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水無月・6月とはどんな月か

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6月とはどんな月か。
そりゃ、もちろん、
朝日の中で、かぼちゃの花が
目を覚ますように開く月、
に決まってます。。

ついでに言うと裏庭の菜園で、
きゅうりやトマトがすくすく実のる月。

ひんやりした台所に、もぎたての
きゅうりやトマトが、ごろん、と置かれる月。


水無月
# by ayu_cafe | 2007-06-28 08:21 | | Trackback | Comments(2)

ayuと一緒に朝のお散歩3

あ、起きました?



もうすぐ、着きますよ、エトルタ。。




クルマの助手席ってねむくなりますよね。。




いやあ、いいですね、ノルマンディ。。
風も冷たくて気持ちがいい。。




あっ、今、なにか見えたような。。




ちょっと戻ってみましょうか。


く〜、このセリフ言ってみたかった。
海外でバスや列車だと、
こうはいきませんもんね。



ちょっと、ここに停めるので、見にいきましょう。

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お〜、これだ、これだ、さっき見えたのは。









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なるほど、なるほど、
145番地の普通の個人宅だと。。
ふむふむ。。別荘かもしれないけど。。
ま、基本的に、とんでもないですね。。




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さ、では、気を取り直して、行きますか。
エトルタは、もうすぐのはずです。
眠って行ってもいいですよ。。。
# by ayu_cafe | 2007-06-27 10:00 | ayuと一緒に朝のお散歩 | Trackback | Comments(4)

所持品は、免許書と少しのお金と花屋のスタンプカード

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国立新美術館で絵を展示してる
叔母に差し入れた花。


そういえば、ポイントカードって
あまり持ってないんだけど、
このよく行く花屋さんの
ポイントカードだけは持ってる。

なんかよくない?

所持品は、免許書と少しのお金と
花屋のスタンプカード。。

とかって。。笑
そういうプロフィール、そういう人生。。笑
なんか事件に巻き込まれた時、
警官が無線で報告とかしてたり。。笑



この花屋さんには、もうひまわり達も入荷中。


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国立新美術館は、うねってました。。

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モネ展も、ついでに見たんだけど、
笑う程混んでて(あれは消防法違反なのでは。。)
52秒くらいで見終えて出てきてしまった。。苦

マルモッタンの静寂がなつかしい。。
でも、あの雪の絵の白は
きれいで、まぶしくて、すごかった。。



地下1階のスーベニアフロアは
少し話題だったけど。。。苦
ゲド戦記のDVD宣伝用の
フリー文庫本がどさっと置いてあったので
もらってきました。。
CMをつくる予算を、こっちに費やしたそう。。
CMをつくらない時代が来たんだなあ。。

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# by ayu_cafe | 2007-06-26 06:28 | 花と樹と庭のこと | Trackback | Comments(12)

不良娘は家に帰って来た。

叔母は、戦後間もなく生まれ、
かなりのやんちゃ娘だったらしい。
まあ、不良の先駆けか。。
いちど出かけると、なかなか帰って来なかったり、
よその家でご飯をご馳走になっていたり。。
女ガキ大将みたいだったらしく。。

不良娘は、大人になって、
結婚して子供ができて、離婚して。。
30歳〜40歳くらいの時かな。
こりゃ、子供達を食べさせねば。。
ここ、ふんばんないと。。と決心。

だけど、今まで、人に雇われた
ことなんてない。。どうしよう。。
そこで思いつく。

そうだ、絵を描こう。
絵なんて、描いたことないけど。

そして、不良娘は家に帰って来た。

模様絵師をしていたお父さんに、
日本画をすこしづつ教わった。。

不良娘は家に帰って来て、
次々に絵を描いた。。











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現在、叔母の名刺には、
内閣総理大臣賞、東京都知事賞
といった受賞歴が並び、
美術年鑑にも有野契章の名前で
掲載されている。
今は、叔母の絵を最初に評価してくれた
会の常任審査員。

不良娘を知ってる誰もが
こんなことになるとは思わなかった。
自分でも、思わなかったらしい。


叔母は、いつも、たばこを吸う時、
ライターの火は最大。
派手好き。
パリのマレで派手な孔雀のショールを
買って帰って、あげたら、
喜んで羽織って出かけてる。
おばあちゃんの施設へは、毎日通う。
私がしょぼくれた顔をしてると、
山梨弁で聞いてくる。

