でも、だんだん見せる写真や
写真集がないなあ、と思っていたところ、
出会ったのが、
ターシャ・チューダーという
90歳のおばあさんがつくってる
きれいな庭の写真集。

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庭の花や樹の自然な植え方、
配色もさることながら、
なにより、ターシャさんの意志の強さや
こころの背すじが伸びてる感じが
伝わるのが素晴らしいんです。

いい庭にも、いい料理にも、
いい写真にも、いい音楽にも、いい小説にも、
こめられた意志の強さや、
こころの背筋が伸びてる感じが出るなあ、
と思います。

おばあちゃんもよろこんで
ページをめくってくれます。
ターシャにカンシャなんです。



というわけで、山梨からの帰り道、
中央高速にのると、渋滞の表示が
出ているので、ルートを変えて
途中で高速を降りて、御坂峠を
登ることにしました。

あたりは、ひんやりとした夕闇で、
ぐいぐいと峠をのぼり、
御坂トンネルを抜けると、
それは、あらわれました。



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かつて太宰治も、御坂峠の宿からの
この眺めを小説に書いていました。

こころの背すじが伸びます。。
基本、ネコ背なんですが、
何度も伸ばそうと思います。

ちなみに通り過ぎた河口湖の
夕景もきれいでした。
中国の奥地みたいで。。

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さ、今週も背すじ伸ばして
働いてくるよ、おばあちゃん。
# by ayu_cafe | 2007-03-20 03:29 | 花と樹と庭のこと | Trackback | Comments(4)

グレゴリー・コルベールと、ある結婚記念日。

日曜日は、結婚記念日でした。
そして、グレゴリー・コルベールの
ノマディック美術館の初日だったので、
ブラックパール号で、出かけました。

彼のノマディック美術館は、
写真、映像、美術装置、手紙形式の小説が
一体となった移動美術館です。

ヴェネチュアではじまった、彼の
Ashes and Snowという展示を行なう
ノマディック美術館は、
ニューヨーク、サンタモニカ、と移動して、
東京、お台場に上陸しました。
日本に来るまでの来場者はおよそ100万人
だそうです。

グレゴリーを最初に知ったのは、
同僚のデザイナーの家で。
一緒に仕事をした
アメリカ人の高名なカメラマンから、
「おれの一番好きな写真家だよ」と言って
同僚がプレゼントされたグレゴリーの写真集を
見せてもらった時です。

そして、その後、パリに住む友人の
coCoさんから、このひと、いいよ、
と偶然すすめられました。

昨年の9月にパリに行き、coCoさんに
つれていってもらったサバンナ・カフェには、
グレゴリーの大きな写真が飾られていました。
カフェのマスター、リシャールとグレゴリーは
親友で、よくそのカフェにくる、とのこと。
リシャールは、グレゴリーの特集された
雑誌をわざわざ見せてくれました。
(coCoさん、リシャール、ありがとね)

そのグレゴリーの巨大な美術館が、
よりによって、東京に来る。。

自分にしかない細い糸のようなもの
(運命とでもいうのだろうか)を感じながら、
ドキドキしながら、ブラックパール号を
走らせました。


そして、到着。
ふー、世界を旅する美術館が、無事
立ち上がっています。

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設計は日本の建築家。
環境保護のため、現地で調達できるコンテナと
再生可能な素材による構造体で
組み上がっています。

ちなみに内部は圧巻です。
神殿のようです。
(※館内は撮影不可です)
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ああ、日本もやっとこうやって
見せ方から凝った展覧会を開ける
ようになったんだなあ、と思いました。

彼の作品をほんの少しご紹介しますね。
CG合成はいっさいないそうです。
(問題があれば、すぐに削除します)

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写真集、DVD、そして書簡集を購入。
いずれも、蜜蝋でコーティングされた
ネパール産ペーパーを使用した
ハンドメイドだそうです。
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写真、映像、音と、そして、運命を堪能。

ノマディック美術館を後にし、
レインボーブリッジを渡り、
恵比寿のガーデンプレイスへ。

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暮れてゆく景色を眺めながら食事をしました。
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食後、もうひとつの楽しみだった、
映画「パリ・ジュテーム」を観に、
ガーデンシネマへ。

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「パリ・ジュテーム」は18人の世界中の監督が
撮った、5分間だけの短編作品を編んだもの。
「ドラッグストア・カーボーイ(名作)」の
ガズ・ヴァン・サント、
「天国の口、終わりの楽園(超名作)」の
アルフォンソ・キュアロン、
「セントラル・ステーション(激名作)」の
ウォルター・サレス、といった監督陣、
ファニー・アルダン(最高。。)、
ジーナ・ローランズ(カッコイイっ)、
マリアンヌ・フェイスフル(!)
ナタリー・ポートマン、
ジェラール・ドバルデュー、
ジュリエット・ビノッシュ、
イライジャ・ウッド、といった俳優陣も
すごいけど、とくかくもう
一度にいろんな人間のいろんな
表情、感情が見れた。すごい。

特に「バスティーユ」と「ヴィクトワール広場」と
「エッフェル塔」と「ピガール」と
「マドレーヌ界隈」と「カルチェラタン」と
「14区」の話しが好き。
中でも「14区」は圧巻だった。(個人的に。。)

ああ、自分がパリに何度も行くのは、
結局、人間を学びたいからなんだな、
とはっきりわかりました。

ちなみに撮影日数は、どの話しも、2日〜3日、
脚本は、監督自身。名だたる俳優は
低予算で出演を承諾。各作品の時間は5分。
なにか現状に文句とか言ってる
人間にとっては、耳が痛い。。



映画後、
ガランとしたガーデンプレイスの
駐車場で、ブラックパール号を
なぜかアート風に激写。。

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パリ気分のまま代官山の某カフェで一服。。

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音楽もよかったので買った
「パリ・ジュテーム」のサントラをかけて、
映画のいろいろなシーンを
思い出しながら帰りました。


なにか、自分の好きなひとやものや
過ごして来た時間が、
なにひとつむだになることなく
集まり合って、つながりあって、
しんと発光してるような一日でした。



おしまい。


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# by ayu_cafe | 2007-03-13 01:55 | ayuCafe ART Bar | Trackback | Comments(10)