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すこし先で。

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キツネは思った。いっときの安心やぬくもりやなぐさめが、進むときに足を取られるように感じてしまうのはなぜだろう。すこし先で待ち合わせしたいんだ。それまでの苦労はあたりまえだからなにも言わずに。お互いを先へ進むために利用したいんだ。だから切実にきみが必要なんだ。


# by ayu_cafe | 2018-08-21 10:16 | Trackback | Comments(0)

美しさを切望しながらマイナススタートであがく。

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子ぐまが言った。僕は出かければ忘れ物をする。生きればトジを踏む。感情的になる。美しさを求める資格なんてない。#お洒落なオカマのキツネ が言った。あら、みんな、神さまの愛しい失敗作よ。失敗作達の憧れが美しさを研ぐの。生きることは美しさを切望しながらマイナススタートであがくことよ。


# by ayu_cafe | 2018-08-19 04:53 | Trackback | Comments(0)

なみのなだらか

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なみのなだらかせなかにのって

なのないなつのこいなくなった

ないだあいだになめしたくつが

なまあしなつくなみだはなめた


# by ayu_cafe | 2018-08-18 07:32 | Trackback | Comments(0)

僕はもう大人だから 願いごとは僕で始末をつけるのさ 「東京と今日」大森靖子

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# by ayu_cafe | 2018-08-17 11:03 | Trackback | Comments(0)

melancolia storytelling 眠る前になでる本。光に透ける魔法付き。 について。

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melancolia storytelling

眠る前になでる本。光に透ける魔法付き。

について。


この本の最大の特徴はトレーシングペーパー(半透明の紙)の扱い。通常トレぺは、本の最初と最後のページなど、部分的に「装飾」として使われることが多いのに対し、この本では、「本編」として文字頁よりも多く使っている。

全ての写真をトレペに印刷して光に透けるようにする、と決めたものの、写真は「装飾」ではなく「本編」にしたかったので、どれだけきれいにリアルに印刷で再現できるか、かなり不安だった。

サンプル版を見てびっくりした。美しい。日本の印刷技術って凄い。

特に真ん中の見開き頁の、薄暮の薔薇の写真は、トレペの質感とも相まって、なんともまろやかな存在感が出た。そう、存在感。写真や色味や言葉ではなくて存在感のある本をつくりたかった。

一緒にいるだけでいい。たまに話すだけでいい、話さなくてもいい。たまにけんかする。仲直りする。一緒に旅に出て一緒に眠る。そんな本をつくれた。

そして、あのなんともまろやかな薄暮の薔薇を、距離や時間を越えて届けることができる。この光をはらんだ本があなたの無口な親友になることを願って。


#melancolia storytelling

#眠る前になでる本。



# by ayu_cafe | 2018-08-17 10:04 | Trackback | Comments(0)

避暑。

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# by ayu_cafe | 2018-08-15 17:11 | Trackback | Comments(0)

雲を見にゆく旅。

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子ぐまが聞いた。生きる意味ってあるのかな。クマが答えた。ないよ。人生は雲を見にゆく旅さ。たえまない列車に乗り、きりのない雲を見る。両手を投げ出し雲が胸をすり抜ける。意味を求めるから悲しくなる。あまり知られてないけどぼくらは自由なのさ。雲の海原に遊ぶ綿毛のように。


# by ayu_cafe | 2018-08-14 11:43 | Trackback | Comments(0)

庭と霊と一緒。

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いなかのお盆は盛大。大きな台に位牌を並べて背後に掛け軸をかけ、お供えものをどっさり。毎食お膳を供え、ぼんぼりを一晩中灯す。十万億土を越えてみんなが帰ってくる。庭の蝉も採ってはだめ。庭と霊といつも一緒。いまも。みんな側にいるの知ってるよ。この庭も悪くないでしょ。ゆっくりしていって。


# by ayu_cafe | 2018-08-14 11:37 | Trackback | Comments(0)

このままじゃあのひとと同じ。

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#お洒落なオカマのキツネ が言った。気分を持ち直すコツ?そうね、あんまり誉められたやり方じゃないけど。あたしひとと同じが嫌なのね。だから、これじゃ、恋愛依存のあのひとと同じ、感情的で雑で礼節を欠く人間と同じ、口ばっかのアイツと同じ、それだけはイヤ!って仕方なく頑張り出すわけ。


# by ayu_cafe | 2018-08-12 21:54 | Trackback | Comments(0)

ひんやりとした友達

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キツネには遠くで暮らす友達がいた。ある日、キツネは失ったものに囚われ、さみしくて仕方なくなった。ふと友達のSNSを見た。友達はひとりでひんやりと暮らしていた。きれいなものをあきらめず、自分をあきらめず。キツネに必要なのはひんやりとした遠くの友達だった。


# by ayu_cafe | 2018-08-11 12:35 | Trackback | Comments(0)

わたしたちには時間がない。

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「わたしたちには時間がない。美しいとき、発想が湧くとき、体力があるとき、好奇心が持続するとき、出会えるとき、はじめられるとき、それはつかの間。悲しくはない。咲き枯れる花と同じいのちのしくみ。失敗できる時間も、もがける時間も有限。ねえ。時間がないって素敵ね。」#魔女の帰郷


# by ayu_cafe | 2018-08-07 04:06 | Trackback | Comments(0)

ねこカメラマン。

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モデルさんの撮影が楽しみで、ねこさまで練習してたら、いつの間にかねこカメラマンとしての腕を上げているような。。ま、いつもモデルさんがよいだけだけど。


# by ayu_cafe | 2018-08-03 21:09 | Trackback | Comments(0)

指輪にみたてて、祈りの純度をあげる。

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クマは気づいた。そうか、白紙に描いた知らない町の地図、基地にみたてた押入れ、指輪にみたてたシロツメグサ。実際の町より基地より指輪より、みたてることが好きなんだ。居場所を追われた異教徒が洞窟に十字を刻んで祈るように。その祈りが好きなんだ。うつろいや批判の只中で祈りの純度を上げよう。


# by ayu_cafe | 2018-08-03 20:54 | Trackback | Comments(0)

スプリンクラーのタイミングを計る。

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山梨の山の麓、果樹園の中で育った。桃、巨峰、デラウエア、ロザリオ、さくらんぼ。夏休みは桃の果樹園の中の細い農道を町営プールに通った。びしょ濡れになるから自転車を停め両側のスプリンクラーのタイミングを図る。落ちた果実の濃厚な匂い、降るような蝉時雨。記憶はいつも息苦しい。


# by ayu_cafe | 2018-08-03 20:50 | Trackback | Comments(0)

コタン小径

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パリの夜、タクシーから階段が見えた。モンマルトルの近く。ふとなつかしいと思った。その後山梨のいなかに帰った時、なつかしいと思わないわけない、とわかった。小さい頃から当たり前のようにあった、叔父が若い頃に描いたユトリロの模写。それを見て育った。翌年行ってみた。いや、帰った。

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# by ayu_cafe | 2018-08-03 07:12 | Trackback | Comments(0)