「なんだあ?ずいぶん元気ねえじゃんか?」

そう聞きながらたばこに火をつける。
ライターの火は最大。

叔母のことを考えるといろいろなことが
楽になり、いろいろなことに気合いが入る。

国立新美術館の展覧会で、
大きな絵を飾るらしいから、
ド派手な花束をもって会いに行こうと思う。
# by ayu_cafe | 2007-06-21 07:46 | かぞくのこと | Trackback | Comments(20)

持病とお付き合い。

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この2ヶ月くらいは、久しぶりに
持病の発作がなかなかおさまらなかった。

持病とは小さな頃からの付き合い。
大人になってからは、発作の回数も
減って、対処法もだいぶわかってきた。

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対処法は、主に薬なんだけど、
発作の大きさのレベルによって4段階。

レベル2までの薬は、いつも
かばんに入れて持ち歩いている。
持ってるだけで安心して、
発作が出にくいときもある。

レベル3の薬は、海外に行くときは
持っていくけど、強いので、
飲まなければいけないときは、
くだいて、少しだけ飲むようにしてる。

レベル4は、病院で点滴だけど、
最近は、ここまで悪くならないかな。

いずれの対処法も心臓への負担が、
かなりあるので、一日の回数制限と
心臓の状態と相談しながら処方する。

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発作は、夜に出ることが多くて、
そうゆう夜は、かなり長く感じる。
治りかけの時、朝まで眠れたりすると、
おぉ、朝まで、一度も起きずに眠れた!
と、ひとり、達成感にひたったり。。

そんな時の朝の光は特別なもののように、
美しく感じる。

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持病からは、おかげさまで
いろいろなことを学んだ。
まず、大きめトラブルには、
動じないようになった。。
(小さめのものには、動じる。。)

あとは、不勉強な医者や、
会話の苦手な医者と、その時の
最善の方法を話し合う術を覚えたり。。
時代によって、ひとによって、
対処法が変わることも学んだ。

なにより、人間の身体って、
身体的につらい状況にある時、
名言や、思想や、前向きな気持ちに
よってではなく、最後は、
本能的に生きることを欲望するんだな、
ということがわかった。

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まあ、家族も、働く環境も、
クライアントも、自分の性格も、
全部、持病っちゃ、持病なので、
その都度、対処法があるんだと思う。


ああ、でも今回、ほとんど
症状が落ち着いてきてよかった。。
また、世界が、いっそう美しく見える。






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# by ayu_cafe | 2007-06-17 12:35 | 一生勉強。 | Trackback | Comments(14)

ねこものまね act.13

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ふて寝。。



※なにか、気にいらないことがあったらしく、
口もききません。。。
# by ayu_cafe | 2007-06-13 07:30 | ayuCafeねこものまねshow | Trackback | Comments(8)

68歳のサンタルチア

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父が定年後通いはじめた歌(声楽)の教室の
発表会が横浜であり、家族で行ってきました。
父が歌ったのは、
「帰れソレント」と「サンタルチア」。。

偶然ですが、私は、6年前の今日、
ナポリのサンタルチア港から船に乗り、
ソレント半島の沖に浮かぶカプリ島という
ところで、結婚式を挙げました。
(当日の朝の模様はこちら。。)

カプリへは両家の家族と共に行ったので、
母は、この歌聞くと、また行きたくなるわね〜と
余裕な口ぶり。。
私は、父が人前できちんと歌えるか、
気がきではありません。。

もし、歌が止まっちゃったら、
後ろにぶっ倒れちゃいなよ、
エディット・ピアフみたいに、
とは、アドバイスしたのですが。。

まあ、結果的はまずまずだったけど、
聞いてる方は、めちゃ疲れてしまいました。。

本日の主役と、母。。

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発表会自体は、まじめな声楽の
先生の会だったので、
みなさんの真剣さや、歌の好きさが伝わって
ある意味、とても面白かったです。
アッバス・キアロスタミや、
アキ・カリウスマキや、
マイク・リーとかが映画にしたら面白そう。。
素人ってほんと面白い。
みんないろんな人生とか日常とか
あるんだろうなあ、なんて思いました。。



で、主役、終演後は、とにかく一息入れるために、
横浜、山手の十番館へ。

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たまたま向かいの外人墓地が、
見学できる日だったので、
ちょっと見学して帰りました。

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それにしても、カプリ島で式を挙げてた時は、
6年後に、父がサンタルチアを歌い上げている
とは思いませんでした。。
68歳で、サンタルチアを歌い上げる人生も
まあ、悪くないような気がします。。

私も、いつかどこかで、思い返して、
緊張でカチコチのサンタルチアが聞こえてくる
というのも、まあ、悪くないような気がします。。

あ〜でも緊張した。。。
父の日は、これで十分だ。。。




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# by ayu_cafe | 2007-06-11 00:26 | かぞくのこと | Trackback | Comments(10)

潮の匂いがしてきました。

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このところ、東京から帰って来て、
海辺の駅で降りると、
ああ、潮の匂いがしてる、と思う。

これから数ヶ月は、この匂い、
このウエットな空気と、お付き合い。
湿度が多すぎる日はこまるけど、
このウエットな空気の匂い、
好きなんですよね。。

環境が人間に与える影響って大きいので、
まあ、ウエットな人間になるのも
しかたがありません。。。
# by ayu_cafe | 2007-06-08 00:05 | 海辺の生活 | Trackback | Comments(7)

3倍返し

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今日、社長様からひさしぶりに、あることで、
クレームをみっちりといただきました。

まあ、そういうこともあるよね。。

査定の時期なので、大きなダメージを
いただくかもしれませんが(そんなもんです)、
ま、それならそれで、
評価、取り戻したいと思います。
3倍くらい。
次の査定でだめなら、
そん次でもいいでしょう。
死ぬほど、きっちり仕事して、
カッコいいものつくってやろうと思います。

今やってるデザイナーとなら
そうとうできるな。。
昨日もいっこ、
いいアイデア思いついちゃったし。。

なんだよ。。やる気出てきちゃったよ。。








あ、そうそう、今日の新聞に、20歳の時に、
世界中を旅して「何でも見てやろう」という
本を書いた作家の小田実さんが、
久しぶりに登場してました。

末期のがんの小田さんは、病室に
原稿用紙と校正刷りを持ち込んで
こんなこと言ってます。

「あと6ヶ月は生きたい。11月まで生きたら
小説が書き上がる。そのあと、もし生きて
いたら、文明論を書くつもりだ」


まったく、へこんだ、
とか、おこがましいです。
# by ayu_cafe | 2007-06-06 01:04 | 仕事もしてます | Trackback | Comments(6)

ブラックパール号デート

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ブラックパール号の純イタリア製
V6エンジンをドォルルンッとかけて、
本家ブラックパール号の船長
キャプテン・ジャック・スパロウに
会いに行く。

まあ、早い話が、
パイレーツオブカリビアン3部作完結編を
妻と観に行ったわけです。
ちなみに妻と行動すれば、
なんでもデートなんです。。

いやあ、しかし普段から自分のことを
“まあ、元々しがない海賊だしな。。”
と思ってやりくりしている身にとって、
これは、観に行かぬわけにはいきません。。

で、rolling stonesのsticky fingersを
聞きながら、シネコンへ。
う〜む、海賊旗のはためく音が聞こえます。
そして、けむたい狼煙の匂いがしてきます。。
(↑その気になりやすい。。)

しかし、ディズニーは、よくこんな複雑で、
何を考えてるかわからない主人公の
キャラクター設定に、OK出したな、
それがまた、よく全世界で
大ヒットしたな、などと考え、
ジョニー・ディップが自分のポリシーを
ひとつも曲げずに、大作映画に出てるのも
素晴らしい、などと思います。

それにしても、船が美しく撮れてる。
こんなにも海賊時代の船の造形って、
美しいものか、と思う。
特にフライング・ダッチマン号が水中から、
海上に、サバーンッ、と現れるときの
美しさといったら。。

あと、キャプテン・バルボッサ、
見直したよ。。う〜む、いい海賊だ。。

終盤、待ちに待ったstonesの
キース・リチャーズが現れ、
ジョニー・デップにアドバイスする。

「誇りを忘れず、いつも正気でいることさ」

なるほど。。

思えば、このセリフ、まんま、stonesの
ミュージシャンシップに当てはまる。
悲観的になりすぎず、楽観的になりすぎず、
等身大の誇りをもって、つねに正気で、
自分の大事なことのために、
まじめに取り組む。。。

お言葉、ありがたく
いただきました。。

帰りは、また、ブラックパール号の
V6エンジンをドォルルンッとかけて、
しがない、いち海賊に戻り、
ちょいと美味しいチャイナ(ま、中華です。。)
に寄って帰りました。。
(チャイナデートです。。)

ああ、いつか、美しい海賊船が欲しい。。
(↑全然、正気ではない。。)

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# by ayu_cafe | 2007-06-05 01:35 | ayuCafe 映画 Bar | Trackback | Comments(6)

2つの送別会

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もう7年くらいお仕事させていただいている
こじんまりとした会社がある。
こじんまりとしているので、
いつも社長さんと主要スタッフの方と
お話しながら、仕事をすすめる。

先日、その主要スタッフの女性の方が、
いろいろな事情で、急に退社される、
と電話で聞いた。

いろいろな事情で、
「このお電話が最後のご挨拶になってしまい、
大変申し訳ありませんが。。」とおっしゃるので、
私が、
「○○さん、今日午後、15分くらいお時間
あります?」と聞くと、
「あります」とのこと。
「じゃ、ちょっと伺いますね」

ということで、超特急で仕事の区切りをつけて、
会社の近くのピエール・エルメで買い物をして、
こじんまりとした会社へ。

結局1時間くらいお話してしまった。



同じ週に、巨大企業のあるプロジェクトで、
担当だった方の送別会に参加した。
プロジェクトはなんとか、かたちになったが、
正直、その方とは、終盤、かなりぎくしゃくした。

送別会の席で、われわれのつくった
プロモーションブックのことが、話題になった。
これは、そのプロジェクトの企画と
実際のつくりもののほぼ完成型を載せて、
初期段階で提案するという、かなり独自の
30ページくらいの企画書だった。

担当の方がひとこと。
「今回、異動する時、
今の部署からほとんど荷物は、
持っていかないんですけど、
あのプロモーションブック
だけは、持っていこうと思ってるんですよ。」

まったく、そういうことを言わないで欲しい。
こっちは、まだぎくしゃくしてるんだから。。
泣きそうになるから、
そういうことを言わないで欲しい。



ゆっくりとした歩みではあるけど、
“人”と仕事ができた実感は、財産。


ありがとうございました。
# by ayu_cafe | 2007-06-03 08:20 | 仕事もしてます | Trackback | Comments(6)

5月の庭の光について

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# by ayu_cafe | 2007-05-30 02:13 | 花と樹と庭のこと | Trackback | Comments(6)

色彩だけが、さざめくようにさわがしい。

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マルモッタン美術館は、手前の公園から
とことこと歩いてくるのが、おすすめ。
輝く新緑の頃がおすすめ。
夕方くらいがおすすめ。

ベルト・モリゾの部屋は2階。
繊細で、ひんやりと静かで、
清々しく凛とした作品たちが
そこで待っていてくれます。

漠然と、幸福と紙一重の空虚を感じたりします。
現実的で、現代的な
冷たいロマンティシズムを感じたりします。

大きな窓から、輝く新緑がせまってきます。
ひとはあまりいません。
静寂。
色彩だけが、さざめくようにさわがしい。。


美術館を出ると、フランスの子供たちが、
シンプルなメリーゴーランドの馬たちに
またがって、おじさんが動かしてくれるのを
ニコニコと待っています。
# by ayu_cafe | 2007-05-29 03:35 | ayuCafe 絵画 Bar | Trackback | Comments(6)

パリでいちばんの食堂へ

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ayuCafe風パリ案内、
今回は、パリで(私的に)いちばんの食堂へ
ご案内します。

食堂の名前は、chez coCo。
そう、友人のcoCoさんのお部屋なんです。

このお部屋は、カルチェラタンをのぼって行った
パンテオンの裏あたり、ムフタール通り、
という通りの奥にあります。

このムフタール通りは、パリの胃袋とも呼ばれ
食材屋さん、食べ物屋さんが細い通りにいっぱい。
ひとも若い連中がいっぱい。
夏に来た時、coCoさんとカフェで話していて
1時すぎても平気でごったがえして
いるのでびっくりしました。。

だから、大きな樹が茂った中庭のある
アパートに入ったとたん、あらわれる静寂に、
とても驚きます。。
パリの中庭ってみんなこうなんでしょうね。。

フランス人風にちょっと遅刻してしまい、
午後8時に到着。
料理に魂を捧げるcoCoさんが
完璧なセッティングで迎えてくれました。

まずは昨年夏、夜中にしか見れなかった
中庭の樹々と感動の対面。。
空がゆっくりゆっくり暮れていく下で、
鳥のさえずりと樹がそよぐ音だけが聞こえます。

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向かいのアパートの向こうはパンテオンで、
その先は、リュクサンブールで、
その先は、サンシェルピスで、
その先は、サンジェルマンで、その先はセーヌで、
その先は、ルーブルで、その先は、パレロワイヤルで、
その先は、サンラザールで、
その先は、ノルマンディーで。。。
と、すでに、酔いが回りそうです。。

まずは、ビールを出していただき、前菜を堪能しながら
晩餐のはじまり。。

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暮れてゆくパリを静かな緑の中庭から眺め、
こころのこもった友人の料理を味わう。。
あぁ、もうパリ十分かも!(一日目だけど。。)
なんて思います。

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↑coCoさん自家製の棚に、coCoコレクション。。。
あぁ、もうパリ十分かも。。

感激してる間もなく、お皿は進み、
暗くなってくると、coCoさんがローソクを
灯してくれます。

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ワインをいただきながら、いろんなことを話しました。
BGMは、ずっと大好きなミルトンナシメント
をかけてもらいました。
まさか、「トラベシア」を聞きながら、こんな
素敵な夕ご飯食べれる時が来るなんて。。

じゃあ、そろそろ、といって、席を立ったのは
もう12時近く。。

鳥のさえずりも聞こえなくなった中庭は、
いっそう静かで、
アパートの外扉をしめると、再び
喧騒のムフタールに立っていました。
なんだか夢のような時間でした。

中庭の樹々、調理棚にならんだ数々のスパイス、
パン入れ、鍋敷き、テーブルクロス、棚のディスプレイ、
ミルトン、夕暮れ、ロウソク、向かいのアパートの部屋に
灯る明かり。

旅行は、土地と歴史と文化と人の精神のたたづまいに
触れるものだと私は思っているんですが、
その意味で、とても濃厚な旅行ができた気がします。。


coCoさんと、パリと、そしてぽこさんに
感謝を込めて。


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# by ayu_cafe | 2007-05-28 01:05 | ayuCafeパリ案内 | Trackback | Comments(8)

木洩れ陽の下の、YMOと小学生

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昨年9月にフランスから帰って、
すぐに出かけたのは、とろそれさんの
ピアノコンサート。

今回、フランス帰りに行くのは、YMO。
YMOは、ずっと好きだったけど、
観るのは、はじめて。。
坂本龍一のテンションコードに、
高橋幸宏のジャストなスネアに、
細野晴臣の天才的なリズムセンス。。
信じられない。。
ああ、ドキドキする。

会場のパシフィコ横浜までは、ブラックパール号で、
クラシックのコンピレーションCDを聞いていた。
このCD、ジャケットの蝶がとてもきれい。

モツアルト、ベトベン、ブラムス、と聞きながら、
ずっとフランスの緑や木洩れ陽のことを考えていた。

フランスに行って、クラシックの扉が
バーンと開いてしまった。
もうすべての弦やピアノの余韻が、
フランスの樹々の緑や木洩れ陽に染まって聞こえる。

クラシックを聞くことって、
おりかさなる緑と光の中を歩くことなんだ、
って、やっとわかった。


会場地下のパーキングにクルマを入れると、
NHKの機材車がたくさん停まってる。
大きな会場は10年ぶりだもんね。
会場に入ると、ロビーで、篠山紀信さんが、
ガハハと笑ってる。。
まあ、10年ぶりだもんね。。

ロビーからは、横浜港やベイブリッジが見える。
いいホールだな、ここ。

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あの自転車の子達は、これから、
伝説的な3人のライブがあるなんて
知らないんだろうな。。
こうゆう並行する2つの時間のことを
考えるのって結構好き。


席につくと、ステージのモニターに、子供達の書いた
家族の絵がスライドで映されている。

今回のライブは、小児がんの子達を応援するためのもの。
生まれてはじめて覚える言葉が、「痛い」、というような
子達を応援するもの。

子供達が書いた、
おとおさんやおかあさんの絵を見ていると、
ちいさな子供って、自分がどんな状況でも、
目の前のものを素直に、前向きに信じるんだな、
なんて思って、ちょっと胸がつぶれそうになる。


それから、開演までは3つ並んだ機材を見ながら、
小学生の頃のことを思い出していた。
「こんどのYMOのアルバム、BGMって
言うんだぜ」なんて友達と話したり、
ラジオでやっていた海外公演を録音して、
覚えて、曲順通りに「テテテ〜」とか歌いながら、
学校から帰ったりしていた頃のことを。


そして開演。ああ、ついに観れた。。
一曲目、「以心電信」じゃん!
うわあ、これが、一曲目か。
しかも構成変えてる。
サビを強調してる。
この曲のサビの英語は、
「キミがキミを助けてあげようね」
っていう意味。
制作当時、深刻化する幼児虐待に
NY市が掲げた、"Treat Yourself(自助)"という
スローガンから細野さんが影響を受けてつくった。

ああ、2007年にYMOがふらりとあらわれて、
まず、「がんばろうね」ってメッセージしてるよ。。

次の曲は、うわっ、「スポーツマン」だ!
ちょっと待って、これ、涙が出るほど
好きな曲なんだけど。。
今日、どうなっちゃうんだ。。

でも、今日は子供たちのためのライブだから
やさしい選曲なのかな、と思う。
じゃ、今日は、「Riot in Lagos」は
やらないかな、「ラゴスの暴動」だもんね。。

と思ったら、うわっ、「Riot in Lagos」だよ!
ヒップホップ創世期に、NYのラッパーが
この曲をターンテーブルでまわして、
ラップしてたんだよな。。
リズムがすごい、ぜんぜん贅肉ついてない。。

うわっ、次は「ONGAKU」!
20年ぶりくらいの演奏だよな。
ああ、いい曲だなあ。
3人がバトンをまわすように歌ってゆく。

♪ぼ〜くは、地図帳ひろげて、ONGAKU
 き〜みは、ピアノにのぼって、ONGAKU
 ぼ〜くは、リンゴかじって、ONGAKU
 き〜みは、電車ゴトゴト、ONGAKU
 ああ、待ってる いっしょにうたうとき。。

サビの教授のフレーズをトレースする
細野さんの鉄琴の音を一生忘れないだろうな。。


うしろに映されるビジュアルも
ずっとよかった。
いちばんよかったのは、
風にそよぐ樹々の葉からの木洩れ陽を
見上げている映像。

来る時、クルマの中で考えていた、
フランスの木洩れ陽と、すっと、つながった。


まあ、いろんなことがあったかもしれないけど
YMOと、YMOを聞いてきたあの小学生って
年をとって、こういう木洩れ陽の下に、
たどりついたんだな、なんて思った。
こういう木洩れ陽の下で会うことができる
筋書きだったんだな、なんて思った。



終演後、横浜港のかすかな潮の匂いの中を、
駐車場で、待っていてくれる
ブラックパール号のところまでゆっくり歩いた。
アンコールでやった賛美歌みたいな響きの
「Chronograph」の歌詞を思い出しながら。

♪はしる とまる さがす うたがう 
 ゆれる しんじる すすむ
 ふれる おもう わらう みつめる 
 よぎる あがなう いきる







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# by ayu_cafe | 2007-05-24 01:49 | ayuCafe Music Bar | Trackback | Comments(4)